
ユダの接吻は、新約聖書においてユダがイエス・キリストを売る為に行った行為の場面です。
最後の晩餐の翌日、キリストはゲッセマネの園にいました。三名の使徒と共にいると、なにやら足音が聞こえてきます。明かりと武器を持った、ユダヤ祭司長の兵士一団が現れたのです。その先頭にいたのはイスカリオテのユダで、彼は「先生!」と言いながらキリストに接吻をしました。、「誰がキリストか分かるように、接吻をしろ」と祭司長から言われていた為です。ユダは銀貨30枚を受け取り、キリストを売ったのです。
敵の一団は神の子を捕らえようと集まってきます。それを阻止しようと、弟子のペトロが剣を振り上げて、男の耳を切り落としました。しかし、キリストは「ペトロ、やめなさい。剣は滅びの道を歩む。これは預言された通りなのだ。私は行こう」と言って、敵の成すがままにされました。こうしてキリストは捕らえられたのです。
親愛のジェスチャーである接吻が背徳の合図となる。裏切りの象徴ともいえる行為、ユダの接吻の絵画13点をご覧ください。キリストの表情にも注目です。
