メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

彩飾写本

「キリスト教の祈りの芸術展」が西南学院大学博物館で開催!写本と聖画の展覧会

キリスト教の祈りと芸術2-

 2017年11月13日~2018年1月29日まで、福岡県の西南学院大学博物館で、「キリスト教の祈りと芸術 ―装飾写本から聖画像まで-」という展覧会が行われます!
 「祈り」を主軸にした芸術を通して、キリスト教信仰の歴史を学んでいくという流れとなり、世界各地で制作された写本や聖画、道具が展示されます。中世時代の美術に興味を持つ人には、超気になる展覧会となっております。では、詳細を見ていきましょう!

bottan_03_01

中世写本に描かれたキモかわいい怪物12点。とぼけた顔の奇妙なモンスターたち

Luttrell Psalter 1325-1335 -

 怪物、モンスターという単語の響きは、ドラゴンや吸血鬼、巨人など、少なくとも凶悪で強そうなイメージが湧くのではないでしょうか。ルネサンス期のボスやブリューゲル、近代のブレイク、フュースリ、ルドン等は怪物を描いた画家で知られていますが、彼等の描く怪物はどちらかと言えば不気味で、人々に怪物の恐ろしさを伝える目的で描いた部分があるように思えます。しかし、中世写本に描かれたモンスターたちの中には、全く不気味ではないどころか、愛嬌があって可愛げのある怪物が存在します。何を思ってこのとぼけた、面白い怪物たちを描いたのだろうと不思議に思ってしまう程です。
 中世の人々が思い思いに描いた、きもかわいい怪物の挿絵、12点をご覧ください。
 

bottan_03_01

【絵画10点】大口で罪深き亡者を誘う、ヘルマウスの怪物。地獄の入口は悪魔の口

Hours of Catherine of Cleves 1440 -

 中世ルネサンス時代、地獄の入口は悪魔(怪物)の口の中にあるとされていました。
 「Hell mouth」や「Mouth of hell」などと呼ばれているこの口は、蛇だったりドラゴンだったり、哺乳類系だったりと、作者の想像で姿が様々に変わりました。不気味なのもあれば、きもかわいい顔もあります。中には二つ、三つと顔の数が多いものもあります。一説にはアングロサクソン人(北欧系民族)の宗教、文化が入り混じり、このヘルマウスが生まれたとされています。フェンリルに呑み込まれるオーディンのイメージが、キリスト教に流入した為でしょうか。また、旧約聖書の怪物リヴァイアサンやギリシア神話のケルベロスの影響も考察されていました。(wikiより)
 シュールな地獄の入り口、ヘルマウスの作品10点をご覧ください。


bottan_03_01

【作品15点】中世の画家が情報だけを頼りに描いた象が、とんでもなくシュールに

Middle Ages elephants 11 - コピー

 現代を生きる私達の中で、象を見たことがないという人は殆どいないのではないでしょうか。実際に見たことがなくとも、テレビやネット、本で象の姿は溢れています。子供でも象の姿形を容易に思い描くことができると思います。
 しかし、中世時代の人々は実際に象を見たことがありません。テレビも写真もない。唯一頼りなのは、アフリカやアジアへ旅をしたことがある人の伝聞のみです。中世の人々は異国の話を聞いて胸を躍らせ、見たこともない象の姿を思い浮かべました。「山みたいなでかさで、鼻がこーんなに長かった!固くて太い四本足で、踏み潰されそうだった。恐ろしい怪物だったよ!」と旅人は言ったかもしれません。旅人が本を書いて画家が挿絵を付け、その著作を見た人々がまた違う人に恐ろしい象のことを伝えたかもしれません。
 伝言ゲーム形式に象の姿は広まっていき、尾ひれ背びれが付き、幻想の中で解釈する人も出てきました。そうして想像で描かれた象の姿はとんでもないことになってしまいました。そんな象さんをご覧ください。


bottan_03_01
プロフィール
aicon

管理人:


中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

button

メメント・モリについて

アーカイブ
記事検索
記事検索
  PR
【異形の怪物LINEスタンプ】
line logo2


ブログランキング・にほんブログ村へ

―最新記事をお届け―

buttons

buttons - コピー (2)

buttons - コピー

PC用広告