メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

フランドル絵画

聖母の被昇天の絵画12点。マリアは死後、天使に連れられて天国へと上昇する

Guido Reni -1617 -

 カトリック教において、聖母マリアは亡くなったあと三日後に復活し、天国へ昇天したとされています。
 「聖母の被昇天」と呼ばれるマリアの復活の場面はたくさんの画家に描かれ、ルネサンスやバロック時代を中心に残されています。伝説では三日後に聖トマスらが墓を覗いてみると、マリアは忽然と消えていた、となっているのですが、天使を伴って天へと昇っていくマリアの姿が描かれる場合が多いです。(時に十二使徒も描かれます) 被昇天の日は始め1月18日だと考えられていましたが、6~7世紀頃に8月15日と改められ、祝日とされました。現在に至ってもマリアの復活の祝祭が行われています。
 神秘的な「聖母の被昇天」の絵画、12点をご覧ください。
→ マリアの死についての絵画を見たい方はこちら
 
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2018年1月, 東京より展覧会「ブリューゲル展 画家一族」が開催!150年の長き系譜

ブリューゲル展―

 2018年1月23日(火)―4月1日(日)より、東京都美術館において「ブリューゲル展 画家一族 150年の系譜」が始まります!ピーテル・ブリューゲル(父)より、五世代に渡って続いた画家一族。個人所蔵なども含め、約100点ほどが出品される予定です。2017年4月より開催された「バベルの塔展」に引き続き、来年もブリューゲル祭りの年になりそうですね。私はテンション上がりっぱなりです!
 早速詳細を見ていきましょう!
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「この人を見よ(エッケ・ホモ)」の絵画15選。ピラトに示されたキリストは民衆に晒される

Guercino - Ecco Homo  1647 -

 「エッケ・ホモ」はラテン語で「この人を見よ」という意味であり、ローマ帝国の総督ピラトが発した言葉です。
 キリストは有罪となって磔刑を宣告され、鞭を打たれて茨冠を被せられました。そしてうるさく騒ぎ立てる民衆の前に引き出されました。その時にピラトは民衆に向かって「エッケ・ホモ」と言ったのです。この言葉は劇的で、重要なシーンであった為、「我に触れるな(ノリ・メ・タンゲレ)」と共に多くの絵画が生まれました。
 始まりは9~10世紀頃のビザンティン美術とされ、通常はエルサレムの街を背景に、キリストとピラト、侮蔑する民衆が描かれます。15世紀以降になると肖像画としてのエッケ・ホモも描かれるようになり、フランドル地方で特に人気となりました。茨冠や縛られた縄、十字架などが添えられた肖像画としてのエッケ・ホモは様々なバリエーションがあり、「受難」という宗教的イメージを強めていきました。
 「この人を見よ」という主題の絵画15点をご覧ください。



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世界の救世主という主題のキリストの肖像画14選。ダ・ヴィンチも描いた宗教モチーフ

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 「Salvator Mundi (サルヴァトール・ムンディ)」は世界の救世主という意味のラテン語で、右手は祝福の印、左手は世界を象徴する球体を持ったキリストを描いた宗教的な主題を指します。このテーマは特に北方ルネサンスの者達に人気があり、ルネサンスの時代に盛んに描かれました。かの有名な画家レオナルド・ダ・ヴィンチもこのモチーフを描いており、後年に追随者を生み出しました。
 Salvator Mundi の作品、14点をご覧ください。

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北方ルネサンスの画家15名をご紹介!フランドルとドイツの有名&マイナーな画家

最後の審判

 北方ルネサンスは、フランドル(オランダ、ベルギー)やドイツの北ヨーロッパにて興ったルネサンスの運動です。
 なお、フランスやイングランド、東ヨーロッパの美術も北方ルネサンスに入る場合があります。ルネサンスは「再生」「復活」を意味するフランス語で、中世絵画の殻を捨て、ギリシャローマ文化を復興させようという動きです。イタリアルネサンスと異なり、一部の北方は独自の進化を遂げ、15世紀前半頃からルネサンスの萌芽が芽生えました。北方の絵画は宗教色が濃く残ってはいたものの、非常に細密で写実性に優れた作品でした。意味深な寓意(ぐうい)や警句が描かれたものもあり、祭壇画や肖像画が多く描かれ、祭壇画は多翼タイプ、肖像画は小さいサイズのものがよく見られました。
 今回は北方ルネサンス時代に生きた、フランドルとドイツ出身の画家15名を紹介します。


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どうしてこうなったキリストの絵画12点。救世主よ、顔が溶けておられます 【第二弾】

