絵画 | ページ 5 | メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

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2017年7月「怖い絵」展が開催!恐怖の絵画を紹介する、中野京子の名著の展覧会

「怖い絵」展は2017年の夏~冬の間、兵庫と東京の二か所の美術館で開催されます。兵庫県立美術館は7月22日~9月18日、上野の森美術館は10月7日~12月17日の間に展示があります。 「恐怖の絵画」を題材とした大ベストセラー本「怖い絵」は、...
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タラ夫を応援!バベルの塔展のタラ夫のような、きもかわいい魚の怪物10連発

2017年に入り、ブリューゲル「バベルの塔」展が三か月を切りました。展覧会の公式HPもだいぶ更新され、周知の情報になっている方も多いと思います。ですが、まだまだ多くの方に展覧会のことを知っていただきたい。マスコットキャラクター「タラ夫」も一...
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道化役者の風刺喜劇! イタリアの即興劇コンメディア・デラルテの絵画

コンメディア・デラルテは16世紀中頃のイタリアで生まれた、風刺の効いた即興劇です。 コメディアやコンメディーア、ディラルテなどとも表記されます。起源は古代ローマの喜劇だという説もありますが、確かな事は分かっていません。16世紀頃に旅回りの芸...
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伝説の宮廷道化師。ポーランドで最も有名なルネサンスの道化師、スタンチク

スタンチクはポーランドの宮廷道化師の中で、一番有名な人物です。 彼は1480年頃-1560年頃に生き、アレクサンデル、ジグムント1世老王、ジグムント2世アウグストという三代の王に仕えました。本名はスタニスワフ・ゴンスカと推定されています。宮...
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【絵画12点】 愚かと賢さは紙一重の宮廷道化師。おどけながら進言する名役者の姿

宮廷道化師は中世~近代の西洋において、王や貴族などの支配者層に仕えるエンターテイナーです。 彼等は主人を楽しませる為に、物語を語ったり、歌や音楽、ジャグリングやアクロバット、奇術など様々な芸を披露しました。また、そのパフォーマンスに風刺も織...
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【絵画12点】 道化師は愚者と賢者であり、中世ルネサンスの真のエンターテイナー

道化師は滑稽な格好、面白い行動、言動などにより人々を楽しませる者のことを指します。 古代エジプトに起源があるとされており、中世では歌手、ダンサー、曲芸師、手品師、劇俳優、吟遊詩人、宮廷道化師などがひっくるめられて道化の役割を担っていました。...
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【絵画11選】 2017年は酉年! 神話や伝説上の鳥の怪物を、お正月にご紹介

今年の干支は酉年。 年賀状では可愛いニワトリやヒヨコ、かっこいい鷹、鷲などが出回っていますが、それだけではつまらない。普段見ないような鳥のモンスターを折角なら見たい!というあなた。ちょっとここの鳥の巣を覗いてみてはいかがでしょうか。鳥に関係...
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【絵画9点】天使と銃 !? 奇抜なファッションで身を固め、銃を構える天使達の絵画作品

けばけばしく派手な16世紀の衣装に身を包み、銃を構える天使。 この恐ろしくギャップのある絵画は、16~18世紀のペルーのクスコを中心に、ボリビアやエクアドル周辺で描かれました。スペインがペルー(インカ)を植民地にして宗教芸術を伝えた際、生ま...
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守護天使の絵画10選。一人を見守り正しき道へ導くとされる天使は、貴方の傍にも

守護天使は一人一人についていて守り導き、善を勧め悪を退ける役割を担う天使です。 トマス・アクィナスによると、守護天使はこの世のすべての人々についており、どんなことがあっても決して離れることはないそうです。人の自由意思を天使は尊重しますが、悪...
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大エルミタージュ美術館展はレンブラント、ルーベンス、ヴァトーなど巨匠が大集結!

