
フォルトゥナはローマ神話における運命の女神です。ギリシャ神話ではテュケーに相当し、幸運の女神ともされています。
フォルトゥナは元々豊穣を司る女神で、ローマの東にあるプラエネステという土地で信仰されていたそうです。ローマ王がその信仰を自国へと持ち込み、フォルトゥナはローマ神話に組み込まれる事となりました。通常、フォルトゥナは巨大な車輪を持ち、不安定な球などに乗った姿で描かれることがありますが、中世時代になると、運命の女神は神話の枠を超えて様々な姿で表現されるようになります。想像の翼は広がり、元々の形式から外れたとんでもない姿の女神様も・・・。
老若男女、貧富、身分も見境なく、全人類の運命を操る運命の女神の中世絵画12点+αをご覧ください。
