メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

寓意画

メランコリア(憂鬱気質)の絵画12点。暗く沈んだ感情は、芸術創造の根源とされる

Mary Magdalene as Melancholy  Artemisia Gentileschi  1621-22 -

 メランコリーは日本語で「憂鬱(ゆううつ)」であり、気分が優れない落ち込んだ気分のことを指しますが、メランコリアは古代ギリシア医学の学説「四体液説」に由来します。
 四体液説は「人体は血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁の4つで構成される」という考え方であり、人間の性格もそれらのバランスによって決まるとされています。その中で黒胆汁が多い者が「メランコリア(憂鬱気質)」と考えられており、現代で言えばうつ病に近いメランコリアの性質は余り良いものではないとされていました。しかし、哲学者や詩人、芸術家などの人物はメランコリアである比率が高いとされ、ルネサンス以降、メランコリアは芸術、創造を生み出す霊感の根源であると思われ、学者の文献、画家の寓意画に盛んに描かれることになりました。
 メランコリアの様子を描いた作品、12点をご覧ください。

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季節と時間に関する寓意画(アレゴリー)13点。春夏秋冬、朝昼夕夜を絵画で表現する

 Anton Raphael Mengs -

  寓意画(ぐうい)はアレゴリーとも呼ばれ、複雑で難しい概念を、擬人化したり象徴を使用することよって絵画で表わす美術の形態の一つです。 → 寓意画について詳しく知りたい方はこちら
 一年は365日12か月で表わされ、春夏秋冬の四季があります。また、一日は午前中、午後、夕方、夜などに分けられます。これらは地球の自転や公転に関係する事象で、人類が現れる以前から繰り返されてきました。風景画を描けば時期や時間帯の状況は伝えられますが、「季節」という概念そのものを表現することはできません。春の恵み深さ、柔らかさ、暖かさなどを伝えられるよう、画家たちは象徴や図像、道具や人物を駆使し、自然界の事象を表現しようと努めました。
 春夏秋冬と時間に関する寓意画、13点をご覧ください。


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音楽、彫刻、絵画の芸術の寓意(アレゴリー)の作品12点。画家は芸術そのものを表す

 Pompeo Batoni -

  寓意画(ぐうい)はアレゴリーとも呼ばれ、難しい概念を、擬人化したり図像を用いることによって絵画で表わす美術の形態の一つです。 → 寓意画について詳しく知りたい方はこちら
 西洋における芸術はアルタミラやラスコーの壁画、ギリシャの彫刻、竪琴、縦笛など、古代の作品から始まり、段々と発展していきました。絵画ではフレスコ、テンペラやモザイク、油彩が開発され、美術表現の幅を広げていきました。象徴や図像で抽象的な表現も可能になり、寓意を描く風潮が高まった時、画家たちは様々な方法で芸術そのものを表現しようとする絵画を描いたのです。
 芸術に関する寓意画、12点をご覧ください。


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戦争と平和の寓意画 (アレゴリー) 12点。正義と情熱は、希望と幸福を呼び覚ます

The Return of Peace by Theodoor van Thulden -

 寓意画(ぐうい)はアレゴリーとも呼ばれ、難解で抽象的な概念を、擬人化したり象徴を用いることによって絵画で表わす美術の形態の一つです。 → 寓意画について詳しく知りたい方はこちら
 西洋では長きに渡って戦争と和平が繰り返されてきました。双方の意見が食い違い、騙しや裏切りが横行して血が流されました。戦い続けた人々は疲弊し、公平な正義と和平を求めて互いに歩み寄ろうとします。しかし、平和は長くは続かず、正義の相違によってまた争いが起こってしまうのです。そういった戦争と平和、正義などの複雑な概念を画家たちは絵画に表し、メッセージを伝えようとしました。
 戦争と平和に関する寓意画、12点をご覧ください。


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運命と人生の寓意(アレゴリー)の絵画12点。人は運に翻弄されながら生まれ死にゆく