2017年の3月18日(土)~6月18日(日)に、森センターアーツギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)で、大エルミタージュ美術館展が開催されます!(東京展は終了してしまいましたが、愛知県と兵庫に巡回展があります。日付や場所は記事下にあり...
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2017年6月、初の本格的な「アルチンボルド」展が開催!だまし絵の先駆者が日本へ

ジュゼッペ・アルチンボルド(1527-1593年)は16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した、イタリア・ミラノ生まれの画家です。彼は花や野菜、動物を寄せ集めた珍奇な肖像画を描くことで知られており、今回約10点の作品が2...
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奇跡!徳島県にある大塚国際美術館は、1000点以上の名画に一度で会える!

ミケランジェロの大作「最後の審判」。本当ならイタリアのシスティーナ礼拝堂へ行かなければ会えません。ですが、ちょっと待ってください。日本の徳島県にある大塚国際美術館へ行けば観られるんです。写真のように、最後の審判が間近に観られるんです!大塚国...
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2017年の展覧会、ティツィアーノとヴェネツィア派展。ルネサンスの黄金期の絵画

2017年1月21(土) ― 4月2日(日)より東京都美術館で「ティツィアーノとヴェネツィア派展」が開催されます!イタリアルネサンスの巨匠ティツィアーノとヴェネツィア派の人たちが大集結し、70点近い絵画と版画が展示されます。ヴェネツィア派は...
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ミカエルがサタンを踏み付ける絵画9点。圧倒的戦力すぎて、天使が悪魔を虐待中

聖書で有名な物語として、大天使ミカエルが反逆したサタン(ルシファー)と戦い、地の底へ突き落した話があります。天使であったサタンは傲慢の心が芽生え、他の天使たちと共に神に謀反しました。神は大天使ミカエルを呼び、サタンに対抗させました。一説には...
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神秘的…。2017年3月の展覧会、アルフォンス・ミュシャの<スラヴ叙事詩>が日本へ

2017年3月8日~6月5日まで、東京の国立新美術館で「ミュシャ展」が始まります! ミュシャといえば美しい女性と花のイメージがありますが、今回の展覧会は一味違ったミュシャが楽しめます。彼が長年かかって描き上げた連作<スラヴ叙事詩>20点が初...
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2017年4月、バベルの塔展が開催!ブリューゲルとボスが日本の展覧会へ来る…!

2017年4月18日から7月2日までブリューゲルとボスの展覧会「バベルの塔」展が、東京の国立国際美術館で開催されるそうです。バベルの塔は実に24年ぶり、ボスの作品は2015年に「愚者の石の切除」が来日しましたが、今回は違う作品が二点やって来...
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ヴァニタス13点 ― 世は静物画のように虚しい。髑髏や果物等の象徴を描いた絵画

ヴァニタスはラテン語で「空虚」という意味であり、人生の虚しさ、虚栄の無意味さを静物画で表した寓意作品のことを指します。16~17世紀の北ヨーロッパ(フランドルやネーデルラント)で盛んに描かれ、多大な影響を周囲に与えました。描かれる静物は頭蓋...
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【絵画10点】 死の舞踏と死の勝利 ― 恐怖に染まった狂気の民衆は、仄暗い街で踊る

死の舞踏は14~15世紀の中世末期の西洋で広まった寓話、もしくは美術的様式です。 有名な呼び名ですと「ダンス・マカブル(フランス語)」があります。諸説ありますが、14世紀のフランス詩に「死の恐怖に人々が半狂乱になって踊り狂う」という一説があ...
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【絵画11点】儚き世、死を想え。―メメント・モリは中世ルネサンスの宗教的スローガン

メメント・モリはラテン語で「死ぬことを忘れるな」という意味の、宗教的スローガンです。人間はいつか必ず終わりが来る。地位や財産を持っていても、無一文でも平等に死は訪れます。明日歩いていたら、突然悪魔に魂を抜かれるかもしれない。死神が鎌を持って...