Xaver Winterhalter Decameron 1837 -

 「デカメロン」は14世紀半ばにジョバンニ・ボッカチオにより制作された物語集です。
 当時大流行したペストから逃れる為に、フィレンツェの郊外へと引きこもった10名の男女が時間を潰そうと話をするという内容で、一人が10話ずつ語り、全100話あります。デカメロンという名はギリシャ語の「10日(deka hemerai)」という意味に由来し、「十日物語」とも呼ばれています。話される物語は日によってテーマが決められており、それにちなんだ話がされます。

1. 自由テーマ
2. 多くの苦難をへたのち成功や幸福を得た人の話
3. 長い間熱望したもの、あるいは失ったものを手に入れた話
4. 不幸な恋人たちの話
5. 不幸のあとに幸福に巡り合う恋人たちの話
6. とっさのうまい返答で危機を回避した人の話
7. 夫を騙した妻の話
8. 男が女を、女が男を騙す話
9. 自由テーマ
10. 気高く寛大な行為についての話
―Wikipediaより抜粋
 では、男女が語らうデカメロンについての絵画12点をご覧下さい。


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「ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス作  1916年」
デカメロンの登場人物である男女が話をしていますね。
ただ、そこには9名しかいません。遅刻しちゃったのかな・・・。
John William Waterhouse 1916

「Salvatore Postiglione 作  1861-1906年」
咲き誇る花々、きらめく湖畔のふもとに集まる9名の人々。
この絵画も一人足りませんね。この画家の方が先に描いているから、
もしかしたらウォーターハウスさんがパクった・・・のか?←ぇ
Salvatore Postiglione 1861-1906

グスタフ・ワッパース作  1803-74年」
ナポリ王女のジョヴァンナ1世に「デカメロン」を読み聞かせして
いるボッカチオの作品。ボッカチオはジョヴァンナ1世の在位中に
ナポリへと何度か足を運んでおりますが、読み聞かせたのかは
不明です。

Decameron to Queen Joanna of Naples  Baron Gustave Wappers

ポール・ファルコナー・プール作  1806-79年」
こちらの作品はデカメロン七日目とされており、「夫を騙した妻の話」
をしている最中だと思います。あれ、この作品は12人いますね。
話し手だけではなく野次馬も来てしまったのかな。

Paul Falconer Poole The Seventh day of the Decameron

フランツ・ヴィンターハルター作  1837年」
この作品はちゃんと10名でした。デカメロンでは男3人、女7人と
されており、原作に忠実であることが分かります。
それにしても噴水のある綺麗なお庭を探索してみたいです。←ぇ
Xaver Winterhalter Decameron 1837

ジャン・フーケ作  1460-65年」
右側は車輪を回す運命の女神だと思われます。何事も準備を
しなければ、気まぐれな運命に対抗できない。準備を怠らず
好機を逃すな的なメッセージでしょうか?誰か教えてください(T T)
Jean Fouquet 1460-65

「フランダースの彩飾写本の挿絵より  1432年」
「高貴な食事」という題のデカメロンのワンシーン。
ですが、恥ずかしながらこちらもどのシーンか分からずじまい。
立ち振る舞いを上品にせよてきな感じでしょうか。
The Decameron, Flanders, 1432. Paris noble meal

ダヴィデ・ギルランダイオ作  1452-1525年」
第五日のナスタジオ・デリ・オネスティの物語より。失恋した青年
ナスタジオの前に、騎士に追われる女性が現れます。女性を殺した
騎士は「俺は女に拒否され死んだ怨念」と明かしました。ナスタジオは
元恋人パオラにそれを見せ、復縁したという話。なんか酷いぞ・・・。

David Ghirlandaio 1452-1525

エドモンド・レイトン作  1890年」
七日目より。リーザはピエトロ王に恋していました。王は彼女が
報われない恋煩いをしているという事を聞いて訪問し、彼女の額に
接吻して常に貴女の騎士であると告げ、貴族を紹介して嫁がせた
という物語。王がギター?を手に慰めの音楽を奏でていますね。
Edmund Blair Leighton - How Liza Loved the King 1890

トーマス・ストーサード作   1887年」
七日目より。お祭で踊る人々を描いています。どのような場面なのか
までは突き止められませんでした。(原作を読めば分かると思う
のですが、なかなか手が出せず・・・。すみません^^;)
The Dance, by Thomas Stothard, 1887

「ルーベンス、スナイデルス、Jan Wildensの共作  1615年」
無教養で臆病者の田舎貴族シモンが、イピゲネイアと恋に落ち、
立派な若者となる物語。シモンが眠れる美女を発見し、はっと
していますね。(ギリシャ神話のイピゲネイアとは無関係です)
Cimone and Efigenia, 1615   rubens

ジョン・エヴァレット・ミレー作  1847-8年」
こちらもシモンとイピゲネイアを描いた作品。
二人のゴールインを皆様が祝福しています。
ミレーってオフィーリアの印象が強いですが、このような絵も描いて
いたんですね。←失礼ですってw
Sir John Everett Millais Cymon and Iphigenia  1847-8

 「10日」(deka hemerai) に由来するデカメロンという題名。しかし日本人の性なのか、学生の頃「デカメロン」と聞くと、私は「でっかいメロン」を毎回思い浮かべていました。ほわーんと巨大なメロンが脳裏に浮かび、「食べたいなぁ~。高いからなぁ~夕張メロン。この話にメロンは出てこないのかな~?」なんて面白いことを思っていました(笑) 本当にくだらないことですが、これって私だけでしょうか?^^;



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