
クリストフォロスは3世紀のローマ帝国時代に生きた聖人で、元々はレプロブスという名前でした。
ある日、小さな男の子がレプロブスに「川を渡りたい」と言いました。彼はお安い御用とばかりに男の子を担ぎ、急な川を渡り始めます。しかし、軽かった男の子は進むにつれて段々と重くなり、レプロブスは倒れそうになってしまいました。彼が丁寧にその名前を訪ねると、男の子はイエス・キリストと名のりました。キリストは全世界を背負っていた為に重かったのです。レプロブスはキリストに仕えることを約束し、「キリストを背負う者」という名のクリストフォロスという名前に改名しました。
彼は交通安全の聖人として、多くのキリスト教徒に信仰されております。画家たちもクリストフォロスを敬愛し、聖画を多く残しました。キリストを背負う聖人をご覧ください。
