歴史 | メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

歴史

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聖コスマスと聖ダミアンの絵画12点。亡きエチオピア人の脚を移植した双子の聖人

聖コスマスと聖ダミアン(ダミアヌス)は、医学や薬剤を司る双子の聖人です。彼等は3世紀頃に生きたアラブ人で、キリスト教に改宗し、無償で医療や手術を行っていました。 黄金伝説には、このような話があります。ローマの教会に仕える男性は、片脚を癌に侵...
図像学・技法

フクロウの絵画15点。闇の中、音もなく飛来し獲物を補足する、知恵と凶兆の象徴

鳥類最古の種のひとつともされているフクロウ。夜の森に住まう猛禽類。音もなく滑空し、獲物を捕らえるフクロウは古来より神秘的な存在と考えられていました。古代ギリシアではミネルヴァの使いとして知恵を司り、中世では魔女の使いとして闇の側面を持ち、日...
歴史

弓引く者達の絵画13点。狙いを定め、矢を放つ。遠距離攻撃の礎である伝統武器

弓。それは人類が石と投槍の次に手にした遠距離武器で、その使用は旧~中石器時代へと遡ります。最初は狩りの為に用いられてきた弓矢でしたが、時代が経るにつれて神事や争いにも用いられるようになりました。初期の戦争における弓の位置付けは重要であり、遠...
中世・ルネサンス

飲み食いする人々の絵画12点。宴会や日常で飲食に携わり、楽しむ愉快な者達

あけましておめでとうございます。2023年もよろしくお願いいたします! 今年はじめての記事はこちらになります^^ 中世~近世の農民や市民、職人達は生活を営み、食べていくのに懸命でした。仕事が休みなのは一週間のうち日曜日だけで、早朝から起きて...
図像学・技法

ネズミの絵画11点。家を縦横無尽に走りまわり、死のペストを運ぶ陰の脅威者

家に穴を開け屋根裏を走りまわり、穀物を食い荒らしてフンを落とす。現代でも害獣とされ、駆除の対象になってしまうネズミ。 中世、近世のヨーロッパにおいてもネズミは忌み嫌われる存在で、不吉や死、病気の象徴として恐れられ、駆除されていました。ですが...
歴史

蚤をとる人の絵画12点。民衆の生活に深く根差した、跳ねるペスト蔓延の暗躍者

現代の私達にとって、蚤(ノミ)は生活している中で頻繁に出くわすものではありません。ペットや外部から拾って増えてしまったとしても、駆除できる範囲内だと思います。 中世、近世のヨーロッパにおける蚤は、民衆の生活の一部であったと言っても過言ではな...
歴史

ディオゲネスの絵画12点。アレクサンドロス大王を唸らせた古代ギリシアの哲学者

ディオゲネスは紀元前4世紀の古代ギリシアの哲学者で、アンティステネスの弟子、ソクラテスの孫弟子とされています。キュニコス派(犬儒派)の思想を守り、彼は「徳」を積むことが人生最大の目的であり、肉体的、精神的な鍛練を重んじ、清貧することが重要だ...
歴史

遊ぶ子供達の絵画12点。おもちゃや動物、自然とたわむれる、やんちゃな子供達

現代の子供達は何をして「遊ぶ」でしょうか。現代では自分で遊ぶ手段を考えなくても、エンターテインメントが溢れていて、遊ぶ行為は無数に存在します。テレビゲームやスマホゲーム、漫画や映画、アニメ、それ関連のおもちゃ、アミューズメントなどなど。おも...
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瀉血(しゃけつ)の絵画12点。有害物が排除されると信じ血を抜く、迷信深き治療法

瀉血(しゃけつ)というのは、病気を治す為に身体に溜まった有害物を排除しようと、血を抜くという治療法です。中世、近世のヨーロッパやアメリカで盛んに行われました。 医学的知識が乏しかった当時、どんな病気であっても「身体から膿(うみ)を出すように...
歴史

つけぼくろの絵画13点。小さい一つじゃ足りない。ほくろだらけの近世のお化粧

泣きほくろや口元のほくろはどこかセクシーに感じられ、あったらいいなぁと思う人もいるのではないでしょうか。ただそれはワンポイントで、いっぱいはいらない人が殆どのはず。 16世紀~18世紀末のイギリスやフランスなどのヨーロッパの上流階級で、「パ...
古典文学

