
ラテン語で死を想えという意味の「メメント・モリ」。
この言葉は古代ローマの時代から使われており、はじめは「死があるのだから、今を楽しもう」というポジティヴな内容でしたが、キリスト教の天国と地獄の思想が普及するにつれ、「徳を積みたまえ。死ぬ前に」という警句的なニュアンスとなり、時代が進むと戦争や死そのものの、恐怖や皮肉を表現するようにもなりました。「死を想え」という語句は、時代や考え方によって意味が異なります。ただ、「死」そのものの象徴としての死神は、いつの時代においても普遍的に存在します。
このブログが「メメント・モリ」なので、死をテーマにした作品を多く扱っています。様々な意味が込められ、奥深きメメント・モリ。今回は近代の絵画を中心に紹介したいと思います。昔の意味を踏襲した形であったり、皮肉を盛り込んだ新しい表現の仕方であったり…。色々意味ありげな文を書きましたが、良いと思った作品をノリで掲載しました(笑)
では、メメント・モリ シリーズ第三弾をご覧ください!
