
凍り付いた運河や湖の上を颯爽と滑るスケート。
その歴史は旧石器時代の北欧までさかのぼることができるようです。寒さが厳しい冬の最中、人々は移動時間を減らす為にソリやスキーと共に、スケートを用いていました。中世以降になると運河の多いオランダやイギリス周辺でスケートの文化は発展していき、移動手段だけではなく、スケートをすること自体が人々の娯楽になっていきます。オランダの貴族は両腕を組んで背筋を伸ばす滑り方が流行し、「いかに優雅に滑るか」が重視されました。その滑走法は「ダッチロール」と呼ばれ、ヨーロッパの各地に広まっていきました。それがフィギュアスケートの原点であるそうです。
では、楽しそうに滑る人々、そして優雅にダッチロールをする貴族達のスケートの絵画13点をご覧ください。
