メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

挿絵

クトゥルフ神話の小説の表紙絵14点。ラヴクラフトが生んだ至上のコズミックホラー

The Disciples of Cthulhu by HP Lovecraft -

 いあ!いあ!くとぅるふ!
 クトルゥフ神話はアメリカの小説家H・P・ラヴクラフトとその後継者たちが手掛けた、一連のホラー小説の集合体のことを指します。ジャンルはコズミック・ホラー(宇宙的恐怖)と呼ばれ、人間の力ではどうすることもできない超次元的な力を持つ異星の神が主軸に存在しております。
 ラヴクラフトは大の読書家で、様々な知識を有していました。彼は自らが恐ろしい、嫌悪するものを合体させ、不気味な神々を生み出していきます。それらは他の小説家に共有され、オーガスト・ダーレスが編集者として大々的な宣伝を行って書籍を売り出していくことで、アメリカでは大変なクトルゥフブームが巻き起こりました。日本でも物語は翻訳され、早期から追随者が現れています。今日においてもクトゥルフ神話は下火になることはなく、世界中で根強い人気があるのです。
 では、クトゥルフ神話に関する小説の表紙絵14点をご覧ください。なお、表示されている年代は小説が出版された年であり、紹介している表紙本の年ではないことはご了承ください。

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北欧神話の主神オーディンの絵画13点。死と戦争、魔術を司り、ルーンを発明した者

Georg von Rosen (1886) -

 オーディン(オージン、ヴォータン)は北欧神話に登場するアース神族の主神であり、死や戦争、魔術、嵐などを司っています。
 通常、オーディンは髭を生やした隻眼の老人として表され、鍔広帽子を被り、ローブを着込んでいます。絵画によっては鎧を着た姿で描かれることもあります。投げ槍の武器、グングニルを持っていることが多いです。妻はフリッグで、息子はバルドルですが、主神の定めなのか愛人に産ませた子供は多数おります。ロキとは義兄弟の仲です。
 オーディンは知識を得ることに貪欲で、知識を得る為ならば片目を失ったり、女をたぶらかして捨てたり、逆さづりになって死にかけるのも厭いません。主神であることを隠して放浪の旅に出ることがしばしばあった為、数多くの異名を持っています。
 知識狂の主神、オーディンの絵画と彫刻、13点をご覧ください。


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北欧神話のウトガルザ・ロキの物語と絵画12選。トールとロキは巨人に騙される

Katharine Pyle -

 北欧神話の雷神トールは、神の国アスガルドを巨人から護る守護神ですが、彼が巨人にこっぴどく騙された話があります。
 ある日、トールと狡知の神であるロキ、従者シャールヴィとその妹は巨人の国で馬鹿でかい巨人スクリューミルと出会います。成り行き上、トールはハンマーで彼の額を三回殴りつけますが、全く効いておりません。いら立ちを隠せないトールに巨人は「ウトガルザ・ロキの館は俺よりでかい奴がゴロゴロいるよ。お前は敵わないだろうね」と残して何処かへ消えていきます。
 トール一行はウトガルザ・ロキ(神のロキとは無関係)の館へ行き、5つの挑戦を行いますが、ことごとく巨人に敗れてしまいました。悔しがるトールに巨人は種明かしをします。「実は魔法でお前達を騙していたんだよ」と。しかし、トールの実力は巨人の想像以上のものがあり、何度も術を破られそうになった為、ウトガルザ・ロキは「お前の恐ろしさは分かった。二度と相手にしたくない奴だ」と言って姿を消してしまいました。
 北欧神話の中ではユーモラスで、とても面白い物語です。ウトガルザ・ロキとトール一行の絵画、12点をご覧ください。


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ウィリアム・テルの絵画11選。息子の頭のりんごを射止め、悪者を倒したスイスの英雄

Corbis 19th -

 ウィリアム・テルは14世紀初めにいたとされるスイスの英雄です。ヴィルヘルム・テルとも呼ばれ、スイス独立に貢献した者とされており、スイスではとても人気があります。
 クロスボウの名手であるウィリアム・テルは息子と共に、ウーリ州のアルトドルフで暮らしていました。ある日、ヘルマン・ゲスラーというハプスブルク家の代官が現れます。ゲスラーは中央広場の棒に自らの帽子を乗せ、その前を通る者は頭を下げるように強制します。しかし、支配に反感を持っているウィリアム・テルはそれを無視し、逮捕されてしまいます。ゲスラーは見世物として利用することを考え、ウィリアム・テルの息子の頭にりんごを置き、それを射抜くことができれば自由の身にしてやる、と言いました。
 彼は見事りんごを射抜くことを成功させますが、ゲスナーは矢をもう一本持っていたことを咎め、有罪にしようとします。ウィリアム・テルはうまく行方をくらまし、ゲスナーを狙撃して射殺してしまいました。無事に町に戻った彼は英雄として迎えられ、そのことはスイス独立に大きく結びついたとされています。
 スイスのヒーローであるウィリアム・テルの絵画11点をご覧ください。


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きもかわいいねこ!中世ルネサンス時代のシュールな猫の絵画と挿絵 12点

Book of Hours from France, 15th century -

 現在、日本は大変な猫ブームになっております。2015年に犬と猫の飼育数がほぼ同数となり、今では猫が上位に立つほどに。日本と世界から色々な猫ちゃんが紹介され、テレビや本で大いに取り上げられ、かわいい写真集や画集も出版されまくっています。
 一方、中世ルネサンス時代の西洋人も猫を描きました。猫をペットとして飼っている人が当時もいたものの、猫を「魔女の使い魔的存在」と考える人が多数おりました。それが原因かは定かではないですが、この時代の猫はかわいい姿もありますが、中には「どうしてこうなった」と思うシュールな猫の絵画も存在します。
 面白くきもかわいい猫の絵画と挿絵12点をご紹介します!


