メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

挿絵

人造人間ホムンクルスについての絵画11点。フラスコで生み出された知恵ある小人

Homunculus in a vial -

 ホムンクルスは錬金術師によって生み出された小人で、中世ルネサンスの時期に盛んに研究されました。
 「フラスコの中の人」と言われている通り、フラスコに納まるくらいのサイズで、中から取り出したら死んでしまうとされています。産まれた時からあらゆる知識を有しているそうです。ホムンクルスの作り方としては諸説あります。一つ目には人間の精液を入れ、40日間密閉して腐敗させます。そうすると透明で人型のようなものが現れ、それに人間の血液を与え続け、馬の胎内の同温度で保温します。すると40週間後、人間の姿のホムンクルスが誕生します。

 二つ目として、クリスタルガラスの容器に5月の三日月の夜露と青年の血液を適量入れます。一か月後に透明の液と赤い沈殿物ができますが、上澄みを取り、動物の抽出液を加え、下の赤い沈殿物は過熱をしながら一ヵ月置きます。やがて沈殿物は内臓や血管などを形成するようになり、それに4週間ごとに上澄みの液を振りかけてあげます。すると、4か月後には樹が生え、小さい少年と少女が生まれているのです。なんだか現実と幻想が入り混じった、不思議な作り方ですよね・・・。現代では「そんなのでできるわけないじゃん!」と思うのですが、当時の方たちは本気で取り組んでいたのでしょう。
 ホムンクルスに関わる絵画11点をご覧ください。

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悪魔の召喚の作品12点。反逆者サタンは部下を呼び、黒魔術師は悪魔を呼び出す

Satan Summoning His Legions, Thomas Lawrence 1769-1830 -

 神々に謀反した堕天使(悪魔)の記述は、旧約聖書と新約聖書、エノク書やヨハネの黙示録などに見られます。
 ジョン・ミルトンの「失楽園」は、サタンが神と天使の力によって地獄へ落されたところから始まります。サタンは共に神に謀反した仲間たちを呼び寄せ、作戦会議を開き、神に一矢報いるには最初の人間であるアダムとイブを陥れることに決めました。この物語のサタンや部下たちは実に個性的で、人間臭くもあります。その作品に影響を受けた何名もの画家たちが、サタンが悪魔たちを召喚しているシーンを描きました。
 また、悪魔は黒魔術を用いることによって、人間でも呼び出せることができます。しかるべき道具を集め、魔方陣や日時を合わせれば、任意の悪魔を召喚でき、希望するものを手に入れることができます。しかし、少しでも手順を間違えれば、瞬く間に悪魔の餌食となってしまうのです。
 悪魔を召喚している絵画作品、12点をご覧ください。


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中世写本に描かれたキモかわいい怪物12点。とぼけた顔の奇妙なモンスターたち

Luttrell Psalter 1325-1335 -

 怪物、モンスターという単語の響きは、ドラゴンや吸血鬼、巨人など、少なくとも凶悪で強そうなイメージが湧くのではないでしょうか。ルネサンス期のボスやブリューゲル、近代のブレイク、フュースリ、ルドン等は怪物を描いた画家で知られていますが、彼等の描く怪物はどちらかと言えば不気味で、人々に怪物の恐ろしさを伝える目的で描いた部分があるように思えます。しかし、中世写本に描かれたモンスターたちの中には、全く不気味ではないどころか、愛嬌があって可愛げのある怪物が存在します。何を思ってこのとぼけた、面白い怪物たちを描いたのだろうと不思議に思ってしまう程です。
 中世の人々が思い思いに描いた、きもかわいい怪物の挿絵、12点をご覧ください。
 

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きもかわいいねこ!中世ルネサンス時代のシュールな猫の絵画と挿絵 12点

Book of Hours from France, 15th century -

 現在、日本は大変な猫ブームになっております。2015年に犬と猫の飼育数がほぼ同数となり、今では猫が上位に立つほどに。日本と世界から色々な猫ちゃんが紹介され、テレビや本で大いに取り上げられ、かわいい写真集や画集も出版されまくっています。
 一方、中世ルネサンス時代の西洋人も猫を描きました。猫をペットとして飼っている人が当時もいたものの、猫を「魔女の使い魔的存在」と考える人が多数おりました。それが原因かは定かではないですが、この時代の猫はかわいい姿もありますが、中には「どうしてこうなった」と思うシュールな猫の絵画も存在します。
 面白くきもかわいい猫の絵画と挿絵12点をご紹介します!


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怪物のオンパレード。ルネサンス期の学者の著書に出てくるモンスターの挿絵11選

Ulisse Aldrovandi 1 -

 中世ルネサンスにおいて、世界の果ては未知の領域でした。西洋にいる動物はほんの一部で、世界中には恐ろしい怪物が存在していると信じられていました。当時の人々の考えを代弁しているのが、アルドロヴァンディの著書の挿絵です。
 ウリッセ・アルドロヴァンディは博物学者で、ボローニャ大学で医学と哲学を教えていました。彼の興味は多岐に渡り、昆虫、動物、植物、科学などあらゆる分野に精通しており、彼はゲスナーという人の「動物誌」の文章を参考にして本を編纂していました。しかし、動物の実物を知らないままに弟子が挿絵を描いたようで、一部とんでもない怪物が描かれることになります。例えば、象という生物がいることは知っていても、実物は見たことがありません。文章で推測した象は怪物になってしまうのです。(中世の人作のとんでもない象はこちら) また、風の噂でしか聞いたことがない地の果ての怪物も、生物の枠に入れられてしまいます。
 そして、アルドロヴァンディの著書の中から怪物が描かれた挿絵を集め、弟子が一つの本に纏めたのが「怪物史(1621年)」となります。「怪物史」を主にして、奇妙なモンスターの姿11点をご紹介します。


