メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

北欧神話

北欧神話の運命の女神ノルンの絵画11点。糸で多様な人生を紡いでゆく予言者たち

The Norns by Carl Emil Doepler -

 ノルンは北欧神話に登場する、運命を司る女神たちです。
 単数形ではノルン、複数形ではノルニルと言います。本来ならノルンは複数人数いますが、ギリシャ神話の三名の運命の女神モイラに影響され、北欧でも三名だと考えられるようになりました。ノルニルの中で比較的名の知れているウルズ、ヴェルザンディ、スクルドの三名がノルンの代表として選ばれることになったのです。ウルズは「起こった事、死」を、ヴェルザンディは「起きつつある事、生成」を、スクルドは「成されるべき事」を意味し、ヴァイキングの名誉ある死を象徴していると一説には考えられています。彼女らは人間や神々の運命の糸を編み、人生を紡いでいるのです。
 ミステリアスな運命の女神、ノルンの絵画12点をご覧ください。

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北欧神話のフレイとフレイヤの絵画13点。豊穣と愛を司るヴァン神族の双子の兄妹

Donn Phillip Crane -

 フレイとフレイヤは北欧神話に登場する、ヴァン神族の兄妹(文献によっては双子)です。
 ある日、オーディン率いるアース神族とニョルズ率いるヴァン神族の間で戦争がありました。戦いは長期間続き、互いは相当疲弊していたので、和平条約を結ぶことになりました。条約を締結する際、互いに人質を交換することにし、アース神族からはヘーニルとミーミル、ヴァン神族からはニョルズ、フレイ、フレイヤがやって来ました。こうしてヴァン神族の三名はアースガルズへやって来たのです。
 フレイは妖精界の王子で、豊穣や平和、財産などを司っています。婚礼の儀式にフレイに動物の生贄が捧げられることもありました。彼はかなりのロマンチストで、巨人族の娘ゲルズに恋をして病んでしまうほどでした。一方、女神フレイヤは愛と美を司る絶世の美しさを誇る女神で、かなり性に奔放でした。その奔放さはロキに「お前の周りの男はみんな情夫だろ」と悪口を言われてしまう程。オーズという夫を持ち、娘にフノスがいます。
 そんなフレイとフレイヤに関わる絵画と挿絵、13点をご覧ください。


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北欧神話のヘイムダルの絵画10点。ギャラルホルンで終末を告げるビフレストの番人

 Lundbye  1907 -

 北欧神話に登場するヘイムダルは、アースガルズとミズガルズを結ぶ橋ビフレストの番人です。
 彼は白き神と呼ばれており、知恵や力、五感に優れ、ずば抜けた視力と聴力を持っています。どんな時間帯でも800kmを見渡せ、草や羊の毛が伸びる音が聞えたほどでした。ほとんど眠ることがなく、歯はすべて黄金でできています。始終ビフレストのたもとに座り、世界中を監視して神々の見張り番をしているとされます。
 ヘイムダルはギャラルホルンと言われる角笛を持っており、ラグナロクが到来した際に、それを吹いて皆に知らせる役割を持っています。絵画や挿絵には、大体ギャラルホルンが描かれています。また、彼は人間の階級制度を作った始祖と言われており、貴族、農民、奴隷の三制度を作りました。
 そんな超人的なビフレストの番人、ヘイムダルの絵画と挿絵10点をご覧ください。


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北欧神話のトリックスター、ロキの絵画14選。オーディンの義兄弟で悪戯好きの神

 Hansen  1861ー

 ロキは北欧神話の悪戯好きの神として知られています。
 変身能力に長けており、頭の回転が速く、気まぐれで饒舌家。名前は「終わらせる者」という意味です。主神オーディンと義兄弟の仲で、雷神トールとは親交があります。巨人族出身で、妻にシギュンがいますが、最初の妻アンクルボザとの間にフェンリル、ヨルムンガンド、ヘルの三兄弟がいます。非常にプレイボーイで、手を出していない女神はいない程。物事を引っ掻き回して困らせる存在ですが、持ち前の知恵で問題事を解決することもあります。
 しかし、バルドルの死を皮切りに神々のロキに対する評価が変わってゆき、ロキが神々の悪口を散々言うこと (ロカセナ) があってから、完全にロキは敵側に付いてしまいます。ロキは捕らえられて岩に縛り付けられますが、ラグナロクが起こる時に解放され、神々へ復讐をすると言われています。
 北欧いちのトリックスター、ロキの絵画と挿絵、14点をご覧ください。


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北欧神話の雷神トールの絵画13点。ハンマーで巨人を打ち倒し、人間を守る守護神

Mårten Eskil Winge, 1872 -

 北欧神話に登場する雷神トールは、神と人間の国を守るアース神族の守護神です。
 映画や漫画で引っ張りだこにされているので、知っている方は多いのではないでしょうか。力自慢で豪胆、大食漢であるトールはその反面、知識には疎く単純です。一説にはオーディンとヨルズの息子とされています。武器のハンマー、ミョルニルは投げると手元に戻って来て、使わない時はポケットに入るくらいまで小さくなるという優れもの。これで巨人を退治しまくっています。また、トールは鉄の手袋をはめ、攻撃力が二倍になるという力帯をはめています。何故か狡猾の神ロキとは気が合うようで、二人はよく一緒に旅に出ています。ロキに助けられることもあれば、痛い目に合わされることもあります。
 北欧神話の切り込み隊長、トールの絵画13点をご覧ください。


