• メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

    ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

    ショップ「めめんと・もり -美術と神話の不思議かいぶつ雑貨-」が名古屋のクリマに再出展します!
    2018年12月1日(土)の一日出展となります^^

    凄まじい12連発!ドナルド・トランプ大統領の風刺画とカリカチュアの作品

    trump8 - コピー

     2017年1月20日をもって、ドナルド・トランプ氏は45代アメリカ合衆国大統領となりました。
     過激な発言を連発し、女性軽視や数々のスキャンダルを起こしたものの、選挙において僅差でヒラリー・クリントンに勝利。しかし、テレビで報道されている通り、トランプ氏の支持率は40%(オバマ氏就任の時は82%)、大統領の就任式に至っては約10万人(オバマ氏就任の時は約20万人)しか集まりませんでした。しかも、トランプ氏が演説している最中に観客席から野次が飛ぶ始末・・・。歴代で最も人気のない大統領といっても過言ではありません。
     そして、ネットではトランプ氏の風刺画やカリカチュアが溢れかえっていました。カリカチュアは人物の性格を際立たせる為に、顔を誇張や歪曲して描く絵の事で、批判する手段の風刺画と少しニュアンスが違います。しかし、両者を混ぜて描いている作品もあります。
     面白いものから痛烈な批判を含んだものまで、12点の作品をご覧ください。


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    ヴァイキングの絵画11点。卓越した航海技術と、死を恐れぬ勇気を持つ荒くれ者達

    Peter Nicolai Arbo Stamford Bridge, 1066

     ヴァイキングは793年-1050年の間、約250年間に渡って西ヨーロッパを侵略した、北欧地域周辺の武装した船団のことを指します。
     彼等は高い航海技術を持ち、軍事力、工業力ともに西ヨーロッパより優れていました。この技術を駆使して、ヴァイキングは富を求め、または土地や名誉を求め、他国へ乗り出していきます。荒っぽい者たちは教会や村へ押し入って略奪し、火を放ちました。行く先々の戦争へ傭兵として参加し、武勲を立てる者もいました。貿易目的の者もいましたが、西ヨーロッパ諸国から見たらヴァイキングは恐ろしい、悪魔のような存在でした。
     絵画を観ながら、ヴァイキングについて学んでいきましょう。


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    【絵画13点】生首を持つ少年。巨人ゴリアテを倒したダヴィデは、未来のイスラエル王

    David_with_the_Head_of_Goliath_Guido_Reni - コピー

     ダヴィデは紀元前千年頃に在位していた古代イスラエルの王です。
     ダビデ、ダヴィドなどとも呼ばれます。彼が幼少だった頃、初代のイスラエル王はペリシテ人と戦争をしておりました。そんな時、ダヴィデは戦士ゴリアテを知ります。彼はペリシテ最強の男で、とんでもない巨人でした。イスラエル兵からも恐れられ、ゴリアテは調子に乗って兵を挑発していました。ダヴィデは巨人の前に立ち、勝負を挑みます。「小僧め。すぐに捻り潰してくれる!」とゴリアテは彼を侮りまくっていましたが、ダヴィデは神の力を借り、スリング(石投げ)で石をさっと投げました。石は額にめり込み、ゴリアテは一瞬で気絶してしまいました。ダヴィデは相手の大きな剣を使い、ゴリアテの首を斬り落としました。こうしてイスラエル軍に勝利をもたらしたダヴィデは、次々と戦争に参加して勝利をおさめ、イスラエル王の地位に就いたのでした。
     ダヴィデとゴリアテの物語は画家達に好まれ、大量の作品が残っています。その一部をご紹介いたします。生首だらけなので閲覧注意です。


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    【作品15点】中世の画家が情報だけを頼りに描いた象が、とんでもなくシュールに

    Middle Ages elephants 11 - コピー

     現代を生きる私達の中で、象を見たことがないという人は殆どいないのではないでしょうか。実際に見たことがなくとも、テレビやネット、本で象の姿は溢れています。子供でも象の姿形を容易に思い描くことができると思います。
     しかし、中世時代の人々は実際に象を見たことがありません。テレビも写真もない。唯一頼りなのは、アフリカやアジアへ旅をしたことがある人の伝聞のみです。中世の人々は異国の話を聞いて胸を躍らせ、見たこともない象の姿を思い浮かべました。「山みたいなでかさで、鼻がこーんなに長かった!固くて太い四本足で、踏み潰されそうだった。恐ろしい怪物だったよ!」と旅人は言ったかもしれません。旅人が本を書いて画家が挿絵を付け、その著作を見た人々がまた違う人に恐ろしい象のことを伝えたかもしれません。
     伝言ゲーム形式に象の姿は広まっていき、尾ひれ背びれが付き、幻想の中で解釈する人も出てきました。そうして想像で描かれた象の姿はとんでもないことになってしまいました。そんな象さんをご覧ください。


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    【絵画10点】ギリシャ神話のイカロスは太陽に近付いて蠟の翼を溶かし、墜落する

