• メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

    ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

    【お知らせ】ネットショップ「めめんと・もり -美術と神話の不思議かいぶつ雑貨-」がオープン!詳しくは記事下にあるリンクからご覧ください。

    聖母の戴冠の絵画12点。昇天したマリアは神とイエス・キリストに王冠を授けられる

    Enguerrand Charonton Coronation of Mary  1454 -

     「聖母戴冠」は、マリアが天上で神によって王冠を授けられている絵画のことを指します。
     聖書にはそのような記述はありませんが、マリアは死して三日後に復活を果たし、天国へと昇って行ったとされています。そこで彼女は戴冠を受けるのです。王冠を授ける者は神であったり、キリストであったり、三位一体であったりします。十二使徒が上空を仰いでいたり、天使や聖人たちが祝福していたりする場合もあります。王冠の意味は女帝というよりも、女教皇である方が正しいかもしれません。権威より栄光や信仰。マリアは聖なる教えを伝えていく最たる者、といった立場なのだと思います。
     栄誉に満ちた聖母戴冠の絵画、12点をご覧ください。
    → マリアの死についての絵画を見たい方はこちら
    → マリアの被昇天についての絵画を見たい方はこちら

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    人造人間ホムンクルスについての絵画11点。フラスコで生み出された知恵ある小人

    Homunculus in a vial -

     ホムンクルスは錬金術師によって生み出された小人で、中世ルネサンスの時期に盛んに研究されました。
     「フラスコの中の人」と言われている通り、フラスコに納まるくらいのサイズで、中から取り出したら死んでしまうとされています。産まれた時からあらゆる知識を有しているそうです。ホムンクルスの作り方としては諸説あります。一つ目には人間の精液を入れ、40日間密閉して腐敗させます。そうすると透明で人型のようなものが現れ、それに人間の血液を与え続け、馬の胎内の同温度で保温します。すると40週間後、人間の姿のホムンクルスが誕生します。

     二つ目として、クリスタルガラスの容器に5月の三日月の夜露と青年の血液を適量入れます。一か月後に透明の液と赤い沈殿物ができますが、上澄みを取り、動物の抽出液を加え、下の赤い沈殿物は過熱をしながら一ヵ月置きます。やがて沈殿物は内臓や血管などを形成するようになり、それに4週間ごとに上澄みの液を振りかけてあげます。すると、4か月後には樹が生え、小さい少年と少女が生まれているのです。なんだか現実と幻想が入り混じった、不思議な作り方ですよね・・・。現代では「そんなのでできるわけないじゃん!」と思うのですが、当時の方たちは本気で取り組んでいたのでしょう。
     ホムンクルスに関わる絵画11点をご覧ください。

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    聖母の被昇天の絵画12点。マリアは死後、天使に連れられて天国へと上昇する

    Guido Reni -1617 -

     カトリック教において、聖母マリアは亡くなったあと三日後に復活し、天国へ昇天したとされています。
     「聖母の被昇天」と呼ばれるマリアの復活の場面はたくさんの画家に描かれ、ルネサンスやバロック時代を中心に残されています。伝説では三日後に聖トマスらが墓を覗いてみると、マリアは忽然と消えていた、となっているのですが、天使を伴って天へと昇っていくマリアの姿が描かれる場合が多いです。(時に十二使徒も描かれます) 被昇天の日は始め1月18日だと考えられていましたが、6~7世紀頃に8月15日と改められ、祝日とされました。現在に至ってもマリアの復活の祝祭が行われています。
     神秘的な「聖母の被昇天」の絵画、12点をご覧ください。
    → マリアの死についての絵画を見たい方はこちら
     
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    聖母マリアの死の絵画12点。キリストの母は永遠の眠りについて天国へ昇っていく

    The Death of the Virgin 1472–80 -

     キリスト正教会によると、マリアは晩年をエルサレムで過ごしたとされています。彼女は己の死が近いことを悟って近辺の整理をし、その訪れを待ちました。すると、ばらばらに旅をしていた12使徒全員が家を訪ね、悲しんで口々に別れを惜しみました。マリアは最期に使徒達に会えたことに安心して平穏の眠りにつき、墓の中に入ります。三日後に使徒たちが墓を訪れてみると、マリアの身体はそこにはなく、昇天したということが分かりました。
     伝説では以上のような内容なのですが、聖母マリアの消息はキリストの磔刑以降分かっておりません。享年も50~70歳とまちまちとなっており不明です。マリアの死は「眠りにつく」と表現され、英語では「The Falling Asleep of the Virgin」などとも言われます。三日後の復活の後、天へと召されていくマリアの場面を「聖母の被昇天」と呼び、天国にいるキリストと神によって冠を受けている場面を「聖母戴冠」と呼びます。
     今回は眠りにつくマリアの絵画12点をご覧下さい。

