メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

画家

ルネサンスのカルロ・クリヴェッリの絵画13点。イタリアの風情漂う高貴な宗教画

カルロ・クリヴェッリ作  1480年 -

 カルロ・クリヴェッリ(1430頃-1495)は、イタリアのヴェネツィア出身であるルネサンス初期の画家です。
 弟にヴィットーリオ・クリヴェッリがおり、たまに共同制作を行いました。Jacobello del Fiore を師匠にしていたと言われ、アルヴィーゼ・ヴィヴァリーニやアンドレア・マンテーニャなどの影響を受けていました。彼はヴェネツィアで学んだ後、フランツコ・スクワルチーネの工房で働き、1457年に既婚女性と不倫関係となり、6か月の懲役を科せられました。その後様々な土地へ移り住み、イストニアに滞在、1495年にマルケで亡くなるまで絵を描き続けました。
 フィレンツェで起こった自然主義な作風とは異なり、クリヴェッリは煌びやかで象徴的な作品を手がけ、遠近法やだまし絵的手法などを積極的に取り入れていました。当時、油彩画の技法がフランドルより伝わっていましたが、彼はテンペラ画と金箔の金打ちという古風な作風にこだわり続けました。ルネサンス期に古典的な作品を描くことに対する批判もあったそうです。それでも、彼が手掛ける気品漂う冷厳な聖母の姿は、多くの模倣者を生みました。
 「多翼祭壇画の詩人」と謳われているカルロ・クリヴェッリの作品、13点をご覧ください。


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魂の幻視者であるウィリアム・ブレイクの作品15点と2編の詩。ロマン主義の画家詩人

Cherubim and Eyed Wheels - 1803-05 -

 ウィリアム・ブレイクは1757-1827年(満69歳)に活動した、ロマン主義の画家と詩人です。
 彫刻家に弟子入りし、始めは銅版画家として生計を立てていましたが、国家扇動の罪に問われて裁判にかけられてしまいます。勝訴をしたものの、この事件はブレイクに大きな影響を与え、シンプルなものを難解な、象徴的なものとして表現するという技法をあみ出しました。
 「幻視者」という異名を持ち、ブレイクは次々と神秘的、霊的な作品を作っていきます。初期は神秘思想家エマヌエル・スウェーデンボリの影響を受け、「ミルトン」「エルサレム」など独自の象徴的な神話を構築していきました。詩人としても活躍し、「無心と経験の歌」「天国と地獄の結婚」等の神秘的で深層的な詩を生み出しました。
 幻想に彩られた、未知なる世界の挿絵15作品と詩二編をご覧ください。



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ピーテル・ブリューゲル(父)の絵画15点。宗教と教訓とフランドルの民衆を描いた画家

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 ピーテル・ブリューゲル(父)は1525頃~69年にフランドル地方で活躍した北方ルネサンスの画家です。
 人気の高い画家なので、知っている方がほとんどなのではないでしょうか。宗教画と教訓、風刺画だけではなく、美しいフランドルの風景や当時のありのままの民衆を描きました。宗教や神話をモチーフにした絵画でも、伝統的なそのままの図式ではなく、独自の要素や当時の歴史的背景を取り込みました。ブリューゲルの描く怪物はヒエロニムス・ボスの影響も見受けられますが、彼は自らのものに吸収して、オリジナリティのある怪物に仕上げています。ブリューゲルの作品はバリエーションに富んでいて、多様性があります。しかし、彼の作品は民衆目線となって考えられ、どれも深いメッセージが込められているのです。
 民衆の画家、ブリューゲル(父)の絵画15点をご覧ください。


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ボスにブリューゲル、アルチンボルド!フランスの採石場跡が3Dマッピング絵画に!

Bosch, Brueghel , Arcimboldo2

 フランスのプロヴァンスにある「キャリエール・ド・ルミエール(光の採掘場)」は、採石場の跡地を利用してアートショーを行っています。その方法が、全方位のプロジェクションマッピングなのです。70ヶものプロジェクターを使用し、採石場の壁や天井、床に映し出される絵画の画像は大迫力で、見る人のほとんどは鳥肌が立つと言われています。過去にはヴァン・ゴッホ、モネ、ピカソ、マティス、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、シャガールなどの絵画が取り上げられました。
 そして、2017年の今年はルネサンス時代のファンタスティックを代表する画家「ヒエロニムス・ボス(ボッシュ)」「ピーテル・ブリューゲル」「ジュゼッペ・アルチンボルド」の三名の絵画が映し出されるのです!
 早速詳細を見ていきましょう!



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【絵画13点】ルネサンスの画家ボッティチェリ。ヴィーナスの誕生の他も名作ばかり!

