メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

民間伝承

ロムルスとレムスの絵画13選。狼に育てられ、ローマの創始者となった双子の兄弟

Jacques Laurent Agasse, 1805 -

 ロムルスとレムスはローマを建設したとされる、伝説の双子の兄弟です。
 双子はギリシャ・ローマ神話の軍神マルスと、人間の王族の娘であるレアとの間に産まれました。しかし、レアの父であるヌミトル王は弟のアムリウスに王権を奪われ、国は彼の天下にありました。アムリウスは双子が大きくなった時に復讐するのではないかと恐れ、彼等を川に捨てました。ですが、双子は狼に養われ、後に羊飼いの夫婦に育てられて成人し、やがてヌミトル王と出会います。ロムルスとレムスは祖父と協力をしてアムリウスを倒し、祖父を復権させました。
 それから、双子は自分たちが拾われた場所に国を建てようと相談します。どちらが支配者になるかを決める為、二人は鳥占いをして、兄のロムルスが選ばれます。ロムルスは牛にひかせた犂(すき)で聖域を線引きしました。しかし、結果が気に喰わないレムスは線を飛び越えてしまいます。それに怒ったロムルスは弟を殺し、聖域を侵す者は誰であろうと殺すと明言し、ローマの絶大な支配者になりました。紀元前753年の事であり、ロムルスは40年間ローマを統治し、何処かへ消えていきました。
 権力と嫉妬が渦巻くロムルスとレムスの絵画、13点をご覧ください。


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ウィリアム・テルの絵画11選。息子の頭のりんごを射止め、悪者を倒したスイスの英雄

Corbis 19th -

 ウィリアム・テルは14世紀初めにいたとされるスイスの英雄です。ヴィルヘルム・テルとも呼ばれ、スイス独立に貢献した者とされており、スイスではとても人気があります。
 クロスボウの名手であるウィリアム・テルは息子と共に、ウーリ州のアルトドルフで暮らしていました。ある日、ヘルマン・ゲスラーというハプスブルク家の代官が現れます。ゲスラーは中央広場の棒に自らの帽子を乗せ、その前を通る者は頭を下げるように強制します。しかし、支配に反感を持っているウィリアム・テルはそれを無視し、逮捕されてしまいます。ゲスラーは見世物として利用することを考え、ウィリアム・テルの息子の頭にりんごを置き、それを射抜くことができれば自由の身にしてやる、と言いました。
 彼は見事りんごを射抜くことを成功させますが、ゲスナーは矢をもう一本持っていたことを咎め、有罪にしようとします。ウィリアム・テルはうまく行方をくらまし、ゲスナーを狙撃して射殺してしまいました。無事に町に戻った彼は英雄として迎えられ、そのことはスイス独立に大きく結びついたとされています。
 スイスのヒーローであるウィリアム・テルの絵画11点をご覧ください。


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イギリスの伝説的英雄 ロビン・フッドの絵画12点。弓の名手であり、義賊集団の首領

 Wyeth 1917 -

 ロビン・フッドは中世イングランド(イギリス)の伝説的な人物です。
 彼の物語は長きに渡って吟遊詩人たちによって語り継がれてきましたが、実在する人物かどうかは怪しいです。何名かの勇敢な者の伝記が合わさり、架空のロビン・フッドという人物に脚色が加えられ、伝承的な物語になっていった可能性が高いです。中世時代におけるロビン・フッドは不当な権力に立ち向かう小作民や、土地を奪われた貴族、十字軍へ参加する者など、物語によって立場や性格は大いに異なりました。「緑色の衣服を着ており、無法者の集団の弓が得意な首領で、貧しき者の為に戦う者」というロビン・フッドのイメージは19世紀になって確立したものとされています。
 イギリスのアウトロー的英雄ロビン・フッドの絵画12点をご覧ください。


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絵画11点!フィンランド神話「カレワラ」は、爺さんと鍛冶屋と美形が旅する壮大物語

Robert Wilhelm Ekman (1808–1873) -

 「カレワラ」はフィンランドで伝えられている民族叙事詩です。
 フィンランドには独特の伝説や伝承があったものの、内容は地域によってまちまちで一貫性がありませんでした。そこで、エリアス・リョンロットという医師は物語を集め、それを組み合わせて一つに纏め上げました。それが1835年に出版された旧カレワラとなり、更に話を増やして新版が創刊され、これが現在の「カレワラ」となります。
 物語は爺さんの英雄「ワイナミョイネン(ヴァイナモイネン)」、真面目な鍛冶屋「イルマリネン」、乱暴な美形「レンミンカイネン」の三名を筆頭に、織りなされる壮大なドタバタファンタジー。吟遊詩人、天空神、魔女、魔法具、精霊、戦争、愛憎といった要素が詰め込まれ、ファンタジーが好きな方にはたまらない内容になっております。
 フィンランドの画家たちが描いた、カレワラの絵画11点をご覧ください。