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おいで子供たち。町の子を連れて消えてゆく、ハーメルンの笛吹き男の絵画10点

1881 by James Elder Christie - コピー

 ハーメルンの笛吹き男は、1284年にドイツの町で起こったとされる出来事が伝承になったものです。
 昔々、ハーメルンという町でネズミが大増殖をし、人々は酷く困っていました。そこへ、カラフルな衣装を着て笛を持った男が現れ「報酬をいただけるのなら、問題解決しましょう」と言ったので、町の人々は喜んで承諾しました。男が笛を吹くと、なんと大量のネズミが集まってくるではありませんか。笛吹き男が川の方へ歩いていくと、ネズミは一匹残らず川へ落ちてしまいました。
 しかし、ハーメルンの人々は約束を破り、報酬を払いませんでした。男は何も言わずに姿を消したものの、6月26日に再び姿を現し、笛を吹きながら町を歩きまわりました。すると、家の中から次々と子供たちが現れ、男の後をついていきました。130名の子供たちはそのまま笛吹き男の後ろへ続き、忽然と姿を消してしまったのです。
 このミステリアスな伝承は700年以上に渡って語り告がれ、多くの芸術を生み出しました。ハーメルンの笛吹き男を描いた絵画(イラスト)を10点ご紹介いたします。


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【画像14点】ヨナと魚が一体化。旧約聖書のヨナの絵が魚に喰われすぎてシュール

 1312-1322) Origine

 ヨナは旧約聖書「ヨナ書」に登場するユダヤの預言者です。
 ヨナは強情張りの性格で、神に「町ニネヴェの人々の罪を悔い改めるよう言いなさい」と告げられても、無視して海へ出てしまいます。船に乗ったヨナは大嵐にあい、船員らに海中に放り投げられ、巨大魚(クジラともされる)に呑み込まれてしまいました。ヨナは反省し、魚の腹の中で神へ懺悔します。
 神は仕方がないな、と魚から彼を吐き出させました。ヨナはニネヴェへ行って、キリスト教へ帰依するよう町人へ言いました。すると、王も含めてあっさりと帰依し、罪を悔い改めたのです。神は町の人々の罪を許しました。ヨナはそれが信じられずに、どうして町に災いを起こさないのか問い詰めます。神はヨナに「たとえ罪があった所だとしても、人間や家畜を惜しまずにはいられぬ」と、説明しました。
 以上がヨナ書の大まかな概要ですが、中世の画家たちはヨナを表すために大魚に食われた場面ばかりを描きました。残っている挿絵は多く、そのほとんどが大魚=ヨナ状態になっています。
 魚の怪物の口から生えているように見えるシュールなヨナの姿をご覧ください。


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【作品23点】ルネサンス期の怪物をサルバドール・ダリが加工したら、未知との遭遇に

Les Songs (Songes) Drolatiques de Pantagruel - b

 教科書に書かれたイラストや肖像画に落書きをした経験はおありでしょうか? 私はあります。偉人の顔や背景に色んな落書きを施したのはいい思い出です。そういった事をシュールレアリスムの大御所、サルバドール・ダリはやっちゃいました。
 この作品は1565年に出版された「パンタグリュエルの滑稽な夢」という画集に掲載された、奇妙な怪物が元になっています。言うなれば、ルネサンス期の作品にダリ風の落書きを施してしまったのです。リトグラフと鉛筆で描かれた、シュールレアリスム炸裂の作品を見てみてください。一部下ネタのような描写がありますので、注意です。
→  元のルネサンス期の作品を見たい方はこちら


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【絵画10点】竜は下僕。竜の体内から出て来た聖女、アンティオキアの聖マルガレーテ

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 アンティオキアの聖女マルガレーテは聖マルガリータとも言い、3世紀後半頃に生きた聖女です。
 アンティオキア(現在のトルコ)に生まれた彼女はキリスト教の信仰心が芽生えましたが、異教徒の地方高官から「キリスト教を捨て、俺と結婚しろ」と迫られます。マルガレーテはそれを拒んだので捕らえられ、竜に喰われるという拷問にかけられてしまいました。しかし、奇跡は起きました。竜に呑み込まれた時に彼女が十字架を握って祈ると、御力で竜の体内が裂け、中から出ることができました。それ故、彼女は妊娠の守護聖人とされています。
 表紙の絵はマルガレーテが竜の体内から出て来たところを描いています。画家たちは彼女と竜を結び付けて考え、竜を踏み付けた聖女を多く描きました。そんな作品10点を紹介します。


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神曲のルシファー(ルチーフェロ)の絵画9点。地獄の悪魔の主は、人間くわえてます!


LuciferoCodexA1 - コピー

 「魔王ルシファー(ルチーフェロ、ルシフェルなど)はかつて美しい天使であったが、神に反逆した為に醜悪な堕天使となってしまった。ルシファーは半身を氷漬けにされ、地獄の中心に幽閉されてしまった。魔王は三つの顔を持ち、それぞれにイエス・キリストを裏切ったイスカリオテのユダ、カエサルを裏切ったブルートゥスとカッシウスを口で噛み締めている」
 以上が、13‐14世紀のイタリアの詩人、ダンテ・アリギエーリの作品「神曲」に出てくるルシファーの描写です。大ベストセラーとなった神曲は、発表当時から今まで様々な画家に作品を描かれてきました。
 そんな地獄の最奥に住む悪魔の王、ルシファーの絵画9点を集めてみましたので、ご覧ください。


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プロフィール
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中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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