Jacques Laurent Agasse, 1805 -

 ロムルスとレムスはローマを建設したとされる、伝説の双子の兄弟です。
 双子はギリシャ・ローマ神話の軍神マルスと、人間の王族の娘であるレアとの間に産まれました。しかし、レアの父であるヌミトル王は弟のアムリウスに王権を奪われ、国は彼の天下にありました。アムリウスは双子が大きくなった時に復讐するのではないかと恐れ、彼等を川に捨てました。ですが、双子は狼に養われ、後に羊飼いの夫婦に育てられて成人し、やがてヌミトル王と出会います。ロムルスとレムスは祖父と協力をしてアムリウスを倒し、祖父を復権させました。
 それから、双子は自分たちが拾われた場所に国を建てようと相談します。どちらが支配者になるかを決める為、二人は鳥占いをして、兄のロムルスが選ばれます。ロムルスは牛にひかせた犂(すき)で聖域を線引きしました。しかし、結果が気に喰わないレムスは線を飛び越えてしまいます。それに怒ったロムルスは弟を殺し、聖域を侵す者は誰であろうと殺すと明言し、ローマの絶大な支配者になりました。紀元前753年の事であり、ロムルスは40年間ローマを統治し、何処かへ消えていきました。
 権力と嫉妬が渦巻くロムルスとレムスの絵画、13点をご覧ください。


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