メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

美青年

ギリシャ神話のヒュアキントスの絵画11点。円盤が当たって絶命したアポロンの愛人

death of hyacinth benjamin west 1771 -

 ギリシャ神話のヒュアキントスは、事故によって亡くなったアポロンの愛人です。
 彼は相当の美青年で、アポロンは非常に可愛がっていました。男色は全然OKの時代、神だって気にしません。アポロンは漁や狩猟に行く時も、スポーツをする時も、山登りをする時も、いつもヒュアキントスを伴っていました。ある日、二人は円盤投げをして遊んでいました。アポロンが空高く投げた円盤をじっと見つめ、ヒュアキントスはそれをやりたくなり、円盤に駆け寄っていきました。しかし、運悪く地面に跳ね返って来た円盤が彼の額に直撃したのです!瀕死で倒れた少年の元に、アポロンは真っ青な表情で走り寄ります。どんな治療をおこなっても徒労で、ヒュアキントスは死んでしまいます。「ああ、なんたることだ!お前の立場と替わることができるならそうしたのに!お前の存在を美しい花に変えてあげよう・・・」そうアポロンが言うやいなや、ヒュアキントスの姿は深紅色の百合のような花に変化したのです。
 悲劇の青年ヒュアキントスの絵画、11点をご覧ください。
 
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ギリシャ神話の美青年アドニスの絵画14点。無惨にも猪に殺されるヴィーナスの愛人

 Thomas Willeboirts -

 ギリシャ神話に登場するアドニスは、女神ヴィーナスに愛された美青年です。
 ある日、ヴィーナスは息子エロスと遊んでいるうちに、恋の矢で自分の胸を傷付けてしまいました。彼女はすぐに払いのけましたが、傷は想像以上に深いものでした。その時、近くにアドニスが通りかかったのです。ヴィーナスは瞬く間に恋に落ちてしまい、アドニスのことしか考えられなくなりました。彼は狩人だったので、ヴィーナスはアドニスと共に森や山を歩き、野兎や鹿などを追いまわしました。ヴィーナスは「いいですか。狼や獅子、猪など危険な動物には決して近付いてはなりません。私がいない間に身を危険にさらしてはいけませんよ」とアドニスに忠告し、用事を済ます為に二輪車に乗って大空を駆けていきました。

 しかし、アドニスは気高く血気盛んな若者だったので、忠告を無視してしまいます。猟犬が猪を発見するやいなや、彼は槍を動物の脇腹に突き立てました。すると、猪はひるむことなくアドニスに突進し、逃げる隙もなく青年の脇腹に牙を付きたてたのです!アドニスは悲鳴を発し、野原に倒れ込みました。その叫びを聞いたヴィーナスはUターンし、血まみれになったアドニスの元へ駆け寄ります。あまりの悲しみに彼女は髪をかきむって胸を叩き、運命の女神を呪いました。「すべてを運命の女神に委ねるなんてできない。私はアドニスの死と悲しみを風化させないようにする。あなたの流した血は、美しい花となるのです」ヴィーナスはそう言ってネクタル(神酒)を彼に流しました。すると、ザクロのような赤色の花が咲き出し、この花はアネモネと呼ばれるようになりました。
 悲劇の青年アドニスとヴィーナスの絵画14点をご覧ください。

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ギリシャ神話のナルキッソスの絵画15点。スイセンになったナルシスト由来の美青年

Attributed to Vinzenz Fischer -

 ナルキッソスはギリシャ神話に登場する美青年です。
 ある日、ニュムペーであるエコーはナルキッソスに恋をしました。エコーはヘラに罰を与えられており、相手の言葉を繰り返す事しかできませんでした。そんな彼女にナルキッソスは愛想をつかし、酷い言葉で振ってしまいます。エコーはショックのあまり身体を失い、木霊(こだま)になってしまいました。他のニュムペーもナルキッソスに愛を訴えましたが、彼は冷酷な仕打ちをするばかりです。そこで、ある処女が復讐の女神ネメシスに「彼が愛に報いられないようにしてください」と頼み、それが受け入れられました。

 ナルキッソスは狩りの疲れのため、澄み切った泉にやってきました。喉の潤いを癒そうと泉にかがみこむと、超美青年の顔が水面に映り、彼はそれを水の精霊だと思いこんで恋に落ちてしまいました。顔を近付けて手を伸ばしますが、水面が揺れて相手は逃げてしまいます。それは自分の顔だというのに、ナルキッソスは全く気付かないまま、食べることも寝ることも忘れ、水面をずっと眺めていました。恋煩いで彼はみるみる衰弱していき、痩せ細っていきます。ナルキッソスの悲嘆の声に、姿を失くしたエコーの声が重なり、そのまま彼は力尽きて死んでしまいます。その遺体はどこにも見つからず、代わりに一輪のスイセンの花が静かに揺れていたそうです。
 自分を愛しすぎてナルシストの語源にもなった、ナルキッソスの絵画15点をご覧ください。


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【絵画13点】生首を持つ少年。巨人ゴリアテを倒したダヴィデは、未来のイスラエル王

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 ダヴィデは紀元前千年頃に在位していた古代イスラエルの王です。
 ダビデ、ダヴィドなどとも呼ばれます。彼が幼少だった頃、初代のイスラエル王はペリシテ人と戦争をしておりました。そんな時、ダヴィデは戦士ゴリアテを知ります。彼はペリシテ最強の男で、とんでもない巨人でした。イスラエル兵からも恐れられ、ゴリアテは調子に乗って兵を挑発していました。ダヴィデは巨人の前に立ち、勝負を挑みます。「小僧め。すぐに捻り潰してくれる!」とゴリアテは彼を侮りまくっていましたが、ダヴィデは神の力を借り、スリング(石投げ)で石をさっと投げました。石は額にめり込み、ゴリアテは一瞬で気絶してしまいました。ダヴィデは相手の大きな剣を使い、ゴリアテの首を斬り落としました。こうしてイスラエル軍に勝利をもたらしたダヴィデは、次々と戦争に参加して勝利をおさめ、イスラエル王の地位に就いたのでした。
 ダヴィデとゴリアテの物語は画家達に好まれ、大量の作品が残っています。その一部をご紹介いたします。生首だらけなので閲覧注意です。


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聖セバスティアヌスの絵画12点。肉体美、セクシーさが時代を経るにつれ増してゆく

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 聖セバスティアヌス(聖セバスチャン)はローマの軍人で、キリスト教に改宗して世間へ広めた功績により、聖人となりました。キリスト教徒となったセバスティアヌスはローマ皇帝に裏切者の烙印を押され、杭に縛り付けられてハリネズミのようになるまで矢を射かけられてしまいます。しかし、奇跡的に彼は助かり、聖イレーネによって介抱されます。治癒したセバスティアヌスは皇帝にキリスト教へ帰依することを勧めますが、皇帝は彼を何度も殴って殺してしまいました。
 セバスティアヌスは人気のある聖人で、古くから多くの画家に描かれてきました。ですが、時代が進むにつれて美を求める画家の気持ちが強まり、男のセクシーな肉体を描くことに力を入れ始めます。全ての画家が肉体美路線ではないものの、これってセクシーすぎない?というセバスティアヌスが大量に存在します。
 段々とセクシーランクが増していく聖セバスティアヌスの作品12点をご覧ください。


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中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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