メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

旧約聖書

【絵画11点】古代イスラエルの指導者モーセの長く険しい旅路と、厳しい神のお告げ

Thomas Brigstocke  1840-60 - コピー

 モーセは旧約聖書の「出エジプト記」に登場する人物です。イスラエル人(ヘブライ)はつねづねエジプトの圧政に苦しんでいたので、「エジプトを脱出せよ」と神託を受けたモーセは彼等を束ね、この地を発ちました。→ エジプトを脱出するモーセについて知りたい方はこちら
 約束の地を求めて旅をするイスラエル人たち。神から与えられたマナという食糧を摂取しながら、進み続けます。しかしモーセが神の預言を受けている間に、人々は金の子牛を崇拝し始めたのでモーセは激怒し、子牛を壊します。いざこざを起こしながら旅をして40年が経ち、モーセたちは神の言いつけ通り進みました。しかし、些細なことがきっかけでモーセは罪を犯し、次の指導者はヨシュアに変わってしまいます。役目を終えたモーセはネボ山の頂上に登り、約束の地カナンを眺めながら生を終えました。享年120歳でした。
 出エジプトから指導者が変わるまでのモーセの旅路の絵画、11点をご覧ください。



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モーセのエジプト脱出と十戒の絵画12選。預言に従い、海を割いてユダヤの民を導く

Philippe de Champaigne  1648 -

 モーセは旧約聖書の「出エジプト記」に登場する人物です。彼は古代イスラエルの民族指導者であり、紀元前16~13世紀頃に活躍したとされています。実に約3200~3500年前の人物になり、実在したかどうかは不明です。
 モーセはエジプトの地でヘブライ人の家庭に生まれました。ファラオが増えすぎた新生児を殺すという命令を下したので、隠されてナイル川に流されましたが、エジプトの王族が彼を拾いあげて無事に育てられました。ある日、彼は神から「ヘブライ人たちをエジプトから脱出させ、自由にさせよ」と神託を受けました。モーセは兄アロンと共に奮闘し、神の力添えもあってヘブライ人たちをエジプトから解放することに成功します。それから彼等は長い苦難の道のりを歩むことになるのですが、モーセは神から授けられた石板「十戒」を基盤にして、民族をまとめ上げようとしたのでした。
 エジプトを脱出するまでと、十戒を持つモーセの姿の絵画12点をご覧ください。


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聖書よりヤコブと天使の決闘の絵画11選。肉弾戦の激しい格闘の末、勝利を収める

Eugène Delacroix 1861 -

 ヤコブは旧約聖書に登場し、イスラエル民族の始祖となる人物です。
 カナンへ向かっていたヤコブ一行は、夜にヤボク川に差し掛かりました。ヤコブは家族たちを先に渡らせ、一人その場で野宿することにします。すると、いきなり闇の中から何者かが襲い掛かって来て、激しい格闘になりました。戦闘は夜明けまで続けられ、徐々にヤコブが優勢になってきました。何者かはヤコブの腿を打って関節を外してしまいましたが、彼は怯まずにつかみ合いを続けます。
 「去らせてくれ」と相手に言われても「いいえ、祝福してくださるまでは離しません!」とヤコブは格闘を止めません。遂に相手は観念し「お前は以後、イスラエルと名のるがいい。人と神の間に勝ったからだ」と言って、その場で祝福を与えました。こうしてヤコブはイスラエルの民族の始祖となり、彼の息子12名が十二部族となりました。
 ヤコブと天使がガチで格闘し合う絵画、11選をご覧ください。


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反逆天使の墜落の絵画11選。神に背きし天界の使者はサタンと共に堕天使となる

Edouard Cibot 1833 -

 堕天使は神の使いでありながら、反逆者サタン(ルシファー)側に付き、離反した天使のことを指します。
 反逆した天使は神によって罰せられ、地獄へ追放されました。どうして反逆をすることになったのかは諸説あり、サタンが神より優れていると思ったから、神が人間を寵愛した為に嫉妬したから、神の束縛から自由になりたかったからなどがあります。彼等は天使と同じように上、中、下の三隊の階級に分けられており、サタンを筆頭にしてベルゼブブ、バアル、アスモデウス、ベリアルなどの上級の堕天使がいます。地獄へ落とされた堕天使は悪魔へと変貌し、天界を乗っ取ってやろう、人間を陥れてやろうと虎視眈々と狙っているのです。
 地獄へ追放される堕天使の絵画11点をご覧ください。



