Lucas Cranach -

 現在、「ルーカス・クラーナハ展-500年後の誘惑」が2016年10月15日(土) 〜 2017年1月15日(日)の期間中、東京の国立西洋美術館で行われています。なぁんだ、もう開催されてるじゃん、と言わないでください。2017年1月28日(土)~ 4月16日(日)まで、大阪の国際国立美術館で巡回展が行われるんです。まだまだこれからですよ!
 ルーカス・クラーナハ(クラナッハ)は1472-1553年の北方ルネサンスの画家で、息子も同姓同名で画家をしていたので、ルーカス・クラーナハ(父)、ルーカス・クラーナハ(息子)と表記して区別されています。今回展覧会でメインとしてやってきたのはお父さんの方です。でも、息子さんの作品も少しやって来ているようです。
 では、やってくる作品の一部を見てみましょう。

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「聖カタリナの殉教 16世紀」
ローマ皇帝が刃が付いた車をまわし、聖カタリナの身体をずたずたにしようとしましたが、
神のご加護で車が壊れて用を為さなくなり、剣を使って彼女の首を打ち落とそうとしている場面。
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「マルティン・ルター 16世紀」
プロテスタントの指導者ルターの肖像画。なかなか男前です。
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「不釣り合いなカップル 16世紀」
当時、若い女性と老人を描く教訓画が流行りました。
欲望と金が招く愚かしさを象徴しています。
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「ヴィーナス 16世紀」
クラーナハの真骨頂の独特の裸体。
表情と胸と腰の、どことないアンバランスが好みが分かれるところ。
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「正義の寓意(ユスティティア) 16世紀」
天秤は公正の、剣は正しい強さの象徴。
こちらも独特なスタイル。個人的には不気味です・・・。
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「ホロフェルネスの首を持つユディト 16世紀」
旧約聖書より。ユダヤ人の町がアッシリアに攻め込まれ、その時の大将が
ホロフェルネス。ユダヤの娘ユディトが彼を酒に酔わせ、まんまと首を切り落とした
という逸話。勇ましい感じのユディトさんが首持ってます。切り口がグロい・・・。
Lucas Cranach

 耽美や性愛の美術を紹介するときに必ず登場するのがクラーナハの絵。彼の描く女性には普通スタイルの女性にはない、不思議な魅力があるのでしょう。この絵画に心を打たれた方は、ぜひクラーナハ展へ足を運んでみてください。東京での展覧会も全然間に合います!

<クラーナハ展―500年後の誘惑>



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