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伝説の迷惑下品!ドイツのトリックスター「ティル・オイレンシュピーゲル」の挿絵11選

Konstantin Kalinovich -

 ティル・オイレンシュピーゲルは14世紀の北ドイツに実在したとされる、伝説のトリックスター的人物です。
 ティル・オイレンシュピーゲルと明記するのは長いので、ティルと書かせていただきます。彼はブラウンシュバイクのクナイトリンゲン村に生まれ、子供の頃から悪戯やひっかけが大好きで、人々に数々の迷惑行為や下品な行動を繰り返しました。1350年に病死する瀬戸際までそれは続けられました。
 ティルは数々の職人になりすまし、行く先々で人々をからかいました。彼の十八番は言葉を真っ向から受け取り、本当にそれをやってのけること。例えば暴言で「屋根から出ていけ!」と言われれば、実際に屋根を突き破って出ていくし、暴言で「糞でもしてな!」と言われれば、本当にその場でしちゃうという感じです。相手がびっくりして「やめろ!」というと「え、だってそう言ったでしょ?」という感じな反応をするので質が悪い。
 彼の伝説話は口頭で伝えられ、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」という一冊の本に纏められました。創刊されるとその本は大人気となり、今でもドイツで愛読されています。
 トリックスター、ティルの挿絵11点を見ていきましょう。


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マンドレイク (マンドラゴラ) の中世挿絵10点。伝説の人型植物の悲鳴を聞くと死ぬ

Hortus sanitatis, Mainz, 1491 -

 マンドレイクは根が人型をした伝説上の植物であり、引き抜くと恐ろしい悲鳴を上げるとされています。
 魔法学校を舞台にした某児童書も、マンドレイクを登場させていました。その歴史は古く、15世紀の中世ヨーロッパの文献にも記述があります。マンドレイクは錬金術や呪術、不老不死の妙薬の材料となると考えられています。マンドレイクの悲鳴は凄まじく、聞いた者は即死すると言われています。採取する方法として犬とマンドレイクをロープで括り付け、飼い主は遠くから犬の名前を呼んで引っ張らせる、というものがありますが、犬が犠牲になってしまいます。単に長いロープを付けて引っ張るだけという手法もあるので、そちらの方が簡単で手っ取り早いので、マンドレイクを採取したい方はそれをお勧めします。
 マンドレイクを描いた中世の挿絵10点をご覧ください。


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【絵画10点】大口で罪深き亡者を誘う、ヘルマウスの怪物。地獄の入口は悪魔の口

Hours of Catherine of Cleves 1440 -

 中世ルネサンス時代、地獄の入口は悪魔(怪物)の口の中にあるとされていました。
 「Hell mouth」や「Mouth of hell」などと呼ばれているこの口は、蛇だったりドラゴンだったり、哺乳類系だったりと、作者の想像で姿が様々に変わりました。不気味なのもあれば、きもかわいい顔もあります。中には二つ、三つと顔の数が多いものもあります。一説にはアングロサクソン人(北欧系民族)の宗教、文化が入り混じり、このヘルマウスが生まれたとされています。フェンリルに呑み込まれるオーディンのイメージが、キリスト教に流入した為でしょうか。また、旧約聖書の怪物リヴァイアサンやギリシア神話のケルベロスの影響も考察されていました。(wikiより)
 シュールな地獄の入り口、ヘルマウスの作品10点をご覧ください。


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不気味な怪物や悪魔、死神が描かれた18世紀の魔術書の挿絵10選。召喚できる!?

Compendium Of Demonology and Magic -

 通称「悪魔と魔術の大要」とされる本は、1775年頃に書かれた魔術書です。
 魔術書(グリモワール)は悪魔や精霊を呼び出す術、魔方陣の描き方、魔術や悪魔学などを描いた書物のことで、古代から現代まで多くの魔術書が存在します。
 この魔術書「悪魔と魔術の大要」の正式名称はかなり長く、「Compendium rarissimum totius Artis Magicae sistematisatae per celeberrimos Artis hujus Magistros」とされています。その翻訳は「有名な巨匠によって書かれた芸術と魔法の概要」と言った感じです。本文はドイツ語とラテン語で書かれているものの、内容は残念ながら分かりません。しかし、水彩画で描かれた31点の挿絵には、悪魔や怪物、黒魔術、死神、魔女などおどろおどろしい主題がひしめいており、視覚に直接語り掛けてきます。
 魔術書の挿絵10点をご覧ください。一部不快な描写が含まれておりますので、閲覧注意です。


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【作品15点】中世の画家が情報だけを頼りに描いた象が、とんでもなくシュールに

Middle Ages elephants 11 - コピー

 現代を生きる私達の中で、象を見たことがないという人は殆どいないのではないでしょうか。実際に見たことがなくとも、テレビやネット、本で象の姿は溢れています。子供でも象の姿形を容易に思い描くことができると思います。
 しかし、中世時代の人々は実際に象を見たことがありません。テレビも写真もない。唯一頼りなのは、アフリカやアジアへ旅をしたことがある人の伝聞のみです。中世の人々は異国の話を聞いて胸を躍らせ、見たこともない象の姿を思い浮かべました。「山みたいなでかさで、鼻がこーんなに長かった!固くて太い四本足で、踏み潰されそうだった。恐ろしい怪物だったよ!」と旅人は言ったかもしれません。旅人が本を書いて画家が挿絵を付け、その著作を見た人々がまた違う人に恐ろしい象のことを伝えたかもしれません。
 伝言ゲーム形式に象の姿は広まっていき、尾ひれ背びれが付き、幻想の中で解釈する人も出てきました。そうして想像で描かれた象の姿はとんでもないことになってしまいました。そんな象さんをご覧ください。


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中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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