メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

天使

エジプトへの逃避行の絵画15点。聖母マリアは夫とキリストを連れ、故郷から逃げる

Bartolomé Esteban Murillo - The Flight Into Egypt, 1647-50 -

 エジプトへの逃避行はマタイの福音書にある、新約聖書の物語の一つです。
 ある日、ヘロデ王はユダヤの新王がベツレヘムにて誕生したことを予言で知ります。玉座を死守したいヘロデ王は、新王となる者を殺そうと、町に住む二歳以下の全ての幼児を殺すよう命じました。罪も無き赤子たちは母親の手から奪われ、無惨にも殺されたのです。→ 幼児虐殺についての絵画を見たい方はこちら

 それより前、ベツレヘムに滞在していたキリストの養い親ヨセフは天使の夢を見ました。天使は「キリストとマリアを連れてエジプトへと逃げなさい。ヘロデ王が息子を殺めようとしています。私が知らせるまでそこにいるのですよ」と言っていました。ヨセフは慌てて二人を起こし、急いで夜中にエジプトへと出発しました。異国への道筋は険しく、荒れ野の中をひたすら進み続けました。彼等はエジプトにヘロデ王が死去するまで滞在しました。言い伝えによると王は70歳の時に恐ろしい病気にかかって、悶え死んだとされています。すると、再びヨセフの夢の元に天使が現れ、「国にお帰りなさい」と伝えました。こうして家族三人はユダヤの土地へ向けて進み、ベツレヘムではなく元居た場所のナザレへと帰ったのです。
 エジプトへの逃亡と滞在、そして帰還の絵画15点をご覧下さい。

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聖母の被昇天の絵画12点。マリアは死後、天使に連れられて天国へと上昇する

Guido Reni -1617 -

 カトリック教において、聖母マリアは亡くなったあと三日後に復活し、天国へ昇天したとされています。
 「聖母の被昇天」と呼ばれるマリアの復活の場面はたくさんの画家に描かれ、ルネサンスやバロック時代を中心に残されています。伝説では三日後に聖トマスらが墓を覗いてみると、マリアは忽然と消えていた、となっているのですが、天使を伴って天へと昇っていくマリアの姿が描かれる場合が多いです。(時に十二使徒も描かれます) 被昇天の日は始め1月18日だと考えられていましたが、6~7世紀頃に8月15日と改められ、祝日とされました。現在に至ってもマリアの復活の祝祭が行われています。
 神秘的な「聖母の被昇天」の絵画、12点をご覧ください。
→ マリアの死についての絵画を見たい方はこちら
 
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旧約聖書のソドムとゴモラの絵画13点。ロトの家族は天罰で滅びゆく都市を脱出する

Benjamin West  1810 -

 ソドムとゴモラは旧約聖書に登場する、天罰を受けて滅亡してしまった都市です。
 この二つの都市は堕落しきっていた為に、神は滅ぼすことに決めました。預言者アブラハムは救済を願い出たので、神は「なら、正しき者は救おう」と二人の御使いを送り出します。すると、都市に住むアブラハムの甥、ロトの元に二人の客人が現れます。ロトは快く彼等を家へ招き入れてもてなしました。しかし、よそ者を嫌う都市の者達が現れ、「二人をつまみ出せ!」とロトを脅します。彼は娘達を差し出そうとしてまで客人を守ろうとしたので、御使いは正体を明かし、ならず者たちを盲目にさせました。そして「神は都市を滅ぼすつもりだから、お逃げなさい」とロト達を促し、避難をさせました。その時に「決して振り返ってはならない」と警告を受けていたのにも関わらず、ロトの妻は背後を振り返ったので、塩の柱に変えられてしまいました。ロト達は悲しみに暮れながらも洞窟へ隠れ、助かります。こうしてソドムとゴモラの都市は硫黄と炎に包まれ、天罰によって滅亡してしまいました。
 脱出をするロト達と、滅びゆく都市の絵画13点をご覧ください。

