ブリューゲル展1 -

 2018年5月25日(金)に、愛知県の豊田市美術館で開催されている「ブリューゲル展 画家一族150年の系譜」へ行ってきました!出展された作品は101点。その中の約8割がブリューゲル一家の作品でした。正にブリューゲルのブリューゲルによるブリューゲルの為の展覧会で、これでもかというくらいこの一族を知れる展覧会となりました(笑)
 記事を書くのが遅れてしまいましたが、詳細をご覧ください!

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ブリューゲルに会いに豊田市美術館へ!



ブリューゲル展1

入り口はこのような感じです。ガラス張りの巨大な美術館!楽し気なブリューゲル展の看板がどんっと設置されています。平日の開館時間に合わせて行った為、来館者はあまりいませんでした。

ブリューゲル展2

 入館するとこんな感じです。白と赤のコントラストにブリューゲルの静物画と風景画のレイアウト。とってもオシャレですね。右側がチケットを渡す場所となり、展覧会の入り口となっております。

 展覧会の概要をお伝えする前に、ブリューゲル一族の家系図を見てみましょう。

ブリューゲル展

 赤い色が画家になった人です。ピーテル・ブリューゲル(父)から始まり、ひ孫までが登場しています。しかも、初代ブリューゲルは師匠ピーテル・クック・ファン・アールストの娘と結婚したようで、彼も代々続いていた画家を継いだのですね。
 さらに、ヤン・ブリューゲル(父)の娘であるアンナは画家であるダフィット・テニールス(子)と結婚します。このテニールス一家も代々画家を輩出しているのだから、画家一族が画家一族と結婚するとかもう画家だらけで意味が分かりませんw それだけブリューゲル一家の周辺は画家が多かったと言う事ですね!



展覧会の構成


第1章 宗教と道徳

 16世紀頃の祭壇画や版画を見ることができます。ピーテル・ブリューゲル(父)の版画が沢山ありました。彼の師匠アールストの作品もありました。個人的にヒエロニムス・ボス下絵の版画があったのがテンションが上がりました!「告解の火曜日―ワッフルを焼く人のいるオランダの厨房」という作品で、農民や道化がいる楽しげな作品で、無性にワッフルが食べたくなりました(笑)

第2章 自然へのまなざし

 ピーテル・ブリューゲル(父)の息子ヤン・ブリューゲル(父)が沢山ありました。それにしてもピーテルもヤンも二人ずついるからややこしいですよね^^; フランドルの牧歌的な風景が楽しめます。キリストの逸話や聖人画がテーマでも、人は小さく殆ど風景。それがブリューゲル一家の魅力ですw

第3章 冬の風景と城砦

 ヤン・ブリューゲル(父)はたびたび旅行に出かけたようで、その旅先で描いたスケッチが主に置かれております。画家である為には素描をとにかく描かなければならないと言われるほど、素描は大事な事とされていますが、ブリューゲルの素描は上手でした。←当たり前ですねw

第4章 旅の風景と物語

 出航する船や農民の日常風景などがありました。船舶が「どうしてこんなに細かく描けるの!?」と思う程にとにかく美しい。ちらほらとブリューゲル一家ではない人の作品がありますが、やはりこの一族の画力は群を抜くものがあります。

第5章 寓意と神話

 私の大好きな主題でした(笑) ノアの方舟や、平和や戦争、四大元素などの寓意画があります。細かく描き込まれている動物やモチーフに、「これはどんな意味があるのだろう」「この時代にラクダやサイがいたんだ」「貝殻がさりげなく顔みたいに配置されてる!」と色々と見とれてしまいます。

第6章 静物画の隆盛

 なんと、ここと第7章が写真撮影OKで驚きました!最近の展覧会は写真OKなところが多いですね。賛否両論あるかもしれませんが、私は嬉しいな。外国の美術館でもOKなところがあるし、もっと絵画が身近に感じられるようになって良いと思います。
 綺麗なお花の静物画ばかりが集まったエリアです。お花が細かくてうひょー!ってなりました。写真がずれまくっているので、そこは愛嬌でお願いします^^;


