メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

英雄

ギリシャ神話のカストルとポルックスの絵画12点。ふたご座の元になった双子の英雄

Paul Coutan -

 カストルとポルックスはギリシャ神話に登場する、ふたご座の元になった双子です。
 ある日、スパルタのティンダリオス王の王妃レダの元に白鳥が現れました。白鳥はゼウスが変身したもので、毎度のことながら二人は逢瀬を重ね、やがてレダは二つの卵を産み落としました。一つ目から産まれたのがクリュタイムネストラ(姉)とカストル(弟)で、二つ目からはポルックス(兄)とヘレネ(妹)が産まれました。一つ目の卵から出た二人は人間の性質を、二つ目の卵から出た二人は神の性質を受け継いでおり、ポルックスとヘレナは不死でした。

 カストルとポルックスは非常に仲良しで、何をするにしても一緒でした。妹ヘレネがテーセウスらによって拉致されると、二人は力を合わせて彼女を助けました。二人は叔父の娘のヒラエイラとポイベをさらって妻にし、合同結婚式をあげましたが、徒弟であるイダスとリュンケウスによってその事を突っ込まれてしまいます。二人と徒弟たちの仲は険悪となって殺し合いにまで発展し、カストルは槍に突かれて死んでしまいます。怒り狂ったポルックスは二人を殺し、父ゼウスに命と引き換えでも弟を生き返らせてくれるよう懇願しました。ゼウスはその事を聞き入れ、ポルックスの命の半分をカストルに与えることにしました。こうして半神半人となった二人は天界と人間界を行き来することになり、強い兄弟愛がふたご座となったと言われています。
 強い絆で結ばれているカストルとポルックスの絵画と彫刻、12点をご覧ください。

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フランス皇帝ナポレオンの絵画12選。イケメン長身と小太りおチビ、理想と現実の差

Paul Delaroche 1840 -

 ナポレオン・ボナパルト(1769-1821)はフランス革命期の軍人、政治家であり、ナポレオン一世として皇帝にも即位しました。
 コルシカ島に生まれたナポレオンはフランスへ行き、陸軍士官学校を卒業します。砲兵士官へ入ると、まもなくフランス革命が勃発します。王党派を支持するイギリスやスペインの艦隊を砲撃で追い払い、この功績によって一気に昇進することになります。一度は逮捕されるものの、反乱を鎮圧する為にナポレオンは呼びだされ、戦う度に彼の功績は増してゆきました。1798年にはエジプトを支配し、国民の英雄となっていました。その時には、総裁政府は弱体化しており、ナポレオンはクーデターを決行して政府を倒し、フランス革命に終止符を打ちました。
 フランスの全権力を握ったナポレオンは征服戦争を展開し、1804年にナポレオン一世としてフランス皇帝となります。しかし、ロシア遠征が失敗したことによって事態は急転し、彼は退位させられます。一度は復権しましたが、1815年のワーテルローの戦いに敗れてセントヘレナ島に流され、そのまま人生の幕を閉じました。

 ナポレオンの肖像画を多くの画家が描きました。ただ、その絵画が両極端で、彼を美化してイケメンに描く画家と、彼をありのままか、それより酷く描く画家の二者が存在しました。
 小男で小太りと噂される、ナポレオンの理想と現実の絵画12選を、両者を比較しながらご覧ください。



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ウィリアム・テルの絵画11選。息子の頭のりんごを射止め、悪者を倒したスイスの英雄

Corbis 19th -

 ウィリアム・テルは14世紀初めにいたとされるスイスの英雄です。ヴィルヘルム・テルとも呼ばれ、スイス独立に貢献した者とされており、スイスではとても人気があります。
 クロスボウの名手であるウィリアム・テルは息子と共に、ウーリ州のアルトドルフで暮らしていました。ある日、ヘルマン・ゲスラーというハプスブルク家の代官が現れます。ゲスラーは中央広場の棒に自らの帽子を乗せ、その前を通る者は頭を下げるように強制します。しかし、支配に反感を持っているウィリアム・テルはそれを無視し、逮捕されてしまいます。ゲスラーは見世物として利用することを考え、ウィリアム・テルの息子の頭にりんごを置き、それを射抜くことができれば自由の身にしてやる、と言いました。
 彼は見事りんごを射抜くことを成功させますが、ゲスナーは矢をもう一本持っていたことを咎め、有罪にしようとします。ウィリアム・テルはうまく行方をくらまし、ゲスナーを狙撃して射殺してしまいました。無事に町に戻った彼は英雄として迎えられ、そのことはスイス独立に大きく結びついたとされています。
 スイスのヒーローであるウィリアム・テルの絵画11点をご覧ください。


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トリスタンとイゾルデの絵画11選。妙薬を飲んだ二人は禁断の愛を交わし、絶命する

