Chambers -

 いあ!いあ!はすたあ!
 クトゥルフ神話はH・P・ラヴクラフトとその追随者が手掛けた、「コズミック・ホラー(宇宙的恐怖)」と呼ばれる一連のホラー小説の集合体のことを指します。大いなるクトゥルフに這いよる混沌ニャルラトホテプ、白痴の神アザトースに副王ヨグ=ソトース、邪神ダゴンに黄衣の王ハスター。クトゥルフ神話には冒涜的で魅力的な神々や怪物がたくさん登場します。
 では、第一弾に引き続き、クトゥルフ神話に関する小説の表紙絵13点をご覧ください!なお、記載している年は紹介している雑誌の出版年ではなく、小説が出版された年でありますので、ご了承ください。

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「ダゴン  1919年初版発行」
メソポタミア神話の海神ダゴンがラヴクラフトにより邪神化して
しまいました。ダゴンはクトゥルフに仕えており、復活に向けて暗躍
しています。表紙絵は同じ姿が何名もいるので、インスマスの住人でしょうか。
Lovecraft book dagon

「ダゴン   1919年初版発行」
に、日本の妖怪・・・?妖怪めいたダゴンがクジラを銛でぐさっと
刺しています。やっぱりアメリカの概念ってクジラの漁=悪者
なんですね・・・。
old cover dagon  other macabre tales

「墓  1917年執筆、1922年出版」
ある日、少年は南京錠に守られた霊廟を発見します。数年後に自宅で
鍵を発見して中に入り、棺桶の中で眠ると自らの祖先であるハイド家の
滅亡が脳内にありありと浮かんできたのでした。
tomb-Bob Fowke

「墓地に潜む恐怖  1937年」
ヘイゼル・ヒールドの小説。この物語を読んでいないので内容は
分かりませんが、やはり死者が復活して人間を襲うたぐいの話
でしょうか・・・。墓からにょろっと出て来た死者が切なげです。
 Lovecraft

「潜み棲む恐怖  1922年」
主人公はテンペスト山にかつて住んでいたマーテンス一族の謎を
解明すべく、廃墟へと進みます。しかし、仲間たちが次々と消えていく中、
主人公は遂に真相へとたどり着く・・・。表紙絵は顔面の皮膚がはがれた
男と竜のような怪物が描かれているものの、物語との関連はなさそうです。
the lurking fear

「インスマスを覆う影   1931年」
港町インスマスへ着いた主人公は、両生類めいた容貌をした住人に
恐怖し、彼等が邪神ダゴンを信仰していることを知ります。
慌てて逃げた主人公でしたが、自らの血筋にもインスマスの悪しき血が
流れているのを知るのでした・・・。
shadow over innsmouth--reddit

「クトゥルフ神話の物語 ブルース・ペニントン画 1975年発効」
ダーレスが編集した物語集。収録小説は分かりませんが、ラヴクラフト、
ロバート・ブロック、ラムジー・キャンベル、コリン・ウィルソンなどの
作品だそうです。この表紙絵はどの物語をモチーフにしているのでしょう?
tales of the cthulhu mythos

「ティンダロスの猟犬  1929年」
作者はフランク・ベルナップ・ロング・Jr。時間旅行をしたオカルト作家が
時空の隙間に存在し、鋭角を渡って移動するティンダロスの猟犬に
嗅ぎつけられます。彼は鋭角を潰そうと部屋を石膏で塗りますが…。
Arkham House hardcover 1946

「ティンダロスの猟犬  1929年」
猟犬は鋭角を通る時に青黒い煙と悪臭を発します。オカルト作家の
防衛は虚しく、彼は猟犬の青い脳漿のような体液によってどーろどろ
にされてしまいます・・・。←ぇ
Frank Belknap Long  1946

「博物館の恐怖  1933年」
ヘイゼル・ヒールドが依頼してラヴクラフトが手掛けた作品。
ロジャーズ博物館には蝋人形が展示されており、主人公は館長に
「自分は北極で仮死状態の神を発見した」と言います。そして・・・。
蘇ったラーン=テゴスが血をちゅーちゅーしてしまうのです。
the horror in the museum

チャールズ・ウォードの奇怪な事件  1941年」
ウォードの祖先カーウィンは黒魔術師であり、彼の身体に乗り移ることで
自らを現代に蘇らせることを企んでいました。それを知ったウィレット医師は
野望を止めようと奔走するのです・・・。表紙絵は北方ルネサンスのボスや
ブリューゲルに通ずるような怪物たちが大量にいますね。
the case of charles dexter ward

「闇をさまようもの  1936年」
ラヴクラフト最後の作品。主人公は興味本位で廃墟の教会へと行き、
そこは以前「星の知慧派」と呼ばれていた異端者の拠点だったことを
知ります。そして、書物にはニャルラトホテプに関する謎めいた事柄が
記されており、忌まわしい運命の歯車が回り始める・・・。
The Haunter of the Dark Panther, 1974, UK

「黄衣の王  1895年」
ロバート・W・チェンバース作の小説。ラヴクラフトはこの小説を読んで
自身の作品にハスターを登場させました。黄衣の王、ハスターは
クトゥルフ達より先輩なんですね。格好いいお姿をしています。
 Chambers

 クトゥルフ神話の物語は世界中へと普及し、様々な派生が生まれていきました。その代表的なのがTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)の「クトゥルフの呼び声」です。アメリカの会社Chaosium社が1981年に製作したそれはロングセラーとなり、日本でも翻訳されました。一般人としてクトゥルフ神話の世界観に迷い込んだプレイヤーは、サイコロを振って出た目で物語を進行させ、狂気に陥って死なないようにクリアを目指していきます。現在でも多数の人が遊んでおり、新作が毎年のように発売され、オフ会でもオンラインでも盛んに行われております。

 このTRPGの魅力は、何と言っても他にない自由度の高さです。シナリオこそあるものの、自由に探索し、モンスターや邪神に遭遇、狂気になりまくり、死にまくりのカオスな展開になることもあります。というか、カオスな展開になることが多いです。私はやったことはありませんが、ちらちらと観させていただいております~^^

→ クトゥルフ神話の表紙絵【第一弾】を見たい方はこちら


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