メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

グリロス

アンドロギュノス(両性具有)についての写本挿絵13点。錬金術における完全体の象徴

Buch der heiligen Dreifaltigkeit ale, Beinecke, Mellon 1700

 古代ギリシャやエジプトで興り、中世ルネサンス時代に発達した、卑金属から金を錬成する術を探る錬金術。
 錬金術師の目標は金を生み出すだけではなく、対立している両極性の統合、完全性の入手にありました。男女や善悪、太陽と月。世界の全ては両極性を含んでいるとされ、それを統合して初めて完全を得ると考えられていたのです。

 男女を統合して完全体になった存在は「アンドロギュノス(両性具有)」と呼ばれ、究極の真理とされてきました。錬金術の世界においてアンドロギュノスの姿は半分が男性で半分が女性の姿をした王の姿で描き、一対の翼を持ち、龍を踏み付けたり、定規や蛇、盃などを手に持っています。また、この存在はレビス(Rebis)とも言われ、ラテン語で「2つの部分から成る者」の意味を含んでいます。
 では、錬金術における完全体アンドロギュノスについての挿絵13点をご覧ください。

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ヒエロニムス・ボスの絵画に登場するマイナーな怪物13選!脇役だって個性派ぞろい

怪物

 北方ルネサンスの画家ヒエロニムス・ボスの作品には、実に多くの怪物たちが存在します。
 ボスが描く独創的な怪物はある種の強い魅力を発し、フィギュアや洋服などのグッズが生まれています。快楽の園に描かれた木男や暴食の怪物(サタンとも)、甲冑を着たグリロスや、聖アントニウスの誘惑のレターバードや船になった魚の怪物、最後の審判の頭巾を被ったグリロスや教皇姿のグリロスが有名どころですね。しかし、怪物にも有名な者と、そうでない者が存在します。
 今回は、絵画の隅っこや目立たないところに生息する、マイナーだけど個性的な怪物たち13体+α をご紹介します。「快楽の園「」干草車」「最後の審判」「聖アントニウスの誘惑」の代表的な四つの祭壇画から抜粋します。なお、絵画の全体像は掲載しますが、表示の関係で画質を押さえさせていただいておりますので、ご了承ください。

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【画像13点】頭から足が生えた怪物、グリロス (頭足人)。不気味だけど癖になる姿

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 グリロスは頭足人と呼ばれ、頭と足が合体したような怪物のことを指します。
 厳密に言えば頭部を色々なパーツと組み合わせて作る怪物で、頭と足でなくてもグリロスと呼ばれるものもいます。グリロスはギリシア・ローマ時代の玉石彫刻から発生したと言われており、中世時代になってヨーロッパ全土へ広がっていきました。宝石の彫刻から始まり、壁や柱、彩飾写本の余白を埋める怪物として描かれ、北方ルネサンスの画家ヒエロニムス・ボスがグリロスを芸術まで高めていきます。絵画の世界へ進出したグリロスは、様々な形態となって美術界に時々姿を現すのです。
 今回は中世の写本と、ボスの作品のグリロスを見ていきましょう。


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管理人:


中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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