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 キリスト教の始祖イエス・キリストは過去から今まで、数多くの画家に描かれてきました。ピエタや悲しみの人、磔刑など新約聖書のすべての物語は絵画で表現されてきました。長い期間の間に「茶の肩までの長髪で、髭を生やした痩せた男性」というキリスト像は形成され、固定化されてきました。人類の救世主であるキリストは、思慮深く、静かで賢者そうな雰囲気を称えた感じに表現される作品がほとんどです。
 しかし、中には「どうしてこうなった?」と思える作品が存在します。わざとこうしたのか、勝手にこうなってしまったのか。画家はどう思ってその作品を描いたのか。疑問が多数に浮かぶ作品が、中世時代だけではなく、ルネサンスやバロック時代の絵画でもあります。
 「どうしてこうなった」と思えるキリストの絵画、12点をご覧ください。段々とレベルが高くなっていきますよ。


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キリスト「悲しみの人」の絵画14選。罪を背負って苦しみ血を流した救世主の肖像画

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 「悲しみの人(Man of Sorrows)」はキリストを表現する作品の中において、苦しみ悲しんでいるキリストの肖像的な宗教画のことを指します。基本、胸の傷と手の釘の傷を見せた姿で描かれ、時には茨冠を被ったり、十字架や棺桶、拷問具などがあったり、天使が共に描かれたりします。悲しみの人の作品の萌芽は8世紀頃のビザンチンのモザイク画より始まったとされ、13世紀頃に西洋に普及し、特にフランドル地方に多く見られました。これらの作品を観る事で、敬虔な信者の方はキリストに深い敬愛と祈りのイメージを覚えるのです。
 神秘的であり酷くもある「悲しみの人」の絵画14点をご覧ください。


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ピーテル・ブリューゲル(父)の絵画15点。宗教と教訓とフランドルの民衆を描いた画家

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 ピーテル・ブリューゲル(父)は1525頃~69年にフランドル地方で活躍した北方ルネサンスの画家です。
 人気の高い画家なので、知っている方がほとんどなのではないでしょうか。宗教画と教訓、風刺画だけではなく、美しいフランドルの風景や当時のありのままの民衆を描きました。宗教や神話をモチーフにした絵画でも、伝統的なそのままの図式ではなく、独自の要素や当時の歴史的背景を取り込みました。ブリューゲルの描く怪物はヒエロニムス・ボスの影響も見受けられますが、彼は自らのものに吸収して、オリジナリティのある怪物に仕上げています。ブリューゲルの作品はバリエーションに富んでいて、多様性があります。しかし、彼の作品は民衆目線となって考えられ、どれも深いメッセージが込められているのです。
 民衆の画家、ブリューゲル(父)の絵画15点をご覧ください。


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ヒエロニムス・ボスの工房、または追随者の作品15点。怪物やモンスターが大流行!

Follower of Hieronymus Bosch 1561 - コピー

 北方ルネサンス時代のネーデルラント(オランダ)出身の画家、ヒエロニムス・ボス(ボッシュ)は奇妙な怪物画を描いたことで有名です。→ ヒエロニムス・ボスの絵画を見たい方はこちら
 ボスは代々画家の家系で、父親、祖父も画家であったようです。当時、画家はれっきとした職業であり、王族や貴族などに受注依頼されて絵を描き、工房で親方を筆頭に何名かの弟子が働いておりました。ボスも工房の親方であり、弟子を抱えていたと思われます。ボスが描く独特の怪物画は人気が高く、スペイン王室から受注があったほどです。ボスの絵画の噂は徐々に広がっていき、生前から死後の数十年の間に、多くの追随者を生み出しました。ルターの宗教改革の影響によってボスの絵画の何枚かは永遠に失われてしまい、真作とみなされている作品はたった20数点とされていますが、追随者の作品は数多く存在しています。ボスの怪物のエッセンスはブリューゲルらに受け継がれ、今に至っております。
 ボス作ではないけれど、ボス工房や追随者の作品である15点をご覧ください。


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オランダで流行した愚者の石の切除の絵画11選。ヒエロニムス・ボスだけじゃない!

attributed to Frans Hals 17 -

 「愚者の石の切除」は16-17世紀頃のネーデルラント地方(オランダ辺り)で伝えられた主題です。
 ネーデルラントの伝承では人間の頭の中に石があり、それが大きくなると頭がおかしくなって阿呆や狂人になると言われていました。狂人を治す為には医者に切開手術をしてもらい、石を取り出さなければなりません。この伝承はお人よしや世間知らずの者が詐欺師に騙されたり、甘言に釣られて多くの人が悪徳商法に騙されたりすることに対する風刺として用いられました。
 頭を手術され、石を出されている人々の姿11点をご覧ください。


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中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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