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北欧神話の主神オーディンの絵画13点。死と戦争、魔術を司り、ルーンを発明した者

Georg von Rosen (1886) -

 オーディン(オージン、ヴォータン)は北欧神話に登場するアース神族の主神であり、死や戦争、魔術、嵐などを司っています。
 通常、オーディンは髭を生やした隻眼の老人として表され、鍔広帽子を被り、ローブを着込んでいます。絵画によっては鎧を着た姿で描かれることもあります。投げ槍の武器、グングニルを持っていることが多いです。妻はフリッグで、息子はバルドルですが、主神の定めなのか愛人に産ませた子供は多数おります。ロキとは義兄弟の仲です。
 オーディンは知識を得ることに貪欲で、知識を得る為ならば片目を失ったり、女をたぶらかして捨てたり、逆さづりになって死にかけるのも厭いません。主神であることを隠して放浪の旅に出ることがしばしばあった為、数多くの異名を持っています。
 知識狂の主神、オーディンの絵画と彫刻、13点をご覧ください。


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北欧神話のウトガルザ・ロキの物語と絵画12選。トールとロキは巨人に騙される

Katharine Pyle -

 北欧神話の雷神トールは、神の国アスガルドを巨人から護る守護神ですが、彼が巨人にこっぴどく騙された話があります。
 ある日、トールと狡知の神であるロキ、従者シャールヴィとその妹は巨人の国で馬鹿でかい巨人スクリューミルと出会います。成り行き上、トールはハンマーで彼の額を三回殴りつけますが、全く効いておりません。いら立ちを隠せないトールに巨人は「ウトガルザ・ロキの館は俺よりでかい奴がゴロゴロいるよ。お前は敵わないだろうね」と残して何処かへ消えていきます。
 トール一行はウトガルザ・ロキ(神のロキとは無関係)の館へ行き、5つの挑戦を行いますが、ことごとく巨人に敗れてしまいました。悔しがるトールに巨人は種明かしをします。「実は魔法でお前達を騙していたんだよ」と。しかし、トールの実力は巨人の想像以上のものがあり、何度も術を破られそうになった為、ウトガルザ・ロキは「お前の恐ろしさは分かった。二度と相手にしたくない奴だ」と言って姿を消してしまいました。
 北欧神話の中ではユーモラスで、とても面白い物語です。ウトガルザ・ロキとトール一行の絵画、12点をご覧ください。


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北欧神話の戦乙女ヴァルキリーの絵画12選。戦死した者をヴァルハラへ導く使者

Hans Makart 1877 -

 ヴァルキリーは北欧神話に登場する半神の戦乙女たちで、ワルキューレとも呼ばれています。
 神々の最終戦争ラグナロクに向けて、主神オーディンは勇猛勇敢な人間を集めることにし、ヴァルキリーたちに戦死した英雄を連れてくるよう命じました。ヴァルキリーたちは天馬に乗って戦場へ赴き、勇猛な人物の魂を選んでエインヘリヤルとして、彼等を神々の国アースガルズにあるヴァルハラへ招きました。ヴァルハラへ来たエインヘリヤルたちはラグナロクの為に毎日戦争の修練をし、夜はヴァルキリーたちに蜜酒でもてなされるのです。
 英雄の魂を選定し、神々へと導く戦乙女の姿、12選をご覧ください。



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11作品!北欧神話の軍神チュールは、フェンリルを縛る為に潔く右腕を犠牲にする

tyr fenrir -

 北欧神話の軍神チュール(テュール、ティールとも)は、魔狼フェンリルを縛る為に右腕を犠牲にしたという、果敢な話で知られています。
 ロキの子供であるフェンリルは神の国アースガルズで育てられていましたが、みるみる巨大化していき、手に負えなくなってしまいました。フェンリルが恐くて神々は餌やりを嫌がり、与えることができたのはチュールだけでした。
 ある日、神々は狼を縛ってしまおうと決めました。しかしフェンリルはたくましく、生半可な縄では直ぐに壊されてしまいます。そこで神々は小人達から魔法の紐を作ってもらうことにしました。脆そうに見える紐にフェンリルは警戒し「魔法がかかっていない証拠に、俺の口に腕を入れろ」と持ち掛けます。ためらう神々。ペテンする気満々なのだから、腕は喰われるに決まっています。しんと静まり返った中、無言でチュールが歩み出て、右腕を口に差し込みました。すかさず神々は狼の身体に紐を巻き付けます。魔法の力が発揮され、フェンリルがどんなにもがいても紐をちぎることができませんでした。神々が大喜びする中、チュールは食いちぎられた右腕を押さえていたと言われています。
 戦神の生命線である右腕より、仁義を選んだチュール。チュールとフェンリルの作品11選をご覧ください。


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北欧神話で占う人生。神々や英雄が描かれたヴァイキングタロットの中身をご紹介

viking1 -

 今回は2013年にスペインの会社で発売された「Viking Tarot」をご紹介したいと思います。
 このタロットカードはヴァイキング文化をモチーフにしており、北欧神話の神々や巨人、小人、英雄などが水彩調のイラストで描かれております。管理人は北欧神話好きなので、買ってしまった次第です。物語に関する絵もあるので「あ、このシーンだ!」「この人物かな?」と楽しむこともできます。また、描かれた絵が分からなくても、中に英語の説明書が入っており、イラストの説明が書いてありますので大丈夫です。もちろん占うことが可能なので、今年の運勢や今後の人生を北欧神話の神々に委ねることができます。
 早速中身をご覧ください!


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プロフィール
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中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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