• メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

    ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

    ショップ「めめんと・もり -美術と神話の不思議かいぶつ雑貨-」が名古屋のクリマに再出展します!
    2018年12月1日(土)の一日出展となります^^

    【絵画10点】残酷なギリシャ神話。音楽合戦の末、アポロンはマルシュアスを皮剥ぎに

    Bartolomeo Manfredi (1616-20) -

     ギリシャ神話の中に、アポロンがマルシュアスの皮を剥ぐという残酷な話があります。
     ある日、サテュロスであるマルシュアスは木管楽器を拾いました。その笛はアテナが捨てたものでしたが、彼は器用だった為にやがて名手となりました。他のサテュロスやニンフにもてはやされ、調子に乗った彼は「俺が世界一の音楽家だぜ!アポロンの竪琴なんかよりな!」と豪語するようになります。怒り心頭のアポロンは「俺と勝負しろ!」と言い、勝者は敗者に何をやってもいいというルールを付け、二人は音楽合戦をすることになりました。審判者はアポロンの従者ムーサ。陰謀めいた音楽勝負は、もちろんアポロンの勝利。
     刑罰は恐ろしいものでした。アポロンは彼を木に吊るすと、生皮を剥がし出したのです。激痛に泣き叫ぶマルシュアスをアポロンは無視します。皮を剥がされ尽くしたあと放置され、彼は絶命します。その時に流された血がマルシュアス河となったとされています。(一説にはサテュロスやニンフ達の涙が河となりました)
     合戦の末に残虐な刑となった絵画10点をご覧ください。閲覧注意となります!


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    モノクロ画「グリザイユ」の絵画 12選。立体的で硬質的な美しさがあり、まるで彫刻

    France Author (Master)  16th - コピー

     グリザイユはモノクロやセピアで描かれた、単色の絵画のことを指します。
     絵画を描く際は白黒で明暗を白黒で表現してからカラーを乗せていきますが、グリザイユはモノクロ段階で止めた作品となります。グリザイユは主に、祭壇画の扉絵(閉じられた部分)や、小物、レリーフに描かれました。立体的で、硬めな雰囲気があるので彫像の代用として描かれたり、当時絵具は高く、画家の製作時間も限られていた為、手早く描ける作品として描かれていました。もちろん、芸術的立場からもグリザイユは描かれました。
     グリザイユの作品12点をお楽しみください。


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    上機嫌な死神の絵画 12選。死神は満面の笑みで語る―死は避けられない定めだと

    Death_and_the_miser_Frans_II_van_Francken - コピー

     死の象徴である死神は、西洋において大量に描かれたり作られたりしたモチーフです。
     中世ルネサンス、バロック時代は戦争や疫病、魔女狩りなど、常に死を隣に感じているような時代でした。死に関する主題は、メメント・モリ(死を想え)、死の舞踏、死の勝利、ヴァニタスなど沢山ありました。死は骸骨の姿で動き回り、死神として芸術内を動き回りました。今回は人の臨終の前に訪れたり、特定の人の元へ来て死をもたらしたり、鎌や矢を持っていたりと、死神らしい役目を担った骸骨の絵を集めました。
     やる気に満ち溢れた、ノリノリな死神の姿12点をご覧ください。


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    【絵画11作品】北欧神話の光の神バルドルは、ロキに騙された弟ホズに殺される

    DoeplerBaldursKilling

     ラグナロクが起こる以前、神々の間で大事件がありました。それは光の神バルドルの死。
     バルドルは主神オーディンと妃フリッグの息子で、皆から愛されていました。しかし、彼は悪夢にうなされるようになります。母は深く心配し、世界のあらゆるものに対し「息子を決して傷付けない」という誓約をさせました。何に対しても無敵になったバルドル。神々はそれを確認しようと、石や武器など何でも投げ付けました。傷一つ付かない彼を見て、神々は大喜びをしました。
     ですが、狡猾の神ロキはそれが面白くありませんでした。彼はヤドリギだけ契約していないことをフリッグから聞き出し、ヤドリギを引っこ抜いて、バルドルの弟(双子の弟という説も)であるホズの元へ歩み寄ります。ホズは盲目の為、隅に立っていました。ロキは満面の笑みで彼の肩に手を置き・・・。
     バルドルの死の絵画11点を見ながら、北欧神話の物語をお楽しみください。


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    持物=アトリビュートで人物特定。西洋美術の図像学アトリビュートについて学ぶ

    Filippino Lippi Four Saints Altarpiece art painting2

     古典的な西洋絵画を見ていて「これ誰?」と思ったことはありませんか。
     同じ人物を描いたとしても、画家によって様々な姿となります。物語のシーンではなく人物のみの絵では、人物の持っている物で推測するしかありません。西洋絵画では、異なる画家でもどの人物が描かれているか分かるよう、宗教画や神話画の人物は共通した持ち物を持たせます。それを図像学では持物(アトリビュート)と呼んでおります。
     一人の人物に複数のアトリビュートがあったり、異なる人物で共通したアトリビュートがあったり、絵画によって描かれるアトリビュートが異なったりして、完全なる線引きは難しいのですが、大体の目安としてお考えください。
     聖書、ギリシャ神話、北欧神話の人物を例に、アトリビュートを学んでいきましょう。


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    旧約聖書の英雄サムソンの絵画12点。悪女デリラに騙され、力の源である髪を失う

