メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

オリエンタリズム

占い師の西洋絵画14点。手相やカードで運勢を占う、胡散臭い雰囲気をまとう者達

A fortune teller by Gaspare Traversi 1722–70 -

 未来や運勢などを、道具や事象を使って判断しようとする行為である「占い」。古代ギリシャやローマでは占いは神の御告げとされ、占いで出た結果は絶対だと考えられていました。占いに逆らって行動し、その者が死んだ場合は「神の意志に反したからだ」と恐れられ、自業自得とされたのです。占いの方法は鳥やネズミの行動を観察したり、動物の臓器を使ったりと様々でした。 
 また、天体の動きであらゆる予言を行おうという「占星術」も、古代バビロニアやエジプトの時代から行われており、12世紀頃には西洋でも占星術が発展しました。手相占いも12世紀頃に伝えられたようです。占いの有名どころであるタロットカードは15世紀頃にゲーム目的で作製され、18世紀頃に現代のような用途で用いられたとされています。

 古代では占いは神聖視されており、占いをする者は神官でした。しかし、時代が経て唯一神の宗教が台頭するにつれ、「神が定めた未来を人間が予測できるはずがない」と占いの立場は神に反する行為、魔術的であるとみなされがちになってきたのです。医学や政界では占星術を使用することもありましたが、人間の運勢を視る占い師はインド周辺からの移動民族ジプシーや、いかさま師、魔女や魔術師などと怪しげな存在と思われるようになりました。16、7世紀の絵画には、怪しげな占い師に手相やカードで運勢を視てカモられる、貴族の姿が描かれています。それ以降になると、民衆にも定着してきたからなのか、怪しさが緩和された占い師も登場するようになります。
 では、占い師についての絵画14点をご覧ください。

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オダリスクの絵画13点。オリエンタリズムに流行った、エキゾチックなハレムの美女

Odalisque by Jean Baptiste Ange Tissier - コピー

 オダリスクはイスラムの君主(スルタン)に仕え、ハレムにいる寵姫、または女奴隷のことを指します。
 一夫多妻制であるイスラム社会は、ハレムと呼ばれる居室に何名かの女性を住まわせていました。彼女たちは奴隷の身分ではありましたが、スルタンが気に入り、娶ることで妃の身分となることもありました。日本の大奥に近いものを感じますね。18世紀以降、東洋世界に興味を持つ風潮であるオリエンタリズムが西洋で起こり、様々なエキゾチックな絵画が描かれました。その中でオダリスクは最も好まれた主題で、画家たちは退廃的で気だるく、少し危険な香りのする東洋的なセクシー美女をこぞって表現しようとしたのです。
 異国情緒漂う、オダリスクの絵画13点をご覧ください。

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オリエンタリズムの絵画14点。アジア世界に興味を抱き、近代に流行した東方趣味

Pelt Merchant of Cairo  Jean-Léon Gérôme 1869 - コピー

 オリエンタリズムは西アジア周辺への憧れや関心を軸にした、西洋近代の芸術風潮です。東方趣味、異国趣味などと訳せます。18世紀頃に始まったとされ、19世紀頃に最盛期となりました。
 「オリエント」という語は「昇る」という意味から来ており、東側から日が昇る為にその名が付きました。西洋では長い間、東側に属するオスマン帝国と戦争を続けておりましたが、航海技術の発達と共に様々な異文化に触れる機会が増えてきました。東方世界は野蛮で不気味なものではないと分かり、進んで異国を調査する者も多く現れ、異国に対する興味が次第に高まっていくようになります。東方と言うとかなりの数のアジア圏の国が入ってしまいますが、イスラム文化圏の作品が多く見られたり、文化様式が混在したりしている作品があったりします。画家たちはエキゾチックで珍しい文化や風景、人物を、憧憬や興味の念を込めて描いたのです。
 では、オリエンタリズムについての絵画14点をご覧ください。

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管理人:


中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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