メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

戦争と平和の寓意

戦争と平和の寓意画 (アレゴリー) 12点。正義と情熱は、希望と幸福を呼び覚ます

The Return of Peace by Theodoor van Thulden -

 寓意画(ぐうい)はアレゴリーとも呼ばれ、難解で抽象的な概念を、擬人化したり象徴を用いることによって絵画で表わす美術の形態の一つです。 → 寓意画について詳しく知りたい方はこちら
 西洋では長きに渡って戦争と和平が繰り返されてきました。双方の意見が食い違い、騙しや裏切りが横行して血が流されました。戦い続けた人々は疲弊し、公平な正義と和平を求めて互いに歩み寄ろうとします。しかし、平和は長くは続かず、正義の相違によってまた争いが起こってしまうのです。そういった戦争と平和、正義などの複雑な概念を画家たちは絵画に表し、メッセージを伝えようとしました。
 戦争と平和に関する寓意画、12点をご覧ください。


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寓意画(アレゴリー)の絵画13点。複雑な概念を擬人化して伝える、美術的技法

Jean-Baptiste Regnault France  Liberty and Death1795 -

 寓意(ぐうい)(英語:アレゴリー)は絵画や文学において、抽象的で曖昧な概念を、具体的な物事に置き換える技法です。
 絵画では寓意を描いた作品を「寓意画」と呼び、難しい概念を擬人化したり道具を使うことによって、対象者に明確に伝える図像学の一つです。例えば、「運命」という概念。神話では運命の女神もいますが、そういった要素、考えを組み合わせて、絵画一枚で運命という概念を説明するのです。運命は不安定な球体の上に立った女性の姿で表されることが多く、周囲には宝物があったり、死神が立っている場合があります。運命は気まぐれで不安定、富を得たかと思えば奈落も待っている、といった要素があるので、それを人物の動き、持っている道具で語るのです。また、「イタリア」という国の概念も、女性の服装や持ち物、歴史的な建築として表されています。
 様々な内容の寓意画(アレゴリー)、13点をご覧ください。


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中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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