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旧約聖書の「トビト記」の絵画14点。息子トビアはラファエルと旅し、家族円満となる

Bernardo Strozzi  1635 -

 トビト記は旧約聖書、またはヘブライ聖書の物語です。
 ある日、トビトは危険を顧みずユダヤ人の遺体を埋葬しました。アッシリアの捕虜にされていた彼等は、底辺の地位にいたのでした。お尋ね者になったトビトでしたが、甥の力添えで事なきを得ました。無事に自宅に戻って妻子と再会したトビトだったものの、雀の糞が目に落ちて失明し、妻と喧嘩をしてしまいます。神に祈りを捧げたトビトとほぼ同時刻に、悪魔に憑かれて七回の結婚を壊された女性、サラも神に祈っていました。神はその祈りを聞きいれ、旅に出ることになったトビトの息子トビアに、天使ラファエルを差し向けます。天使は身分を隠し、トビアの道案内人として雇われました。
 旅を開始した二人。巨大な魚を釣り上げたトビアに、ラファエルは魚の胆汁を父の目の薬に、心臓と肝臓をサラの悪魔祓いに使えとアドバイスしました。二人はサラの元へ行って魚の内臓をいぶすと、悪魔は逃げていきました。トビアとサラは夫婦となり、息子は父親の元へ帰ります。トビアは胆汁を使って父親の目を治し、家族は大円満となりました。神に深く祈る彼等にラファエルは素性を明かし、天へ還って行きました。
 家族をテーマにしたハッピーエンドの「トビト記」の絵画、14点をご覧ください。


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受胎告知の絵画15選。処女マリアは天使ガブリエルに告げられる。神の子を宿したと

Paolo de Matteis  1712 -

 受胎告知は新約聖書の物語の一つで、マリアがイエス・キリストを懐妊したことを天使に告げられる話です。
 ある日、処女マリアの元に天使ガブリエルが降りてきます。天使は「おめでとうございます。貴女は神の子を身籠りました」と告げると、彼女はひどく驚いて「私は婚約者のヨセフがおりますが、まだ男の人を知りませんのに、どうして子を産めましょうか」と訊きます。天使は「聖霊が貴女へ降ります。産まれた男子をイエスと名付けなさい。子はやがて王となりましょう」と答えたので、マリアはガブリエルの言葉を信じ、神のみ心のままに従うことを決めました。こうしてマリアは神による「無原罪の御宿り」でキリストを身ごもり、聖母となったのです。
 このエピソードは画家にとても人気のある主題で、たくさんの作品が残されています。受胎告知の絵画15点をお楽しみください。


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聖書よりヤコブと天使の決闘の絵画11選。肉弾戦の激しい格闘の末、勝利を収める

Eugène Delacroix 1861 -

 ヤコブは旧約聖書に登場し、イスラエル民族の始祖となる人物です。
 カナンへ向かっていたヤコブ一行は、夜にヤボク川に差し掛かりました。ヤコブは家族たちを先に渡らせ、一人その場で野宿することにします。すると、いきなり闇の中から何者かが襲い掛かって来て、激しい格闘になりました。戦闘は夜明けまで続けられ、徐々にヤコブが優勢になってきました。何者かはヤコブの腿を打って関節を外してしまいましたが、彼は怯まずにつかみ合いを続けます。
 「去らせてくれ」と相手に言われても「いいえ、祝福してくださるまでは離しません!」とヤコブは格闘を止めません。遂に相手は観念し「お前は以後、イスラエルと名のるがいい。人と神の間に勝ったからだ」と言って、その場で祝福を与えました。こうしてヤコブはイスラエルの民族の始祖となり、彼の息子12名が十二部族となりました。
 ヤコブと天使がガチで格闘し合う絵画、11選をご覧ください。


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イサクの犠牲の絵画11点。神へ捧げる生贄は息子。旧約聖書の苦悩と感動の逸話

