メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

道化師

エイプリルフールの起源「万愚節」の絵画11選。秩序は逆さまになり、道化が王となる

Frans Floris the elder (1517–1570) -

 皆様知っての通り、4月1日はエイプリルフールです。この日は誰もが悪意のない嘘ならついてもいい日とされ、皆が騙し合って楽しみます。その起源は古代ローマまでさかのぼることができますが、、「万愚節 (All fools day)」と呼ばれる盛大なお祭が、中世ヨーロッパで行われていました。万愚節では道化師が主賓席に座り、少年が司教となり、ロバが説教を行い、祈りの言葉は逆さまに朗読されます。何もかもがあべこべに変わるのです。
 大騒ぎの逆転現象である「万愚節」の絵画11点をご覧ください。


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伝説の迷惑下品!ドイツのトリックスター「ティル・オイレンシュピーゲル」の挿絵11選

Konstantin Kalinovich -

 ティル・オイレンシュピーゲルは14世紀の北ドイツに実在したとされる、伝説のトリックスター的人物です。
 ティル・オイレンシュピーゲルと明記するのは長いので、ティルと書かせていただきます。彼はブラウンシュバイクのクナイトリンゲン村に生まれ、子供の頃から悪戯やひっかけが大好きで、人々に数々の迷惑行為や下品な行動を繰り返しました。1350年に病死する瀬戸際までそれは続けられました。
 ティルは数々の職人になりすまし、行く先々で人々をからかいました。彼の十八番は言葉を真っ向から受け取り、本当にそれをやってのけること。例えば暴言で「屋根から出ていけ!」と言われれば、実際に屋根を突き破って出ていくし、暴言で「糞でもしてな!」と言われれば、本当にその場でしちゃうという感じです。相手がびっくりして「やめろ!」というと「え、だってそう言ったでしょ?」という感じな反応をするので質が悪い。
 彼の伝説話は口頭で伝えられ、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」という一冊の本に纏められました。創刊されるとその本は大人気となり、今でもドイツで愛読されています。
 トリックスター、ティルの挿絵11点を見ていきましょう。


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道化役者の風刺喜劇! イタリアの即興劇コンメディア・デラルテの絵画

jean-antoine-watteau_harlequin,-pierrot-and-scapin - コピー

 コンメディア・デラルテは16世紀中頃のイタリアで生まれた、風刺の効いた即興劇です。
 コメディアやコンメディーア、ディラルテなどとも表記されます。起源は古代ローマの喜劇だという説もありますが、確かな事は分かっていません。16世紀頃に旅回りの芸人たちが野外舞台の見世物として演じたのが、コンメディア・デラルテの始まりです。
 コンメディア・デラルテは即興劇の為、決まったストーリーや登場人物はありません。基盤となっている概要やキャラクターを元に、俳優達が半ばアドリブで演じるのです。観客を喜ばし、笑わせるのが彼等の目的なので、劇中に流行を取り入れたり、ジャグリングやアクロバットなどのパフォーマンスを行いました。
 人物紹介を交えつつ、劇の様子や役者たちを描いた作品を見ていきましょう。


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伝説の宮廷道化師。ポーランドで最も有名なルネサンスの道化師、スタンチク

Jan_Matejko,_Stańczyk 1862 - コピー

 スタンチクはポーランドの宮廷道化師の中で、一番有名な人物です。
 彼は1480年頃-1560年頃に生き、アレクサンデル、ジグムント1世老王、ジグムント2世アウグストという三代の王に仕えました。本名はスタニスワフ・ゴンスカと推定されています。宮廷道化師は様々な芸を行って王を楽しませる職業ですが、スタンチクはそれ以上の能力を持っていました。彼はポーランドの歴史、政治に精通し、非常に高い知性を有していました。王のアドバイザーとして活躍し、自らの職業を最大限に利用して、冗談を交えながら風刺や警告、批判を行いました。人々はそのたぐいまれな才能を賞讃したと言われています。
 そんな最強道化師スタンチクの姿を見ていきましょう。


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【絵画12点】 愚かと賢さは紙一重の宮廷道化師。おどけながら進言する名役者の姿

 Eudrian - コピー

 宮廷道化師は中世~近代の西洋において、王や貴族などの支配者層に仕えるエンターテイナーです。
 彼等は主人を楽しませる為に、物語を語ったり、歌や音楽、ジャグリングやアクロバット、奇術など様々な芸を披露しました。また、そのパフォーマンスに風刺も織り交ぜ、当時のニュースや人物を笑いものにしました。
 地位が低く人々に小馬鹿にされる職業でしたが、相当の切れ者ではないと宮廷道化師は務まりません。時には国の状勢を見透かし、王に正しいアドバイスを与えることも必要とされていたからです。
 今回はおどけと真面目が交錯する、宮廷道化師の姿を見ていきましょう。


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【絵画12点】 道化師は愚者と賢者であり、中世ルネサンスの真のエンターテイナー

Renaissance du Nord - Éditions Diane de Selliers - コピー

 道化師は滑稽な格好、面白い行動、言動などにより人々を楽しませる者のことを指します。
 古代エジプトに起源があるとされており、中世では歌手、ダンサー、曲芸師、手品師、劇俳優、吟遊詩人、宮廷道化師などがひっくるめられて道化の役割を担っていました。また、奇形者、白痴、狂人など肉体的、精神的に特殊な人の多くが道化になりました。
 道化師は現代のお笑い芸人と類似する部分があり、パロディー、物まね、即興の才などが重視されました。彼等は愚か者のふりをして人々を楽しませ、時にはあっと驚くパフォーマンスを行いました。
 今回は滑稽者、愚者のイメージが強い道化師の絵画12点を集めてみました。


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プロフィール
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管理人:


中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
師匠はヒエロニムス・ボス。
神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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