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    アーサー王の絵画13点。円卓の騎士を率い、国家統一を果たした伝説のブリテン王

    Charles Ernest Butler, King Arthur, 1903 -

     アーサー王は5世紀後半~6世紀前半に生きた、ブリテン人の伝説の王です。
     彼はケルトの伝承において有名な存在なので、まとまった歴史や物語があるかと思いきや、意外にも原典となる作品は存在しておりません。中世の歴史書や騎士道物語に登場するアーサー王は設定や出来事が異なっており、現在伝わっているアーサー王という存在はそれらを一纏めにしたものと言えそうです。中世初期から彼に関する史実はちらほらとありましたが、1138年にジェフリー・オブ・モンマスが書いた歴史書「ブリタニア列王史」によって、アーサー王の伝説が世界中に広まることになりました。ジェフリーが描くアーサー像はサクソン人に勝利し、ブリテンやアイルランド、アイスランド、ガリアなどを含めた大帝国を築いたとされています。この時点で既にアーサー王の物語の要素が入っており、12世紀にランスロットと聖杯のエピソードが追加され、中世時期において栄華を極めましたが、その後廃れてしまいました。人気が復活したのは19世紀になってからで、現代においても物語は愛され読み続けられています。
     では、物語のあらすじを見つつ、アーサー王の絵画13点をご覧ください。

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    錬金術師(アルケミスト)の絵画13点。賢者の石と金の錬成に生涯を掛けた研究者達

    Joseph Wright of Derby  1771 リンの発見 -

     錬金術師は卑金属からの金の錬成や、不老不死となる賢者の石やエリクサーの錬成、人造人間の錬成などを研究した者のことを指します。
     始まりは古代ギリシャからで、古代エジプトからイスラムに伝わり、12世紀には西洋でも盛んに研究されるようになりました。万物は火、風、水、土の四大元素から成り立っており、元素は分解や相互変化ができるとされました。この四つの元素を金の配合と同じにすれば金が生成できると考えられました。この思想は占星術と結び付けられ、神秘を纏っていく内に不老不死を可能とする「賢者の石」の思想も生まれることになりました。中世の錬金術師たちはこの物質を錬成しようと、こぞって研究を行いました。

     化学者としての発明も数多くあり、錬金術師は磁器の製法の発見、蒸留の技術、硫酸・硝酸・塩酸や実験道具の開発などを行いました。17世紀後半になると四大元素は否定され、アントワーヌ・ラヴォアジエが「質量保存の法則」と33ヶの元素を発表すると、錬金術は近代化学に変貌していきます。金や永遠の命を求める錬金術師の熱意が化学を底上げしたといっても過言ではないように思います。
     様々な実験を行う錬金術師の絵画、13点をご覧ください。

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    トロイ戦争の英雄アキレスの絵画12点。敵将ヘクトルを倒すも踵を射られて絶命する

    Death of Achilles  Peter Paul Rubens 1630-35 -

     アキレスはギリシャ神話のトロイ戦争に登場する英雄です。
     母テティスによってかかとを除いて不死となった彼はケイロンに養育され、立派な青年になります。トロイ戦争に参加することになったアキレスは総大将アガメムノンともめ、険悪な仲になってしまいます。それ以降彼は戦いに出陣しなくなり、ギリシア側は総崩れとなってピンチに陥りました。それを見かねた親友パトロクロスは彼の鎧をこっそりと借り、アキレスと偽って戦争に出ました。戦況を盛り返したものの、パトロクロスは大将ヘクトルによって討ち取られ、鎧を奪われてしまいます。大親友がヘクトルに殺されてしまい、大激怒をするアキレス。彼はヘクトルに一騎打ちを挑み、圧倒的な強さで倒してしまいました。怒り収まらぬアキレスはヘクトルの遺体を戦車に取り付け、そこら中に引きずり回しました。
     それからアキレスは次々と敵将を討ち取っていきますが、ヘクトルの弟のパリスによって弱点であるかかとを射られ、絶命してしまいます。(一説にはアポロン神) その後、息子のネオプトレモスがトロイの王プリアモスを討ち取り、トロイは陥落したのでした。
     親友の死からヘクトルの討伐、アキレスの死までの絵画12点をご覧ください。
    → アキレスの幼少期と戦争以前の絵画を見たい方はこちら

