Padovanino 17 -

 サムソンは旧約聖書の「士師記」に登場する怪力の英雄です。
 ある日、イスラエルの民マノアの妻に神の御使いが現れ「これから貴女に特別な子が生まれるが、葡萄酒を飲まない、汚れた物を食べない、髪に剃刀を当てないという、三つの事を子に遵守させなさい」と言いました。こうして産まれたのがサムソンでした。彼は豪傑に成長し、ティムナに向かいました。途中、ライオンが現れますが瞬く間に倒してしまいます。彼は敵であるペリシテ人の館へ向かい、1000人を打ち殺します。
 やがて、サムソンはデリラという女性を愛すようになります。敵側はそれを知り、彼女にサムソンの力の秘密を探るようにけしかけます。彼は始めこそ話しませんでしたが、デリラがしつこく聞くと神の三つの約束を話してしまいます。デリラは敵側に密告し、彼が寝ている間に髪をすっかり剃り落としてしまいました。力を失ったサムソンは目を抉られ、牢で粉ひきをさせられました。
 ペリシテ人は異教の神殿へサムソンを連れだし、見世物にしました。神に祈ったサムソンは力を取り戻し、柱をへし折って神殿を倒壊させ、大勢のペリシテ人を道連れにしながら命を落としました。
 この物語も多くの画家の手によって描かれ、特にサムソンとデリラのシーンは人気がありました。波乱万丈な人生を歩んだサムソンの姿12点をご覧ください。


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