魔笛の絵画12点。真実の愛と光と闇の神秘が語られた、モーツァルトの喜劇オペラ

「魔笛」は1791年にモーツァルトが作曲した生涯最後のオペラです。舞台は古代エジプト。 ある日、王子タミーノは大蛇に襲われてしまいます。夜の女王の従者三名に助けられた彼は、女王から「娘のパミーナがザラストロに誘拐された、救い出してきて」と依...
旧約聖書

ユダヤの英雄ユダ・マカバイの絵画12点。エルサレムを奪還し宗教と地を守った豪勇

ユダ・マカバイは前2世紀頃に生きたとされる、ユダヤの民族的英雄です。旧約聖書の「マカバイ伝」に登場します。 セレウコス朝シリアの王アンティオコス4世エピファネスはエルサレムを占領し、ユダヤ教を迫害して神殿を略奪し、偶像崇拝を強要しました。憤...
図像学・技法

不気味な静物画の絵画13点。静寂の画面に配置された自然の恵みという生活の糧

静止した自然物や人工物を自由に配置し、画面を構成する西洋画のジャンルの一つである静物画。 静物画といえども対象物、込められた意味などでカテゴリーは細かく分けることができ、コレクションやヴァニタス(虚しさの寓意)、果物や花束、台所や晩餐の品物...
歴史

オアンネスに関する絵画12点。アダパやダゴンと繋がる、文明を伝えた半人半魚の神

オアンネスは紀元前300年頃のベロッソス著の歴史書「バビロニア誌」に言及された、半人半魚の神です。 オアンネスの起源はメソポタミア神話にあります。アッシュールなどから出土された紀元前14世紀頃の銘板の欠片に、七賢人(アプカルル)の神話が彫ら...
古典文学

ティアナのアポロニウスの絵画13点。ラミアを退散させたピタゴラス派の伝説的魔術師

小アジアのティアナ(現在のトルコのカッパドキア)出身のアポロニウスは、イエスとほぼ同時代に生きたとされる哲学者です。 哲学者は魔術に秀でていた者もいたようで、三平方の定理でおなじみのピタゴラスも前世の記憶を持ち、テレポーテーションや予言を行...
ギリシャ神話

バッカス祭(バッカナール)の絵画13点。呑んで踊って酒神を祀り、豊穣を祝う催事

バッカス祭(バッカナール)は、酒の神バッカス(デュオニソス)を祀る豊穣を司る祝祭です。 古代ギリシアでは酒神に扮した者を中心にして、50名程の踊り手が輪舞を踊って収穫を祝っていました。豊穣を祝う祭りはギリシア全土にひろまるにつれ、滑稽劇や秘...
歴史

占い師の西洋絵画14点。手相やカードで運勢を占う、胡散臭い雰囲気をまとう者達

未来や運勢などを、道具や事象を使って判断しようとする行為である「占い」。古代ギリシャやローマでは占いは神の御告げとされ、占いで出た結果は絶対だと考えられていました。占いに逆らって行動し、その者が死んだ場合は「神の意志に反したからだ」と恐れら...
歴史

歯医者の絵画12点。痛がる患者の歯をペンチ等で抜いて治療する、やぶめいた者達

キュイーンと鳴り響く高音。歯に当たる振動と鈍い痛み。何をされているのかが見えない恐怖。うっすらとした血の味・・・。「歯医者は嫌い!行きたくない!」という人は多いのではないでしょうか。かく言う私もできる事なら行きたくありません^^; 技術や麻...
歴史

決闘(一騎打ち)の絵画13点。プライドや愛を守るため、命運を賭けた二者の激闘

決闘は決められたルールのもと、二人が武器を使って命を賭けて戦い合うことです。 はじまりはゲルマン民族の伝統とされており、6世紀頃には制度となっていました。法律では解決できなかった事件や、名誉挽回の為に決闘を申し込んだのでした。時代や国により...
古典文学

ミルトン「失楽園」の絵画12点。天使と悪魔の争いとアダムとイブの愛を書いた叙事詩

「失楽園」はイギリスの17世紀の詩人ジョン・ミルトンによって書かれた叙事詩です。 旧約聖書の「創世記」を踏襲しており、神に反抗心を持つルシファー(サタン)は志を同じくする天使と共に神に反逆し、敗北して堕天使(悪魔)となります。ルシファーは悪...