メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

バベルの塔

東京「バベルの塔展」を観た感想と、ショップや混雑状況を語ります!【写真17枚】

東京都美術館入り口 -

 5月26日(金)に、東京都美術館で開催されている「ブリューゲル バベルの塔展 」へ、一人旅で行ってきました!
 この展覧会は2017年4月18日(火)~7月2日(日)まで東京でやっており、それから7月18日(火)~ 10月15日(日)に大阪の国立国際美術館へ巡回します。ブリューゲルとボスの絵画が大好きな作者が、展覧会の感想とショップの内容、混雑状況を語ります。早速見ていきましょう!
→ 「バベルの塔展」の概要について知りたい方はこちら


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ボスにブリューゲル、アルチンボルド!フランスの採石場跡が3Dマッピング絵画に!

Bosch, Brueghel , Arcimboldo2

 フランスのプロヴァンスにある「キャリエール・ド・ルミエール(光の採掘場)」は、採石場の跡地を利用してアートショーを行っています。その方法が、全方位のプロジェクションマッピングなのです。70ヶものプロジェクターを使用し、採石場の壁や天井、床に映し出される絵画の画像は大迫力で、見る人のほとんどは鳥肌が立つと言われています。過去にはヴァン・ゴッホ、モネ、ピカソ、マティス、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、シャガールなどの絵画が取り上げられました。
 そして、2017年の今年はルネサンス時代のファンタスティックを代表する画家「ヒエロニムス・ボス(ボッシュ)」「ピーテル・ブリューゲル」「ジュゼッペ・アルチンボルド」の三名の絵画が映し出されるのです!
 早速詳細を見ていきましょう!



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聖書 バベルの塔の絵画10選。人々は神の頂を目指して塔を建設し、天罰を受ける

Pieter Bruegel the Elder (1563) - コピー

 バベルの塔は旧約聖書の「創世記」に登場する塔です。
 聖書によると、かつて人々は同じ言語を用いていました。彼等は全国から集まり「さぁ、私たちの街と塔を作ろう!天へ届くほどの高い塔を。名声がとどろくような塔を作ろう!」と言い、塔を建設し始めました。着実に建てられていく塔を見て、神は「人間は団結し、天の領域を侵そうとしている。その原因は言語が統一しているからだ」と呟き、人々の共通言語を奪ってしまいました。突然話が通じなくなった人々は混乱し、街と塔の建設をやめざるを得なくなりました。人々は散り散りになり、やがて異なる言語を話すようになります。そして、置き去りにされた街は「バビロン」と名付けられました。
 崩壊した街バビロンのモチーフはバビロニア王国の首都だと言われています。バベルの塔は王国の神殿「ジックラト」に由来しています。後期になって、バビロンの塔だから「バベルの塔」と呼ばれるようになったとされています。
 神の天罰を受けた塔を描いた作品を見ていきましょう。


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2017年4月、バベルの塔展が開催!ブリューゲルとボスが日本の展覧会へ来る…!

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 2017年4月18日から7月2日までブリューゲルとボスの展覧会「バベルの塔」展が、東京の国立国際美術館で開催されるそうです。バベルの塔は実に24年ぶり、ボスの作品は2015年に「愚者の石の切除」が来日しましたが、今回は違う作品が二点やって来るそうです。これは絶対に見逃せません!
 早速詳細を見ていきましょう。


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管理人:


中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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