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アダムとイブの楽園追放(失楽園)の絵画11点。二人は神とミカエルに追い立てられる

West, Benjamin 1791 -

 アダムとイブは旧約聖書の「創世記」に登場する世界最初の男女です。
 二人はエデンで幸せに暮らしていましたが、蛇にそそのかされ、禁じられた知恵の木の果実を食べてしまいました。そのことが見つかり、神は怒りを露わにしたので、アダムは「イブのせいです」と言い、イブは「蛇に騙された」と言いました。そんな言い訳が通用するはずもなく、神は二人と蛇に罰を与えました。蛇は一生腹ばいになって生き、イブは女の産みの苦しみを与えられ、アダムは痩せた土地に作物を育てる為に、汗水たらして働かなければならなくなりました。また、人間は寿命が付きて土に還るという運命を背負ってしまったのです。
 そして、神は天使ミカエルに命じて二人をエデンから追放させ、命の木を守る為にエデンの東側にケルビムと回転する炎の剣を置いたのです。
 楽園追放(失楽園)の絵画、11点をご紹介いたします。


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禁断の果実を採るアダムとイブの絵画12選。蛇の悪魔に誘われ、二人は罪を背負う

Mabuse-Jan Gossaert (1478-1532) -

 アダムとイブ(イヴ、エヴァ)は旧約聖書の「創世記」に登場する、世界最初の人間です。
 世界創造の後に唯一神はアダムを作り、彼をエデンの園に住まわせました。そこには様々な種類の木が置かれており、中心には命の木と知識の木の二本が植えられていました。唯一神はアダムに知識の木の実は食べてはならないと告げ、アダムのわき腹からイブが創造されます。
 二人はしばらく幸せに暮らしていましたが、ある日イブの元に蛇が現れ「善悪の知識の実を食べるがいい」とそそのかします。彼女は果実をかじってアダムに勧め、彼もそれを口にしました。二人はとうとつに自分達が裸であること恥じ、イチジクの葉で腰を覆いました。実を食したことが原因で二人は楽園を追い出されてしまいます。
 禁断の果実を採るアダムとイブの絵画、12選をご覧ください。


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ノアの方舟(箱舟)の絵画11選。家族とつがいの動物が船に乗り、大洪水を逃れる

Simon de Myle's -

 ノアの方舟は旧約聖書の「創世記」に登場する物語です。
 ノアが生きていた時代、人々は自堕落な生活を送り、不信心な者ばかりでした。神は大洪水で世界を滅ぼそうと決め、唯一の信心者であるノアに方舟の建設を命じました。ノアは木造造りで三階建ての立派な方舟を完成させ、妻と、三人の息子とそれぞれの妻、地上にいるすべての動物のつがいを方舟に乗せました。神は予言通り洪水を起こし、地上を水で溢れさせました。方舟に乗っている者たち以外は洪水に飲まれ、生物は滅びてしまいました。洪水は40日間続き、方舟はアララト山に留まってじっと耐えていました。
 その後、ノアは方舟の窓からカラスと鳩を放ちましたが、帰ってきました。七日後、もう一度鳩を放ってみると、オリーブの葉をくわえて戻ってきました。遂に緑の大地が現れたのです。ノアたちは方舟を出て、祭壇を作って神に動物の生贄を捧げました。神はノアたちを祝福し、これから先は洪水を起こして人類を滅亡させないよう約束をしたとされています。
 救済と滅亡というテーマは画家の創作力を搔き立て、多くの作品を生み出しました。ノアの方舟にまつわる絵画、11点をご覧ください。



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旧約聖書の英雄サムソンの絵画12点。悪女デリラに騙され、力の源である髪を失う

