メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

プロメテウス

アイスキュロスについての絵画12点。オレステイアを書き、悲劇的な死を遂げた詩人

17th century engraving of the death of Aeschylus -

 アイスキュロス(紀元前525年 - 紀元前456年)はギリシャの詩人であり、三大悲劇詩人の一人です。後の二人はソポクレスとエウリピデス。
 アイスキュロスはアテネ郊外の地主の息子として生まれました。若い頃から劇作家としての才能を開花させ、大会で13回優勝したそうです。代表作は「オレステイア三部作」で、他に「テーバイ攻めの七将」、「ペルシア人」、「縛られたプロメテウス」などを手掛けています。90篇もの作品を書いたとされていますが、現代まで伝わっているのは7篇のみ。マラトンの戦いとサラミスの海戦に従軍し、その体験が「ペルシア人」で生かされているそうです。

 アイスキュロスはシチリア島で没したとされていますが、その死因についてとんでもない伝説が残されています。岩場に座っていると、突然亀が落ちてきて頭を強打。彼はそのまま死んでしまったのです。その理由は、亀を岩へ落として食べるヒゲワシに、岩と間違えられて亀を落とされたから・・・。つるっつるの頭のせいで死んでしまうなんて、なんと理不尽な世の中であることか。空から凶器が降って来るなんて、対策の仕様がないですし。可哀想すぎる(T_T)
 では、禿げの為に亡くなった悲劇の詩人アイスキュロスにまつわる絵画12点をご覧ください。

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【絵画11点】ギリシャ神話のプロメテウスは内臓を喰われ続ける。人類に味方した故に

Peter Paul Rubens, Prometheus Bound, 1618 - コピー

 プロメテウスはギリシャ神話に登場するティタン族の男神です。
 彼は主神ゼウスの命令に背いて神々の火を盗み、人類に与えました。それによって人々は飛躍的に文明を伸ばしたものの、ゼウスは怒り狂い、プロメテウスを捕まえてカウカーソス山脈に張り付けにしました。山脈には獰猛な鷲がおり、不死であるプロメテウスは生きながらにして肝臓をついばまれるという責め苦を受けました。夜中には傷口が再生し、また同じ拷問が繰り返されるのです。残酷な罰はヘラクレスが救出するまで続けられ、プロメテウスは毎日想像を絶する痛みを受け続けていたのでした。
 画家たちはその残酷なシーンを描き、プロメテウスの苦悶する表情、よじれた身体で痛みを表現しようとしました。見るだけで痛そうな作品をご紹介いたします。一部閲覧注意です。


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中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
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