天使 | メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

天使

中世・ルネサンス

悪魔と住民の絵画11点。闇の異形とゆるく真剣に付き合う、中世の幻想ワールド

聖や闇の存在が、現代よりも深く信じられていた中世。 心を惑わし堕落させようと企む悪魔は、人々にとって脅威でした。甘言で誘惑して悪事を誘発させ、罪を犯させる。罪深き者は死後、天使の祝福を受けることができない。笑みを浮かべし悪魔は、穢れし魂を地...
中世・ルネサンス

サタンを踏むミカエルの絵画12点。微笑む大天使は悪魔を足蹴にする【第二弾】

新約聖書の「ヨハネの黙示録」によると、大天使ミカエルと配下の天使たちは、サタン(ルシファー)とその部下たちと激しく戦い、彼等を地の底へと突き落としたとされています。サタンはかつて美しい天使であったものの、堕天使となり邪悪なる悪魔と変貌したの...
新約聖書

イエスの養父、聖ヨセフの絵画13点。天使のお告げより悟る、妻の御宿りと逃避行

新約聖書に登場する聖ヨセフはマリアの夫であり、イエスの養父。ナザレのヨセフとも呼ばれています。 ヨセフは旧約聖書のユダヤの王ダビデの末裔とされ、5人兄弟の中では一番信心深かったようです。職業は大工。エルサレムの大司祭の名でマリアと婚約をしま...
旧約聖書

父なる神の絵画13点。人間の所業を見透かし裁く、宗教の礎である世界の創造主

「神」。それは人間が想像を絶するような絶対的で超越的な存在であり、崇拝する対象。 ユダヤ教、イスラム教、キリスト教において神は唯一とされ、神と同列の存在はいないとされています。唯一神の名は「ヤハウェ」や「エホバ」と呼ばれており、慈悲深くも厳...
新約聖書

聖人の法悦の絵画14点。天使やキリストに遭遇する幻視をした者に生じる恍惚感

法悦(ほうえつ)は、宗教の教えを聞いたり、信仰することで心に喜びを感じることです。陶酔感や恍惚感をもたらすこともあります。 天使やイエス・キリストの幻視に遭遇した際、何名かの聖人は法悦を体験したとされています。代表的なのは聖テレジアという聖...
新約聖書

受胎告知の絵画15選。処女マリアは天使ガブリエルに告げられる。神の子を宿したと

受胎告知は新約聖書の物語の一つで、マリアがイエス・キリストを懐妊したことを天使に告げられる話です。 ある日、処女マリアの元に天使ガブリエルが降りてきます。天使は「おめでとうございます。貴女は神の子を身籠りました」と告げると、彼女はひどく驚い...