Jacob Peter Gowy  1635-7 - コピー

 イカロスはギリシャ神話に登場する少年で、発明家ダイダロスの息子です。
 ダイダロスは王の寵愛を失ってしまい、息子もろとも高い塔に幽閉されてしまいました。父は塔から脱出する為に、蠟で固めた翼を身につけることを思い付きました。彼は鳥の羽を集めて蠟で接着し、立派な翼をこしらえます。二人はそれを腕につけ、大空へ羽ばたきます。ダイダロスは口酸っぱく「私の後に続け、決して上へ行くな」と忠告していましたが、イカロスは飛んだ喜びのあまり、天高く飛んでいきました。父が気付いた時には遅く、イカロスの翼はばらばらになり、真っ逆さまに海へ墜落してしまいました。ダイダロスは自らの技術を深く嘆き、息子の遺体を埋めたと言われています。
 画家達はこの物語を様々なシーンで描きましたので、作品をご覧ください。


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「Pyotr Ivanovich Sokolov 作  1776年」
「いいか、父さんの後ろにちゃんと続くんだぞ?」「うん、分かった!」
Pyotr Ivanovich Sokolov 1776

「Joseph-Marie Vien 作  1746年」
「ねぇ、空の上にある光はなぁに?」
「それは太陽だ。だが、絶対に近付きすぎるなよ。危険だからな」
Joseph-Marie Vien

「Laurent Pecheux 作  18世紀」
「ちゃんと父さんの言う事を聞くんだぞ。分かったな!」
「ちぇ、何回も言わなくても分かったよ」
Icarus_by_Pecheux 18century

「シャルル・ポール・ランドン作  1799年」
「さぁ、出発だイカロス!」「うわぁ、飛んだ!すごーい!」
Charles Paul Landon1799

「ハンス・ボル作  16世紀」
「おぉ~なんか人間鳥みたいなのが飛んでるぞ!」
「なんだ!?怪物か?」「フライングヒューマノイドか!?」
hans bol_icarus

「Merry Joseph Blondel 作  1819年」
「イカロス、馬鹿!太陽に近付きすぎだっ!」
「うわあぁ、熱いよぉ、翼の蠟が溶けてる!」
Fall of Icarus by Blondel

「カルロ・サラチェーニ作  1606-7年」
「翼が、翼がー!落ちるー!!」「イカロスー!」
Carlo Saraceni

「ジェイコブ・ピーター・ゴーウィー作  1635-7年」
「息子よーー!!」「うわあぁぁぁーーーー!!」
Jacob Peter Gowy  1635-7

「ピーテル・ブリューゲル(父)作  1558年」
ボチャン。(誰も気が付かない)
Bruegel,_Pieter_de_Oude_1558

画面右下アップ。
Bruegel,_Pieter_de_Oude_1558 - コピー

「ハーバート・ジェームス・ドライパー作  1898年」
その後、イカロスは美しきニンフ達によって引き上げられ、
若き死を悼まれましたとさ・・・。ジ、エンド。
Herbert James Draper

 一部遊んでしまったセリフがあり失礼しました。ラストのニンフ達は史実にはないので、作者の創作でしょう。むさい父さんより綺麗なお姉さんの方がいいな、と言った感じなんですかね。(失礼)
 この記事を書いていて、ふと思いついた曲があります。「昔ーギリシャのイカロスはー蠟で固めたー鳥の羽ー。両手に持って、飛び立ったー♪」といった感じで、 私が小学生の時に授業で習った歌なのですが、皆様はどうですか?歌いましたか?
 調べてみたところ、「勇気一つを友にして」という題名の曲のようです。NHKのみんなのうたで放送された曲で、多くの人にトラウマを植え付けたとか・・・。確かにアニメーションが恐い。以下に載せておきますね。






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