2017年2月8日(水)~3月28日(火)の間、兵庫県の姫路市立美術館で「バロックの巨匠たち-ブリューゲル、レンブラント、ルーベンス」が開催されます!
ルネサンスの後に花を咲かせたバロック芸術は、様々な巨匠を生み出しました。今回の展覧会はレンブラント、ルーベンス、ベラスケスといった有名な巨匠の作品に加え、ブリューゲル一族やヴェネツィア派であるティツィアーノの傑作も出展されます。その数約44点。歴史画、肖像画、風俗画などのジャンルを主に、歪んだ真珠と言われるバロック時代の絵画の魅力を最大限に伝える展覧会となっております。
出展される作品を見ていきましょう!(2017年 2月13日追記)
入館料は一般1000円、前売り券では800円になります。
「レンブラント・ファン・レイン作 ひだ襟を着けた女性の肖像」
「夜警」で有名なレンブラントの作品。ひだ襟の描写が細かいです。
これ、食事とか邪魔じゃなかったんですかね・・・。とったのかな?
「ペーテル・パウル・ルーベンス作 十字架への道」
「母を訪ねて三千里」で有名なルーベンスの作品。
聖シモンがキリストの身体を支え、聖ヴェロニカが彼の顔を拭いております。
「ピーテル・ブリューゲル(子) フランドルの村」
最も有名なブリューゲル(父)ではなく、農民の風景を多く描いた息子が
やってくるそう。牧歌的な村の様子がよく現れています。
→ ブリューゲル一族について詳しく知りたい方はこちら
「ピーテル・ブリューゲル(子)作 東方三博士の礼拝」
息子二枚目。キリストの生誕を知って、
東方から三名の賢者が現れて祝福したとされる新約聖書の物語。
「17世紀のフランドル派の画家 バベルの塔」
神に近付きすぎた為に、塔の建設を挫折した旧約聖書の話。
今年4月18日開催の「ブリューゲルバベルの塔展」を意識してる?
→ バベルの塔展について知りたい方はこちら
「パオロ・ヴェロネーゼ作 女性の肖像」
勝気な感じの女性を描いた作品。当時、コルセットを締めるのは
女性のたしなみで、締め付けすぎて気絶した人もいたらしい・・・。
「バルトロメ・エステバン・ムリーリョ作 聖母子」
聖母マリアとキリストの厳粛な感じが出ております。美しい作品。
→ 美しい聖母子をもっと見たい方はこちら
「ジョバンニ・フランチェスコ・ロマネッリ作 受胎告知の天使」
聖母マリアに「懐妊しましたよ」と天使ガブリエルが伝えに来ているシーン。
純潔のシンボルである百合を持っています。
「ヤン・ダーフィッツゾーン・デ・ヘーム作 花束と果実とプットー」
花と果物の静物画と、天使を合わせた作品はこの時代に見られました。
果物の透明感と瑞々しさが半端ないです。
「グイド・レーニ作 聖家族-エジプトへの逃避途上の休息」
父ヨセフと母マリアが王の幼児虐殺を逃れる為、キリストとヨハネ(?)と
共にエジプトへ向かっている場面。天使さんと家族団欒をしております。
ベラスケスとティツィアーノのどの作品が来るのかも気になりますし、ブリューゲル一族ということは他のブリューゲルも来るのかなとも思ったり、この先の情報が気になります。東京の大規模な展覧会に比べるとコンパクトになると思いますが、有名な画家が目白押しなので、充分に楽しめそうな展覧会になりそうです。
→ <姫路市立美術館公式HPはこちら>
→ <参考HP ABC朝日放送様 (動画あり) >
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