Jean-François de Troy  Time Unveiling Truth -

 寓意画(ぐうい)はアレゴリーとも呼ばれ、難しい抽象的な概念を、擬人化したり象徴を使うことによって絵画で説明する美術の形態の一つです。 → 寓意画について詳しく知りたい方はこちら
 運命という存在は人間の考えた概念であり、決して目に見えません。運命は私たちの人生を取り巻いており、時として残酷で、時として奇跡を起こします。また、人間という存在があっても、人生というものは目視できません。時間や生と死についても同様です。この不定形な掴みどころのないものをどうしたら表現できるか、と画家たちは考え、長い時をかけて様々な象徴や図像が生み出され、難しい概念を伝える作品が生まれました。
 運命と人生に関する寓意画、12点をご覧ください。


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寓意画(アレゴリー)の絵画13点。複雑な概念を擬人化して伝える、美術的技法

Jean-Baptiste Regnault France  Liberty and Death1795 -

 寓意(ぐうい)(英語:アレゴリー)は絵画や文学において、抽象的で曖昧な概念を、具体的な物事に置き換える技法です。
 絵画では寓意を描いた作品を「寓意画」と呼び、難しい概念を擬人化したり道具を使うことによって、対象者に明確に伝える図像学の一つです。例えば、「運命」という概念。神話では運命の女神もいますが、そういった要素、考えを組み合わせて、絵画一枚で運命という概念を説明するのです。運命は不安定な球体の上に立った女性の姿で表されることが多く、周囲には宝物があったり、死神が立っている場合があります。運命は気まぐれで不安定、富を得たかと思えば奈落も待っている、といった要素があるので、それを人物の動き、持っている道具で語るのです。また、「イタリア」という国の概念も、女性の服装や持ち物、歴史的な建築として表されています。
 様々な内容の寓意画(アレゴリー)、13点をご覧ください。


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【作品13点】半分人間で半分骸骨。絵画や彫刻で流行った、メメント・モリの一形態

18th century Austrian vanitas -

 メメント・モリはラテン語で「死を忘れるな」という意味の、宗教、美術的スローガンです。
 始まりはローマ時代とされていますが、キリスト教が普及するようなってから、このスローガンは重要視され、様々な作品形態が生まれました。それはヴァニタスであったり、死と舞踏や死の勝利であったり、死と乙女であったりします。今回紹介する「half man(ハーフマン)」もそうで、縦から真っ二つに半分人間、半分骸骨で表された人体のことです。人間はいつかは死に、骨になるという強烈なメッセージが込められています。
 生と死、栄枯盛衰を表す「ハーフマン」の絵画と彫刻、13点をご覧ください。


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ジョットの寓意画から学ぶ、7つの美徳と7つの悪徳。スクロヴェーニ礼拝堂の宗教画

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  ジョット・ディ・ボンドーネはイタリア出身の中世後期の画家です。
 彼の最も有名な作品は1305年に描かれた、スクロヴェーニ礼拝堂の一連の宗教画ですが、その中にグリザイユ(モノクロのこと)で描かれた「美徳と悪徳」とされる14枚の寓意画があります。寓意(ぐうい)とはある意味を直接伝えず、別のものに例えたり、ほのめかしたりして伝えることで、寓意画は概念を擬人化した絵画のことを指します。スクロヴェーニ礼拝堂へ来た信仰者はこの絵画を見て、率先して行う美徳、やってはならない悪徳を学んだのでした。
 私たちもジョット先生の道徳の授業を学びましょう。


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ヴァニタス13点 ― 世は静物画のように虚しい。髑髏や果物等の象徴を描いた絵画

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 ヴァニタスはラテン語で「空虚」という意味であり、人生の虚しさ、虚栄の無意味さを静物画で表した寓意作品のことを指します。16~17世紀の北ヨーロッパ(フランドルやネーデルラント)で盛んに描かれ、多大な影響を周囲に与えました。描かれる静物は頭蓋骨、腐りかけの果物、枯れかけの花、時計、楽器などすべて死や空虚の象徴とされるものばかりです。
 日本にも諸行無常という言葉があり、それに似ています。人生はいつかは終わるもの。永遠に変わらないものなどない。というニュアンスです。ただ、ヴァニタスの方はキリスト教の観念があるので、「罪」といったものと結び付けられ、世の中の財産や物欲は罪づくりなだけで、死んでからは徳にならない。地獄に落ちるだけ。虚しい足掻きはやめて神に祈るがいい。という考えの方が近いと思います。
 虚しさの盛り合わせ作品を見ていきましょう。


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プロフィール
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管理人:


中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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