Padovanino 17 -

 サムソンは旧約聖書の「士師記」に登場する怪力の英雄です。
 ある日、イスラエルの民マノアの妻に神の御使いが現れ「これから貴女に特別な子が生まれるが、葡萄酒を飲まない、汚れた物を食べない、髪に剃刀を当てないという、三つの事を子に遵守させなさい」と言いました。こうして産まれたのがサムソンでした。彼は豪傑に成長し、ティムナに向かいました。途中、ライオンが現れますが瞬く間に倒してしまいます。彼は敵であるペリシテ人の館へ向かい、1000人を打ち殺します。
 やがて、サムソンはデリラという女性を愛すようになります。敵側はそれを知り、彼女にサムソンの力の秘密を探るようにけしかけます。彼は始めこそ話しませんでしたが、デリラがしつこく聞くと神の三つの約束を話してしまいます。デリラは敵側に密告し、彼が寝ている間に髪をすっかり剃り落としてしまいました。力を失ったサムソンは目を抉られ、牢で粉ひきをさせられました。
 ペリシテ人は異教の神殿へサムソンを連れだし、見世物にしました。神に祈ったサムソンは力を取り戻し、柱をへし折って神殿を倒壊させ、大勢のペリシテ人を道連れにしながら命を落としました。
 この物語も多くの画家の手によって描かれ、特にサムソンとデリラのシーンは人気がありました。波乱万丈な人生を歩んだサムソンの姿12点をご覧ください。


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イサクの犠牲の絵画11点。神へ捧げる生贄は息子。旧約聖書の苦悩と感動の逸話

The Sacrifice of Isaac by Pedro Orrente - コピー

 イサクの犠牲はイサクの燔祭(はんさい)とも呼ばれ、旧約聖書の物語の一つです。
 ある日、アブラハムは息子イサクを生贄にせよ、と神託を受けました。信仰する神のお告げは絶対ですが、イサクは年老いてもうけた一人息子であり、非常に愛していたので、アブラハムは深く苦悩しました。悩んだ末、彼はロバに鞍を付け、愛すべきイサクを連れて神の命じられた場所へ向かいました。イサクは「どうして捧げ物の動物がいないの?」と問いかけるものの、父は「神がきっと授けてくださる」と言うだけでした。
 生贄を捧げる場所へ到着し、アブラハムは息子を縛って祭壇の上へ寝かします。イサクはすでに事情を察しており、悟りきった様子で成すがままになっていました。苦悩を抱えたまま刃物を握り締める父。そして、アブラハムは息子に向かって凶器を振り上げ・・・。
 イサクの犠牲を描いた傑作の数々をご覧ください。


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【絵画13点】生首を持つ少年。巨人ゴリアテを倒したダヴィデは、未来のイスラエル王

David_with_the_Head_of_Goliath_Guido_Reni - コピー

 ダヴィデは紀元前千年頃に在位していた古代イスラエルの王です。
 ダビデ、ダヴィドなどとも呼ばれます。彼が幼少だった頃、初代のイスラエル王はペリシテ人と戦争をしておりました。そんな時、ダヴィデは戦士ゴリアテを知ります。彼はペリシテ最強の男で、とんでもない巨人でした。イスラエル兵からも恐れられ、ゴリアテは調子に乗って兵を挑発していました。ダヴィデは巨人の前に立ち、勝負を挑みます。「小僧め。すぐに捻り潰してくれる!」とゴリアテは彼を侮りまくっていましたが、ダヴィデは神の力を借り、スリング(石投げ)で石をさっと投げました。石は額にめり込み、ゴリアテは一瞬で気絶してしまいました。ダヴィデは相手の大きな剣を使い、ゴリアテの首を斬り落としました。こうしてイスラエル軍に勝利をもたらしたダヴィデは、次々と戦争に参加して勝利をおさめ、イスラエル王の地位に就いたのでした。
 ダヴィデとゴリアテの物語は画家達に好まれ、大量の作品が残っています。その一部をご紹介いたします。生首だらけなので閲覧注意です。


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中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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