「アンブロシウス・ブリューゲル 花瓶に入ったチューリップとダリア 1645-50年頃」 
花瓶に生けられた色とりどりの花。そこに蝶やトンボなどの昆虫が
止まっています。この時代花の静物画が流行し、ブリューゲル一族
だけではなく多くの画家が手掛けています。
花瓶に入ったチューリップとダリア

「アブラハム・ブリューゲル 果物の静物がある風景 1670年」
果物と鳥と青空と。爽やかな絵ですね^^ 葡萄のきらめきが美しくて、
葡萄が無性に食べたくなりました。←
果物の静物がある風景


第7章 農民たちの踊り

 最終章は今回の目玉である「野外での婚礼の踊り(農民の踊り)」が置かれています。それにちなんだフランドルの農民たちの日常やイベントに関わる絵画が集められていました。


「マールテン・ファン・クレーフェ作 強盗に襲われる農民の夫婦 1570-77年」
と、いきなり不穏すぎる絵画を紹介w 強盗を描いた作品を始めて
見ました。見るからに悪どそうな三人組が善良な夫婦を襲っています。
当時はこんな輩達が横行していたんですね・・・。
強盗に襲われる農民の夫婦

「ピーテル・ブリューゲル(子)作 七つの慈悲の行い 1616年」
キリストは七つの善行を説いています。「飢えた者に食べ物を」
「渇く者に飲み物を」「旅人を迎える」「着る物を与える」「病人を見舞う」
「囚人を訪問する」「弔う者のいない死者の埋葬」
この絵画は乞食や障害を持つ者に施しを分けているようですね。
それにしても「囚人を訪問する」って一体なんだ・・・?
七つの慈悲の行い

「ピーテル・ブリューゲル(子)作 聖霊降臨祭の花嫁 1616年以降」
聖霊降臨祭はキリストの昇天後、集まった信徒達の上に神の聖霊が
降ったという出来事を記念する祝祭日です。この日に結婚する
花嫁の元に、子供達が押し寄せているようです。
聖霊降臨祭の花嫁

「ピーテル・ブリューゲル(子)作 野外での婚礼の踊り(農民の踊り) 1610年頃」
メイン作品!CMや公式HPでは絵画がうねうね動いていましたね(笑)
サイズは74×94cmで想像よりは大きめでした。絵画の中に花婿が
行方不明って・・・。もしかして逃げちゃったのかしら^^;
農民の踊り



ブリューゲル グッズ


 グッズもいっぱい販売されていました!

グッズ1

展覧会と言えば図録ですね。2200円と、他と比べると少し安いくらいかな。それでも高いけど・・・^^;

グッズ2

ベルギーやオランダのグッズも販売していました!可愛いものが沢山で目移りしちゃいます。

グッズ3

 クッキーやチョコレートもあります。チョコレートの箱が2268円もしてうわぁ!たっか!となりましたが、メーカーがゴディバでした。それならそれくらいするか・・・。手前のオシャレなお花のハンカチはドイツブランド「フェイラー」のもののようで、2376円でした。しょ、庶民では手が届かない・・・(:_;)

グッズ4

グッズのお約束であるクリアファイルやポストカード、メモ帳などがありました。これならつい買っちゃいそうです。 こういうのはひたすら眺めるだけでも楽しいですよね♪

グッズ5

 「ブリューゲル展」は2018年4月1日まで東京都美術館で開催されておりましたが終了し、4月24日~7月16日(月)まで豊田市美術館で開催されております。その後、作品は北海道へと飛び、札幌芸術の森美術館で2018年7月28日(土)~ 9月24日(月)まで行われます。まだまだ見られるチャンスはありますので、興味を持たれた方はぜひ「ブリューゲル展」へお越しください^^
 展覧会へ行けば、このブリューゲルはどのブリューゲルだ?と混乱することはなくなりますよ!

→ ブリューゲル一族についてもっと知りたい方はこちら


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