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 サンドロ・ボッティチェリ(1445年-1510年)は初期ルネサンス時代のイタリアの画家です。
 フィレンツェ派の代表的な画家で、知らない方はほとんどいないのではないでしょうか。ボッティチェリはあだ名で、本名はアレッサンドロ・ディ・マリアーノ・フィリペーピといいいます。フィリッポ・リッピを師匠にして学んだ後、メディチ家の保護を受けて様々な傑作を生みだしました。ボッティチェリの作品は、現代で言うと不透明水彩絵の具に近いテンペラで描かれています。テンペラは塗り重ねをすると下の層が見えなくなってしまうのですが、彼は巧みに細い線を用いてハッチングし、きめ細やかな立体感を生み出しています。
 ボッティチェリの代表作に「ヴィーナスの誕生」と「プリマヴェーラ(春)」がありますが、それだけではありません。彼は数多くの傑作を世に出しています。繊細で美しい作品の数々をご覧ください。


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ジョットの寓意画から学ぶ、7つの美徳と7つの悪徳。スクロヴェーニ礼拝堂の宗教画

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  ジョット・ディ・ボンドーネはイタリア出身の中世後期の画家です。
 彼の最も有名な作品は1305年に描かれた、スクロヴェーニ礼拝堂の一連の宗教画ですが、その中にグリザイユ(モノクロのこと)で描かれた「美徳と悪徳」とされる14枚の寓意画があります。寓意(ぐうい)とはある意味を直接伝えず、別のものに例えたり、ほのめかしたりして伝えることで、寓意画は概念を擬人化した絵画のことを指します。スクロヴェーニ礼拝堂へ来た信仰者はこの絵画を見て、率先して行う美徳、やってはならない悪徳を学んだのでした。
 私たちもジョット先生の道徳の授業を学びましょう。


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西洋絵画の父ジョットの絵画9選。平坦を立体に変え、中世ルネサンスの架け橋となる

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 ジョット・ディ・ボンドーネ(1267年頃―1337年)はジオットとも呼ばれ、イタリア出身の中世後期の画家です。
 中世時代、絵画は「文盲の人々にキリストの物語が伝わればいい」という名目で描かれ、美術的側面は排除されていました。リアルに描くことを忌避し、外面より内面を重視せよ、象徴性や図像が大切だと、わざと適当ともとれる絵画を描いたのでした。中世の人々もリアルに描こうとしたらできたかもしれませんが、時代がそれを許さなかったのです。
 しかし、その概念に対してジョットが革命を起こします。彼は三次元の空間や人物の自然な感情表現を描写したのです。人物のサイズは建物や風景と比較して自然な大きさで表され、人々のポーズも的確なものでした。それによりジョットは一躍有名になり、現代の評価では「西洋絵画の父」とも呼ばれるまでになりました。
 そんな偉大な巨匠、ジョットの作品9点を見ていきましょう。


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フュースリの暗黒に塗り潰された絵画10選。夢魔が悪夢に引きずり込んでくる

Titania Awakes Surrounded by Attendant Faries - 1794 -

 ヨハン・ハインリヒ・フュースリ (ヘンリー・フュースリ) はスイス出身の、18世紀後半から19世紀前半に活躍したロマン派の画家です。
 彼はミケランジェロの作品に強く影響を受けており、ダンテの神曲、神話、シェイクスピアからテーマを得て描いていました。絵画は200点以上、スケッチは約800点が残っています。強い明暗を用い、不気味な怪物や悪魔が現れる幻想画を描いております。フュースリが絵を描き始めたのは20代半ば頃。それから頭角を現したのだから、相当の努力か才能があったと思います。フュースリは劇的なポーズ、シーンを好み、オーバーじゃないか?と感じられるポーズも描いていました。
 暗闇の中からふいに現われる悪夢のような作品、10点をご覧ください。


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ロヒール・ファン・デル・ウェイデンの絵画10点。偉大な初期フランドル三大巨匠の一人

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 ロヒール・ファン・デル・ウェイデンは初期フランドル派の画家で、現在のベルギーで生まれました。彼は15世紀の北方絵画において非常に影響力のあった画家で、ロベルト・カンピンを師匠(諸説あり)に、ハンス・メムリンク(メムリンクの絵画はこちら)を弟子にとっていました。当時から国際的な名声を得ており、イタリアやスペイン、ネーデルラントの王侯貴族を相手に制作依頼を受けていました。
 ウェイデンの作品のほとんどが宗教画と肖像画で、初期フランドル画の特徴の写実性、緻密さ、哀愁感を色濃く表しています。彼は油彩とテンペラの混合技法を用い、薄く色を塗り重ねていった為、多くの色相を表現することができました。白でさえ何段階もの色調を使用しているようです。
 静けさが漂う美麗な作品を見ていきましょう。


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〈最新〉ブリューゲル一族 全員の作品を掲載!画家になった人は総勢8名(他に甥も)

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 ブリューゲル一族は16世紀-18世紀に活躍したフランドル(ネーデルラント)の画家の家系。
 ピーテル・ブリューゲルやらヤン・ブリューゲルやら同名が多すぎるので、基本(父、子)(老、若)などで区別されます。最も有名なのはピーテル・ブリューゲル(父)で、その息子や孫、更には曾孫も画家になっております。今回は有名からマイナーまで、画家になったほとんどのブリューゲル一族を紹介したいと思います。その数8名。
 ややこしい家系もこれですっきり解決です!


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中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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