中世・ルネサンス | ページ 3 | メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

中世・ルネサンス

中世・ルネサンス

怪物のオンパレード。ルネサンス期の学者の著書に出てくるモンスターの挿絵11選

中世ルネサンスにおいて、世界の果ては未知の領域でした。西洋にいる動物はほんの一部で、世界中には恐ろしい怪物が存在していると信じられていました。当時の人々の考えを代弁しているのが、アルドロヴァンディの著書の挿絵です。 ウリッセ・アルドロヴァン...
歴史

オランダの諺は風刺に満ちていた。ブリューゲル作の「ネーデルラントの諺」10選

「ネーデルラントの諺(ことわざ)」は1559年に、画家ピーテル・ブリューゲル(父)よって描かれました。 ネーデルラントは現在で言うオランダ、ベルギー辺りの国であり、ブリューゲルはそこのブラバント公国出身でした。ネーデルラントには日本と同じよ...
画家

【絵画13点】ルネサンスの画家ボッティチェリ。ヴィーナスの誕生の他も名作ばかり!

サンドロ・ボッティチェリ(1445年-1510年)は初期ルネサンス時代のイタリアの画家です。 フィレンツェ派の代表的な画家で、知らない方はほとんどいないのではないでしょうか。ボッティチェリはあだ名で、本名はアレッサンドロ・ディ・マリアーノ・...
中世・ルネサンス

【作品15点】中世の画家が情報だけを頼りに描いた象が、とんでもなくシュールに

現代を生きる私達の中で、象を見たことがないという人は殆どいないのではないでしょうか。実際に見たことがなくとも、テレビやネット、本で象の姿は溢れています。子供でも象の姿形を容易に思い描くことができると思います。 しかし、中世時代の人々は実際に...
画家

ジョットの寓意画から学ぶ、7つの美徳と7つの悪徳。スクロヴェーニ礼拝堂の宗教画

ジョット・ディ・ボンドーネはイタリア出身の中世後期の画家です。 彼の最も有名な作品は1305年に描かれた、スクロヴェーニ礼拝堂の一連の宗教画ですが、その中にグリザイユ(モノクロのこと)で描かれた「美徳と悪徳」とされる14枚の寓意画があります...
画家

西洋絵画の父ジョットの絵画9選。平坦を立体に変え、中世ルネサンスの架け橋となる

ジョット・ディ・ボンドーネ(1267年頃―1337年)はジオットとも呼ばれ、イタリア出身の中世後期の画家です。 中世時代、絵画は「文盲の人々にキリストの物語が伝わればいい」という名目で描かれ、美術的側面は排除されていました。リアルに描くこと...
画家

ロヒール・ファン・デル・ウェイデンの絵画10点。偉大な初期フランドル三大巨匠の一人

ロヒール・ファン・デル・ウェイデンは初期フランドル派の画家で、現在のベルギーで生まれました。彼は15世紀の北方絵画において非常に影響力のあった画家で、ロベルト・カンピンを師匠(諸説あり)に、ハンス・メムリンク(メムリンクの絵画はこちら)を弟...
画家

〈最新〉ブリューゲル一族 全員の作品を掲載!画家になった人は総勢8名(他に甥も)

ブリューゲル一族は16世紀-18世紀に活躍したフランドル(ネーデルラント)の画家の家系。 ピーテル・ブリューゲルやらヤン・ブリューゲルやら同名が多すぎるので、基本(父、子)(老、若)などで区別されます。最も有名なのはピーテル・ブリューゲル(...
画家

ハンス・メムリンクの絵画11選。繊細な美しさと聖なる静寂を生む、フランドルの巨匠

ハンス・メムリンクは15世紀後半に活躍した、初期の北方ルネサンス(フランドル)の画家です。 ドイツで生まれ、ベルギーのブリュージュへ移り住みました。ファン・エイクの影響を受け、ロヒール・ファン・デル・ウェイデンを師としていました。北方ルネサ...
画家

色彩の魔術師ディルク・ボウツの絵画9点。遠近感を初期に用いたフランドルの画家

ディルク・ボウツは15世紀前半に生まれた初期フランドル派の画家です。ヤン・ファン・エイク、ロヒール・ファン・デル・ウェイデンの影響を受けており、北方で消失点のある遠近感を用いた初期の画家でもあります。また、鮮やかな色彩を用いており、書籍では...
画家

フランドル絵画の巨匠、ファン・エイク兄弟の作品7選。油彩画の偉大なる発明者

ファン・エイク兄弟は初期ネーデルラント絵画を語る上で、最も重要な存在です。 兄フーベルトと弟ヤンは優れた画家で、特に弟の技術は「神の手を持つ」と称されたほどでした。また、二人は油彩画を発明したとして有名です。当時はテンペラ画が主流で、油絵具...
中世・ルネサンス

日本初開催「クラーナハ展―500年後の誘惑」が2017年4月まで大阪の美術館で!

現在、「ルーカス・クラーナハ展-500年後の誘惑」が2016年10月15日(土) 〜 2017年1月15日(日)の期間中、東京の国立西洋美術館で行われています。なぁんだ、もう開催されてるじゃん、と言わないでください。2017年1月28日(土...
画家

ドイツの画家グリューネヴァルトの絵画8点。どこまでも痛々しくリアルに描く画家

マティアス・グリューネヴァルトは16世紀に活躍したドイツの画家です。代表作は表紙の作品「イーゼンハイムの祭壇画」。美術を知っている方は見たことがあると思います。中世時代のキリスト像はリアルを排し、抽象的な画風を好みました。ですが、この祭壇画...