1916 John William Waterhouse -

 「トリスタンとイゾルデ」、もしくは「トリスタン物語」は中世時代から語り継がれている、悲恋物語です。
 起源はケルト(イギリス辺り)とされ、12世紀頃にフランスで物語としてまとめられて、13世紀頃にドイツや他の場所へと伝えられていきました。物語によって内容の変化がありますが、大筋はマルク王に仕える騎士トリスタンと、その王の妃イゾルデが愛の妙薬を誤って飲んでしまい、互いに惹かれ合って命を落としてしまうという話です。禁断の愛や悲劇をふんだんに盛り込んだこの物語は、現代でも人気があり、オペラや映画、歌劇や劇団となっています。
 中世と象徴主義の絵画をミックスさせながら、トリスタンとイゾルデの作品11点をご覧ください。なお、作品の場面と説明文が一致していない部分があるので、ご了承ください。


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絵画10選。ギリシャ神話のペルセウスはメデューサの生首を使い、恋敵を石化させる

francesco maffei -

 ペルセウスはギリシャ神話に登場する英雄で、主神ゼウスとアルゴス王女ダナエの息子です。
 「息子が王を殺すだろう」と予言を受けた為、アルゴス王は彼を捨てたのものの、島の漁師に拾われて彼はたくましい青年に成長しました。しかし、島の領主である男がダナエに恋をしてしまい、邪魔なペルセウスを排除しようと、ゴルゴン三姉妹の三女メデューサの首を獲って来るよう命じます。彼女らは恐ろしい怪物で、見た者を一瞬にして石に変えてしまう能力を持っています。ペルセウスはヘルメスとアテネの力添えを借り、鏡を見ながらメデューサの首を切り落とすことに成功しました。
 その後、彼は美女アンドロメダを海の怪物から助け出し、二人の結婚の為に盛大な祝宴が催されました。しかし、彼女には婚約者ピーネウスがおり、その席で大乱闘になったのです。ペルセウスの部下は少なく相手は沢山おり、分が悪い戦いでした。なので彼は袋からメデューサの首をとり出し、高く掲げたのです。恋敵らはことごとく石化し、晴れて二人は結婚できたとのことです。
 愛の為なら首を使う。メデューサの死の場面と、石化した人々の場面の絵画10点をご覧ください。


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北欧神話で占う人生。神々や英雄が描かれたヴァイキングタロットの中身をご紹介

viking1 -

 今回は2013年にスペインの会社で発売された「Viking Tarot」をご紹介したいと思います。
 このタロットカードはヴァイキング文化をモチーフにしており、北欧神話の神々や巨人、小人、英雄などが水彩調のイラストで描かれております。管理人は北欧神話好きなので、買ってしまった次第です。物語に関する絵もあるので「あ、このシーンだ!」「この人物かな?」と楽しむこともできます。また、描かれた絵が分からなくても、中に英語の説明書が入っており、イラストの説明が書いてありますので大丈夫です。もちろん占うことが可能なので、今年の運勢や今後の人生を北欧神話の神々に委ねることができます。
 早速中身をご覧ください!


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旧約聖書の英雄サムソンの絵画12点。悪女デリラに騙され、力の源である髪を失う

Padovanino 17 -

 サムソンは旧約聖書の「士師記」に登場する怪力の英雄です。
 ある日、イスラエルの民マノアの妻に神の御使いが現れ「これから貴女に特別な子が生まれるが、葡萄酒を飲まない、汚れた物を食べない、髪に剃刀を当てないという、三つの事を子に遵守させなさい」と言いました。こうして産まれたのがサムソンでした。彼は豪傑に成長し、ティムナに向かいました。途中、ライオンが現れますが瞬く間に倒してしまいます。彼は敵であるペリシテ人の館へ向かい、1000人を打ち殺します。
 やがて、サムソンはデリラという女性を愛すようになります。敵側はそれを知り、彼女にサムソンの力の秘密を探るようにけしかけます。彼は始めこそ話しませんでしたが、デリラがしつこく聞くと神の三つの約束を話してしまいます。デリラは敵側に密告し、彼が寝ている間に髪をすっかり剃り落としてしまいました。力を失ったサムソンは目を抉られ、牢で粉ひきをさせられました。
 ペリシテ人は異教の神殿へサムソンを連れだし、見世物にしました。神に祈ったサムソンは力を取り戻し、柱をへし折って神殿を倒壊させ、大勢のペリシテ人を道連れにしながら命を落としました。
 この物語も多くの画家の手によって描かれ、特にサムソンとデリラのシーンは人気がありました。波乱万丈な人生を歩んだサムソンの姿12点をご覧ください。


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キリスト教の聖人 聖ゲオルギウスの竜退治 9連発!突き刺し方も十人十色

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 聖ゲオルギウスは聖ジョージ、聖ジョルジュなどとも言われている聖人の一人です。古代ローマ末期の殉教者で、竜退治の話が多く語り継がれています。なんでもカッパドキアのラシア付近に狂暴な竜が住み着いてしまい、羊の生贄、果てには人間の生贄を要求するようになりました。とうとう王様の娘が生贄に選ばれてしまい、悲しんでいるとたまたま聖ゲオルギウスが通りかかり、「私が竜を殺して差し上げましょう。もし殺すことができたなら、キリスト教に帰依すると約束して欲しい」と言いました。王様はそれを了承し、聖ゲオルギウスは凶悪な竜を槍一本で倒してしまいました。こういった英雄伝が伝わり、画家たちは多くの作品を残しました。
 では、竜の退治模様を見ていきましょう。

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プロフィール
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中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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