The Sacrifice of Isaac by Pedro Orrente - コピー

 イサクの犠牲はイサクの燔祭(はんさい)とも呼ばれ、旧約聖書の物語の一つです。
 ある日、アブラハムは息子イサクを生贄にせよ、と神託を受けました。信仰する神のお告げは絶対ですが、イサクは年老いてもうけた一人息子であり、非常に愛していたので、アブラハムは深く苦悩しました。悩んだ末、彼はロバに鞍を付け、愛すべきイサクを連れて神の命じられた場所へ向かいました。イサクは「どうして捧げ物の動物がいないの?」と問いかけるものの、父は「神がきっと授けてくださる」と言うだけでした。
 生贄を捧げる場所へ到着し、アブラハムは息子を縛って祭壇の上へ寝かします。イサクはすでに事情を察しており、悟りきった様子で成すがままになっていました。苦悩を抱えたまま刃物を握り締める父。そして、アブラハムは息子に向かって凶器を振り上げ・・・。
 イサクの犠牲を描いた傑作の数々をご覧ください。


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イエス・キリストの復活の絵画10点。三日後に蘇る救世主は、聖書内の最大の神秘

Peter Paul Rubens The Resurrection of Christ - コピー

 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。2017年最初の記事はおめでたい内容にしまして、キリストの復活を紹介しようと思います。

 「十字架にかけられて三日後、私は復活するだろう」という予言を残して処刑されたキリスト。祭司長はその言葉が不安になり、キリストの墓に数名の番兵を付けます。そして三日後、一人の天使が現れ、墓石を押し上げてその上に座るという事が起こりました。番兵はすっかり怖気づき、祭司長の元へ走りました。
 一方、キリストの仲間である女性たちが墓へ行ってみると、石は動かされ、もぬけの殻になっていました。思い浮かんだのはキリストの遺体が盗まれたということ。彼女らが真っ青になっていると、白い天使が出現し、「イエスは復活し、ここにはおりませんよ」と言いました。女性たちはそれを半信半疑で聞き、使徒たちに伝えました。彼等もにわかには信じがたく、盗まれたのではないのかと思っていました。
 遺体が消えてマグダラのマリアが泣いていると、背後から「どうして泣いているのだね?」と訊ねる声がありました。マリアが事情を伝えると、声は優しく彼女の名前を呼びました。その声が紛れもなくキリストのものだったので、彼女は酷く驚きました。こうしてキリストは使徒たちの前にも現われ、自らが復活したことを証明します。

 このキリストの復活は聖書のクライマックスだけあって、多くの画家が劇的に描き出そうとしています。物語を多少捻じ曲げても栄光ある救世主を描いた、数々の作品10点をご覧ください。


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【絵画9点】天使と銃 !? 奇抜なファッションで身を固め、銃を構える天使達の絵画作品

Angel with Arquebus,アシエル17th century

 けばけばしく派手な16世紀の衣装に身を包み、銃を構える天使。
 この恐ろしくギャップのある絵画は、16~18世紀のペルーのクスコを中心に、ボリビアやエクアドル周辺で描かれました。スペインがペルー(インカ)を植民地にして宗教芸術を伝えた際、生まれたモチーフのようです。(描いたのは主にスペイン人) 銃を持った天使は人気の主題だったようで、何枚も描かれています。9作品を早速見ていきましょう。なお、作者は不明であった為、控えさせていただきます。


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死の天使の絵画9点。人の死の間際に現われ、魂を導く存在。さぁ、刻が来ました…

Evelyn_De_Morgan_-_Angel_of_Death 1881 -1

 死の天使は死に瀕した人々の前に現われ、魂を天へ導く役目を担った存在です。
 死神とよく似た存在で、両者は同一視されている部分もありますが、死神は死を擬人化したもので、死の天使は神の御使いとしての魂の導き手です。天使にはそういった側面もあり、有名な天使のミカエルやガブリエルも死の天使としての役割を担っています。死の天使は19世紀のラファエル前派、フランス絵画あたりでよく描かれました。美しい作品9点を見ていきましょう。


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プロフィール
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中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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