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魔女の集会「サバト」の絵画11選。真夜中に行われる悪魔と怪物、魔術師の饗宴

Francisco Goya 1798 -

 サバトは西洋で信じられていた、魔女や魔術師たちによる悪魔信仰の集会のことです。
 集会は土曜日の真夜中に行われるとされ、黒魔術を学んだ男女や悪魔や怪物が集まり、神を冒瀆する行為や乱痴気騒ぎをしていたとされています。サバトは古代から行われていた、異教の魔術的な民俗信仰から派生したとされています。しかし、サバトが実際に行われていたという確かな証拠はなく、魔女狩りが横行した中世から18世紀(近代でも)の間の、教会が作りあげた虚構とも考えられます。教会はサバトに参加したという罪で、多くの人々を火刑に追いやっています。魔女とされた人々のほとんどは拷問による苦痛で「サバトに参加しました」と偽りの告白をせざるを得なかったのです。
 西洋の人々が思い描いていた、闇に染められたサバトの姿、11点をご覧ください。



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マンドレイク (マンドラゴラ) の中世挿絵10点。伝説の人型植物の悲鳴を聞くと死ぬ

Hortus sanitatis, Mainz, 1491 -

 マンドレイクは根が人型をした伝説上の植物であり、引き抜くと恐ろしい悲鳴を上げるとされています。
 魔法学校を舞台にした某児童書も、マンドレイクを登場させていました。その歴史は古く、15世紀の中世ヨーロッパの文献にも記述があります。マンドレイクは錬金術や呪術、不老不死の妙薬の材料となると考えられています。マンドレイクの悲鳴は凄まじく、聞いた者は即死すると言われています。採取する方法として犬とマンドレイクをロープで括り付け、飼い主は遠くから犬の名前を呼んで引っ張らせる、というものがありますが、犬が犠牲になってしまいます。単に長いロープを付けて引っ張るだけという手法もあるので、そちらの方が簡単で手っ取り早いので、マンドレイクを採取したい方はそれをお勧めします。
 マンドレイクを描いた中世の挿絵10点をご覧ください。


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おいで子供たち。町の子を連れて消えてゆく、ハーメルンの笛吹き男の絵画10点

1881 by James Elder Christie - コピー

 ハーメルンの笛吹き男は、1284年にドイツの町で起こったとされる出来事が伝承になったものです。
 昔々、ハーメルンという町でネズミが大増殖をし、人々は酷く困っていました。そこへ、カラフルな衣装を着て笛を持った男が現れ「報酬をいただけるのなら、問題解決しましょう」と言ったので、町の人々は喜んで承諾しました。男が笛を吹くと、なんと大量のネズミが集まってくるではありませんか。笛吹き男が川の方へ歩いていくと、ネズミは一匹残らず川へ落ちてしまいました。
 しかし、ハーメルンの人々は約束を破り、報酬を払いませんでした。男は何も言わずに姿を消したものの、6月26日に再び姿を現し、笛を吹きながら町を歩きまわりました。すると、家の中から次々と子供たちが現れ、男の後をついていきました。130名の子供たちはそのまま笛吹き男の後ろへ続き、忽然と姿を消してしまったのです。
 このミステリアスな伝承は700年以上に渡って語り告がれ、多くの芸術を生み出しました。ハーメルンの笛吹き男を描いた絵画(イラスト)を10点ご紹介いたします。


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クリスマスに現る怪物クランプスの挿絵11点。悪い子は叩いて地獄へ放り込むぞ!

krampus3 - コピー

 クランプス(Krampus)は山羊の角を持った悪魔の姿で描かれた怪物で、クリスマスシーズンになると聖ニコラウスと共に出没します。主にオーストリアなどの中央ヨーロッパや東ヨーロッパイタリア北部含む地域で語り継がれてきました。聖ニコラウスが良い子にプレゼントをあげるのに対し、クランプスは悪い子を罰す役割を持っています。その伝承を元に、12月に入るとクランプスに扮装した人が「悪い子いねがー!」といった感じで町を練り歩き、子供たちをガタブルに怯えさせます。
 クランプスバージョンのクリスマスカードも沢山残っており、個性たっぷり恐怖たっぷりとなっています。泣く子も黙るクリスマスカードをご覧ください。この作品は作者や描かれた年代が不明な為、記載しておりません。


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プロフィール
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管理人:


中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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