    Jacob Peter Gowy  1635-7 - コピー

     イカロスはギリシャ神話に登場する少年で、発明家ダイダロスの息子です。
     ダイダロスは王の寵愛を失ってしまい、息子もろとも高い塔に幽閉されてしまいました。父は塔から脱出する為に、蠟で固めた翼を身につけることを思い付きました。彼は鳥の羽を集めて蠟で接着し、立派な翼をこしらえます。二人はそれを腕につけ、大空へ羽ばたきます。ダイダロスは口酸っぱく「私の後に続け、決して上へ行くな」と忠告していましたが、イカロスは飛んだ喜びのあまり、天高く飛んでいきました。父が気付いた時には遅く、イカロスの翼はばらばらになり、真っ逆さまに海へ墜落してしまいました。ダイダロスは自らの技術を深く嘆き、息子の遺体を埋めたと言われています。
     画家達はこの物語を様々なシーンで描きましたので、作品をご覧ください。


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    タラ夫を応援!バベルの塔展のタラ夫のような、きもかわいい魚の怪物10連発

    beyond_bosch_fish_creature1 - コピー

     2017年に入り、ブリューゲル「バベルの塔」展が三か月を切りました。展覧会の公式HPもだいぶ更新され、周知の情報になっている方も多いと思います。ですが、まだまだ多くの方に展覧会のことを知っていただきたい。マスコットキャラクター「タラ夫」も一生懸命、展覧会を宣伝しています。
     (追記) ついに展覧会がスタートしました!今だかつてないブリューゲル&ボス&怪物ヒートに、とても興奮しています!皆様にタラ夫のような子をもっともっと伝えていきたいです。
     私も微々たる力ですがタラ夫を応援したいと思いますので、きも可愛い魚の怪物を10点紹介いたします!


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    道化役者の風刺喜劇! イタリアの即興劇コンメディア・デラルテの絵画

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     コンメディア・デラルテは16世紀中頃のイタリアで生まれた、風刺の効いた即興劇です。
     コメディアやコンメディーア、ディラルテなどとも表記されます。起源は古代ローマの喜劇だという説もありますが、確かな事は分かっていません。16世紀頃に旅回りの芸人たちが野外舞台の見世物として演じたのが、コンメディア・デラルテの始まりです。
     コンメディア・デラルテは即興劇の為、決まったストーリーや登場人物はありません。基盤となっている概要やキャラクターを元に、俳優達が半ばアドリブで演じるのです。観客を喜ばし、笑わせるのが彼等の目的なので、劇中に流行を取り入れたり、ジャグリングやアクロバットなどのパフォーマンスを行いました。
     人物紹介を交えつつ、劇の様子や役者たちを描いた作品を見ていきましょう。


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    現代版「快楽の園」が蠢く!ヒエロニムス・ボスのオマージュ動画「Paradise」

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     15-16世紀のネーデルラント(オランダ)の画家ヒエロニムス・ボスは当時の社会を戒め、風刺する為に多くの個性的な作品を描きました。彼の代表作「快楽の園」も諸説がありますが、快楽に溺れる人々が地獄へ落ちる様を描いた作品とも解釈されています。
     そんなボスは2016年に没後500周年となり、オランダの大規模な祝典、展覧会を始め、多くの話題が生じました。今回紹介する動画もそんな最中に公開されたものです。作成者は映像集団のStudio Smack。ループするショートアニメーションみたいな感じのこの作品は、「21世紀の文明の行き過ぎた欲望」というテーマで、ボスと同じように現代社会を痛烈に皮肉っています。有名な某ネズミキャラや、化粧の濃いグラマーお姉様、映画に出てきそうなUFO(?)、フライドチキン鳥などが登場します。
     現代のシュールなオマージュ作品「Paradise」を見ていきましょう。


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    ジョットの寓意画から学ぶ、7つの美徳と7つの悪徳。スクロヴェーニ礼拝堂の宗教画

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      ジョット・ディ・ボンドーネはイタリア出身の中世後期の画家です。
     彼の最も有名な作品は1305年に描かれた、スクロヴェーニ礼拝堂の一連の宗教画ですが、その中にグリザイユ(モノクロのこと)で描かれた「美徳と悪徳」とされる14枚の寓意画があります。寓意(ぐうい)とはある意味を直接伝えず、別のものに例えたり、ほのめかしたりして伝えることで、寓意画は概念を擬人化した絵画のことを指します。スクロヴェーニ礼拝堂へ来た信仰者はこの絵画を見て、率先して行う美徳、やってはならない悪徳を学んだのでした。
     私たちもジョット先生の道徳の授業を学びましょう。


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    西洋絵画の父ジョットの絵画9選。平坦を立体に変え、中世ルネサンスの架け橋となる

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     ジョット・ディ・ボンドーネ(1267年頃―1337年)はジオットとも呼ばれ、イタリア出身の中世後期の画家です。
     中世時代、絵画は「文盲の人々にキリストの物語が伝わればいい」という名目で描かれ、美術的側面は排除されていました。リアルに描くことを忌避し、外面より内面を重視せよ、象徴性や図像が大切だと、わざと適当ともとれる絵画を描いたのでした。中世の人々もリアルに描こうとしたらできたかもしれませんが、時代がそれを許さなかったのです。
     しかし、その概念に対してジョットが革命を起こします。彼は三次元の空間や人物の自然な感情表現を描写したのです。人物のサイズは建物や風景と比較して自然な大きさで表され、人々のポーズも的確なものでした。それによりジョットは一躍有名になり、現代の評価では「西洋絵画の父」とも呼ばれるまでになりました。
     そんな偉大な巨匠、ジョットの作品9点を見ていきましょう。


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    中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
    師匠はヒエロニムス・ボス。
    神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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