    Padovanino 17 -

     サムソンは旧約聖書の「士師記」に登場する怪力の英雄です。
     ある日、イスラエルの民マノアの妻に神の御使いが現れ「これから貴女に特別な子が生まれるが、葡萄酒を飲まない、汚れた物を食べない、髪に剃刀を当てないという、三つの事を子に遵守させなさい」と言いました。こうして産まれたのがサムソンでした。彼は豪傑に成長し、ティムナに向かいました。途中、ライオンが現れますが瞬く間に倒してしまいます。彼は敵であるペリシテ人の館へ向かい、1000人を打ち殺します。
     やがて、サムソンはデリラという女性を愛すようになります。敵側はそれを知り、彼女にサムソンの力の秘密を探るようにけしかけます。彼は始めこそ話しませんでしたが、デリラがしつこく聞くと神の三つの約束を話してしまいます。デリラは敵側に密告し、彼が寝ている間に髪をすっかり剃り落としてしまいました。力を失ったサムソンは目を抉られ、牢で粉ひきをさせられました。
     ペリシテ人は異教の神殿へサムソンを連れだし、見世物にしました。神に祈ったサムソンは力を取り戻し、柱をへし折って神殿を倒壊させ、大勢のペリシテ人を道連れにしながら命を落としました。
     この物語も多くの画家の手によって描かれ、特にサムソンとデリラのシーンは人気がありました。波乱万丈な人生を歩んだサムソンの姿12点をご覧ください。


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    2017年「日展 東海展」へ行ってきました。正直な感想と、応募数と入選者の考察

    日展 - コピー

     「日展」は日本美術展覧会の略称で、明治40年から始まった由緒ある大規模な展覧会です。
     現在、愛知県美術館ギャラリー8階にて「日展 東海展」が行われていたので、行ってきました!この展覧会は2017年2月12日(日)まで行われております。また、この後「日展 大阪展」が2017年2月18日(土)~3月20日(月)の間、大阪市立美術館で開催され、「日展 富山展」が2017年4月15日(土)~5月7日(日)の間、富山県民会館美術館で開催されます。
     行ってみての感想と、入選点数の考察を書かせていただきます。


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    おいで子供たち。町の子を連れて消えてゆく、ハーメルンの笛吹き男の絵画10点

    1881 by James Elder Christie - コピー

     ハーメルンの笛吹き男は、1284年にドイツの町で起こったとされる出来事が伝承になったものです。
     昔々、ハーメルンという町でネズミが大増殖をし、人々は酷く困っていました。そこへ、カラフルな衣装を着て笛を持った男が現れ「報酬をいただけるのなら、問題解決しましょう」と言ったので、町の人々は喜んで承諾しました。男が笛を吹くと、なんと大量のネズミが集まってくるではありませんか。笛吹き男が川の方へ歩いていくと、ネズミは一匹残らず川へ落ちてしまいました。
     しかし、ハーメルンの人々は約束を破り、報酬を払いませんでした。男は何も言わずに姿を消したものの、6月26日に再び姿を現し、笛を吹きながら町を歩きまわりました。すると、家の中から次々と子供たちが現れ、男の後をついていきました。130名の子供たちはそのまま笛吹き男の後ろへ続き、忽然と姿を消してしまったのです。
     このミステリアスな伝承は700年以上に渡って語り告がれ、多くの芸術を生み出しました。ハーメルンの笛吹き男を描いた絵画(イラスト)を10点ご紹介いたします。


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    【絵画11点】トリニティ顔。神とキリストと聖霊が三位一体となり、頭に三つの顔を表現

    1500, Netherlandish School -

     三位一体。それは「神 (父)」「キリスト(子)」「聖霊」の三体を合わせると、「唯一神」となると言った考え方です。
     キリスト教は唯一神の宗教です。多神教の神は悪魔とみなし、キリスト教の教える神のみが「神」と考えておりました。しかし、キリスト教徒はふと考えました。キリストは神の子なら神か?自らの内に住んでいる聖霊も神?いや、世界を支配している神こそ神じゃないのか?あれ、三人も神がいるぞ!この問題は様々に解釈され、ほとんどの思想は異端とされました。
     こうして考え出された結論が「三位一体(トリニティ)」でした。全て一緒にしてしまえばいいじゃん!という訳です。三つの物が合体して大きなロボットになる!と言った感じです。神、キリスト、聖霊は三つで一つとなり、これを完璧なる神の象徴として多くの画家に描かれることになりました。
     この三体を別々に描く者もいましたが、これらを一つとして表す為に「一つの頭で三つの顔」として描く者もいました。トリニティな作品11点をお楽しみください。


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    有名絵画275作品!? 東京で2017年3月まで開催の展覧会「富士美の西洋絵画」展

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     2017年1月5日(木)~3月20日(月)まで、東京富士美術館で「とことん見せます!富士美の西洋絵画」展が開催されております。当美術館が33年かけて収集した、イタリアのルネサンス絵画、フランドル絵画、フランスのロココ、新古典主義、ロマン派、20世紀絵画など、全202作家、275点が一気に展示されます!これは日本国内でも最大規模となる展覧会です。八王子市100周年記念の為、この展覧会が企画されたとか。私、こんな凄い作品数の展覧会を見たことがないです・・・。
     しかも、全然知らない絵画ではなく、この絵画教科書で見たことがある!この画家知ってる!という作品が多く展示されます。展覧会概要と、作品の一部をご覧ください。


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    中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
    師匠はヒエロニムス・ボス。
    神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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