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    ギリシャ神話の英雄アキレスの絵画12点。ケイロンに師事した彼は戦争へ連れられる

    education centaur Chiron 1782 Jean Baptiste Regnault -

     アキレスはギリシャ神話に登場する英雄です。
     王ぺーレウスと海の女神テティスとの間に生まれました。アキレスが生まれると、テティスは直ぐ冥府の川スクテュスに息子を浸しました。その川には人を不死にする力がありましたが、テティスはアキレスの足首を掴んでいた為、かかとだけ不死にはなりませんでした。その後、彼はケンタウロス族の賢者ケイロンの元に預けられて養育されました。立派な青年になったアキレスでしたが、トロイ戦争に関わると命を落とすと予言が出たので、テティスは息子を女装させてスキュロス島へ移しました。そこで彼は王の娘デイダメイアとの間に息子ネオプトレモスをもうけています。

     そこへ戦争の勧誘にオデュッセウスが来たので、女装したアキレスはやり過ごそうとしました。しかし、策士の彼は女性向けの物の中に武器を混ぜ、正体を暴いてしまいました。こうしてアキレスは戦争に出ざるを得なかったのです。いざ出航しようとした彼等でしたが、トロイ方面とは逆の風が吹いており進めませんでした。総大将アガメムノンが神託をすると、娘を生贄へ捧げるという結果が出ました。アガメムノンはアキレスとの縁談を理由に娘を呼び寄せ、生贄にしてしまいます。アキレスはその事に非常に強い怒りを示し、亀裂を生じさせるきっかけとなりました。
     その後、彼はトロイ戦争へ参加して予言通りに命を落としてしまうのですが、今回はアキレスの幼少期とアガメムノンの確執についての絵画12点をご覧ください。

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    悲劇の女王ジェーン・グレイの絵画13点。王権争いで9日目に廃位、後に処刑される

    Paul Delaroche 1833 -

     ジェーン・グレイは1537年-54年に生きたイングランドの女王です。王権争いによって九日後に廃位させられ、その七か月後に処刑されてしまいました。その為、「九日間の女王」とも呼ばれています。
     政治家であるジョン・ダドリーは、自らの血統者を王位に継がせたいと考えていました。エドワード6世が重病にかかった為、好機とばかりに自分の息子ギルフォードを王の血統を継ぐジェーン・グレイと結婚させます。ジェーンは前王ヘンリー8世の妹の孫にあたります。エドワード6世が病死をすると、ジョン・ダドリーはジェーンの王位を宣言し、女王に仕立てあげるものの、王の姉にあたるメアリー1世(ブラッディ・メアリ)がサフォークで支持派を集め、ロンドンの枢密院が彼女を王女として認めました。ジェーン・グレイが女王でいられたのは、わずか九日間でした。

     女王から一転、反逆者の罪を被せられたジェーンと夫ギルフォードはロンドン塔へ幽閉されてしまいます。首謀者であるジョン・ダドリーは一か月後に処刑されましたが、メアリー1世は夫妻に恩赦を与える気でいました。しかし、メアリー1世がスペイン王フェリペ2世と結婚すると発表するや否や、民衆や政治界の間で猛烈な反対が起こりました。その混乱状態の最中、女王は一部の議員の説得を受け、ジェーンとギルフォードの処刑を決定するのです。それは王位の立場を危うんだ故の判断でしたが、二人にそのような気はありませんでした。廃位から7か月後の2月12日、ジェーン・グレイはわずか16歳、ギルフォードは19歳で処刑されてしまいました。
     悲劇の女王ジェーン・グレイの絵画13点をご覧ください。

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    2018年1月, 東京より展覧会「ブリューゲル展 画家一族」が開催!150年の長き系譜

    ブリューゲル展―

     2018年1月23日(火)―4月1日(日)より、東京都美術館において「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」が始まります!ピーテル・ブリューゲル(父)より、五世代に渡って続いた画家一族。個人所蔵なども含め、約100点ほどが出品される予定です。2017年4月より開催された「バベルの塔展」に引き続き、来年もブリューゲル祭りの年になりそうですね。私はテンション上がりっぱなりです!
     早速詳細を見ていきましょう!
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    中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
    師匠はヒエロニムス・ボス。
    神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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