フランドル絵画 | メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

フランドル絵画

中世・ルネサンス

飲み食いする人々の絵画12点。宴会や日常で飲食に携わり、楽しむ愉快な者達

あけましておめでとうございます。2023年もよろしくお願いいたします! 今年はじめての記事はこちらになります^^ 中世~近世の農民や市民、職人達は生活を営み、食べていくのに懸命でした。仕事が休みなのは一週間のうち日曜日だけで、早朝から起きて...
聖人

クレルヴォーの聖ベルナルドゥスの絵画12点。マリアの彫像から母乳を飲む奇跡

クレルヴォーの聖ベルナルドゥスは12世紀頃に生きたフランスの神学者です。 ベルナルドゥスはフォンテーヌで騎士の息子として生まれました。母が信仰厚き人であったので、彼は修道院に入ることを希望し、20代の頃にシトー修道院へと足を踏み入れます。そ...
旧約聖書

父なる神の絵画13点。人間の所業を見透かし裁く、宗教の礎である世界の創造主

「神」。それは人間が想像を絶するような絶対的で超越的な存在であり、崇拝する対象。 ユダヤ教、イスラム教、キリスト教において神は唯一とされ、神と同列の存在はいないとされています。唯一神の名は「ヤハウェ」や「エホバ」と呼ばれており、慈悲深くも厳...
新約聖書

カナの婚礼の絵画13点。婚宴の場で水を葡萄酒に変えた、イエス・キリストの初奇跡

カナの婚礼(カナの婚宴)は、ヨハネの福音書に記されているイエス・キリストの最初の奇跡の物語です。 故郷ガリラヤのカナの地で、キリスト一行は婚礼の祝宴に招かれます。結婚するのは聖母マリアの姉妹の息子。マリアは忙しく準備を行います。宴も過ぎて来...
聖人

聖ルカの絵画14点。福音書を手掛け聖母マリアを描いたとされる画家の守護聖人

聖ルカは、新約聖書の「ルカによる福音書」と「使徒列伝」の作者とされる聖人です。 「コロサイ書」や「ルカによる福音書への反マルキオン的序文」には「職業は医者」と記述があり、彼の職業は医者と考えられてきました。その為、聖ルカは医者や薬剤師の守護...
歴史

狂王女フアナの絵画13点。権力に揉まれ、夫フィリップ美公の死により狂った王女

カスティーリャ王女のフアナ(1479‐1555)は、夫フィリップ美公の関係から精神を崩し始め、夫の死をきっかけに狂気に陥ってしまった悲劇の女性です。狂王女フアナとも呼ばれています。 フアナはカスティーリャ王女のイザベル1世とアラゴン国王フェ...
新約聖書

キリストの嘲笑の絵画15点。囚われの救世主は、民衆に野次られ攻撃されてしまう

「キリストの嘲笑」は、民衆たちによって嘲笑されるキリストを描いた作品を指します。 裏切者ユダによってキリストは逮捕され、懐疑の目を向ける民衆たちの前に晒られてしまいます。大司祭に「お前が神の子ならば奇跡を起こしてみせよ」と言われ、「嘘なんだ...
旧約聖書

スザンナと長老らの絵画13点。ダニエル書にある好色爺さんと節操ある女性の物語

スザンナと長老の物語は、旧約聖書のダニエル書に入っている短編の一つです。 ある日、ヘブライ人の美しい女性スザンナは人払いをして庭で水浴していました。しかし、二人の好色な長老がそれをのぞき見していたのです。そればかりではなく、スザンナが帰宅し...
新約聖書

ラザロの復活の絵画14点。キリストの奇跡によって死後4日目に蘇生する聖人

ラザロは死を迎えたものの、キリストによって復活した聖人です。 「ヨハネによる福音書」によれば、ある日キリスト一行は友人であるラザロが病気であるという知らせを受けます。彼等は急いで駆けつけたものの、既に手遅れとなり、死後4日が経っていることを...
中世・ルネサンス

北方ルネサンスの画家15名をご紹介!フランドルとドイツの有名&マイナーな画家

北方ルネサンスは、フランドル(オランダ、ベルギー)やドイツの北ヨーロッパにて興ったルネサンスの運動です。 なお、フランスやイングランド、東ヨーロッパの美術も北方ルネサンスに入る場合があります。ルネサンスは「再生」「復活」を意味するフランス語...
ヒエロニムス・ボス

ヒエロニムス・ボスの工房、または追随者の作品15点。怪物やモンスターが大流行!

北方ルネサンス時代のネーデルラント(オランダ)出身の画家、ヒエロニムス・ボス(ボッシュ)は奇妙な怪物画を描いたことで有名です。→ ヒエロニムス・ボスの絵画を見たい方はこちら ボスは代々画家の家系で、父親、祖父も画家であったようです。当時、画...
ヒエロニムス・ボス

ヒエロニムス・ボス (ボッシュ)の絵画20点。摩訶不思議な怪物を描いた奇才の画家

ボッシュ、ボッスなどとも訳され、本名はヒエロニムス・ファン・アーケン。ネーデルラント(現オランダ)出身で、初期北方ルネサンスを代表する一人です。 ボスの作品はとにかく幻想的というか、不思議を越えて奇天烈というか・・・。はい、怪物に溢れている...