絵画 | メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

絵画

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お酒を飲む修道士の絵画13点。開発や醸造をこなす、お酒を嗜む聖なる者たち

修道士とお酒。節制を重んじ神に仕える彼等に、酔いをもたらすお酒は不釣り合いだと感じる人もいるかもしれません。しかし、修道士とお酒は切っても切れない関係にあります。 中世ヨーロッパの時代、生水を飲むとコレラやペスト菌に感染する恐れがあり危険で...
ギリシャ神話

鍛冶するヴァルカン(ヘパイストス)の絵画13点。神話と鍛冶場の狭間にいる男達

ヴァルカンはローマ神話に登場する火と鍛冶の神です。ウルカヌスとも呼ばれ、ギリシア神話のヘパイストスと同一視されています。 ヴァルカン自身の神話はほぼ現存しておらず、ヘパイストスの物語がほとんどです。彼は単眼の怪物サイクロプスを従え、鍛冶場で...
歴史

弓引く者達の絵画13点。狙いを定め、矢を放つ。遠距離攻撃の礎である伝統武器

弓。それは人類が石と投槍の次に手にした遠距離武器で、その使用は旧~中石器時代へと遡ります。最初は狩りの為に用いられてきた弓矢でしたが、時代が経るにつれて神事や争いにも用いられるようになりました。初期の戦争における弓の位置付けは重要であり、遠...
図像学・技法

インパクトのある絵画12点。驚愕、おどけ、変顔、絶叫…ひたすら個性が光る作品

古典的な絵画のモチーフは比較的決まっており、神話、聖書、寓意、静物、農民画、風景、肖像、歴史など、ある程度テーマに沿っています。中にはカリカチュア(皮肉)のような滑稽さを表した作品や、実験的な作品、遊び心のある作品もありますが、「絵画」を想...
新約聖書

イエスの養父、聖ヨセフの絵画13点。天使のお告げより悟る、妻の御宿りと逃避行

新約聖書に登場する聖ヨセフはマリアの夫であり、イエスの養父。ナザレのヨセフとも呼ばれています。 ヨセフは旧約聖書のユダヤの王ダビデの末裔とされ、5人兄弟の中では一番信心深かったようです。職業は大工。エルサレムの大司祭の名でマリアと婚約をしま...
ギリシャ神話

オリオンの絵画11点。アルテミスを愛しアポロンに謀れ、星座となった巨人の狩人

オリオンはボイオティア地方に住む巨人の狩人です。背の高い偉丈夫で、一説によるとポセイドンとミノス王の娘エウリュアレーの間に生まれたとされています。 彼は恋多き男で、シーデーやメロペーという美女を愛しましたが、シーデーはヘラによって殺され、メ...
歴史

蚤をとる人の絵画12点。民衆の生活に深く根差した、跳ねるペスト蔓延の暗躍者

現代の私達にとって、蚤(ノミ)は生活している中で頻繁に出くわすものではありません。ペットや外部から拾って増えてしまったとしても、駆除できる範囲内だと思います。 中世、近世のヨーロッパにおける蚤は、民衆の生活の一部であったと言っても過言ではな...
図像学・技法

美徳と悪徳の寓意(アレゴリー)12点。快楽か厳粛か。己の葛藤を具現化する命題

美徳は元々人間らしさ、人間としての価値を意味します。キリスト教支配における時代、「信仰」「希望」「慈愛」の三つと「正義」「賢明」「剛毅」「節制」の四つの、七つの美徳があるとされました。一方、悪徳も「吝嗇(りんしょく)」「憤怒」「淫欲」「嫉妬...
ギリシャ神話

三美神の絵画12点。魅力、美貌、創造を司る、ギリシア ローマ神話の美女達

三美神は、ギリシアとローマ神話に登場する三名の女神です。 一般的には古代ギリシアの詩人ヘシオドスが述べた、アグライア(花のさかり)、エウプロシュネ(喜び)、タレイア(輝く女)とされています。彼女らは「カリス」と呼ばれ、ゼウスとエウリュノメの...
旧約聖書

ルツ記の絵画11点。嫁姑、貧富も幸福に。たおやかな麦穂の如く心慎ましき男女

ルツ記は旧約聖書に記載されている、モアブ人女性ルツを主人公とする物語です。 ユダのベツレヘム出身のエリメレク、妻ナオミと二人の息子はモアブに移り住み、息子の一人はルツと結婚します。やがて男たちは皆死んでしまい、自国へと帰るナオミにルツはつい...
歴史

ディオゲネスの絵画12点。アレクサンドロス大王を唸らせた古代ギリシアの哲学者

ディオゲネスは紀元前4世紀の古代ギリシアの哲学者で、アンティステネスの弟子、ソクラテスの孫弟子とされています。キュニコス派(犬儒派)の思想を守り、彼は「徳」を積むことが人生最大の目的であり、肉体的、精神的な鍛練を重んじ、清貧することが重要だ...
新約聖書

割礼を受けるキリストの絵画12点。大事な部分の皮を切除する、ユダヤの風習

割礼とは男女に施される宗教的な、または衛生上的な施術です。男子は大事な部分の一部を切除するそうです。歴史は古く、イスラエルの他、古代エジプトやバビロニアなどの地域で宗教的な観点で割礼が行われました。 旧約聖書の「創世記」にて、神がアブラハム...
ギリシャ神話

ウェルトゥムヌスとポモナの絵画13点。老婆に変身し美女に自己PRをしまくる若者

古代ローマの詩人オウィディウスの「変身物語」より。ポモナは果樹園を栽培しているニンフであり、彼女は恋愛に全く興味がなく果樹を手入れすることを楽しんでいました。 そんな彼女に恋をしてしまった季節の神ウェルトゥムヌス。彼は剪定師に化けたり羊飼い...
新約聖書

海上を歩くキリストの絵画12点。暴風荒れる中しずしずと進み、使徒ペトロを導く

十二使徒と共に宣教し、徐々に信徒を増やしてきたイエス・キリスト。 彼は少しのパンと魚で4~5000名程の群衆を満腹にさせる、という奇跡を行うと群衆はどよめきました。「彼こそ救世主メシアだ!王にしよう!」と。「世界を我々のものにしよう!」と言...
歴史

瀉血(しゃけつ)の絵画12点。有害物が排除されると信じ血を抜く、迷信深き治療法

瀉血(しゃけつ)というのは、病気を治す為に身体に溜まった有害物を排除しようと、血を抜くという治療法です。中世、近世のヨーロッパやアメリカで盛んに行われました。 医学的知識が乏しかった当時、どんな病気であっても「身体から膿(うみ)を出すように...
絵画

スケートする人々の絵画13点。凍り付いた運河や湖で華麗に滑走し、楽しむ人々

凍り付いた運河や湖の上を颯爽と滑るスケート。 その歴史は旧石器時代の北欧までさかのぼることができるようです。寒さが厳しい冬の最中、人々は移動時間を減らす為にソリやスキーと共に、スケートを用いていました。中世以降になると運河の多いオランダやイ...
歴史

占い師の西洋絵画14点。手相やカードで運勢を占う、胡散臭い雰囲気をまとう者達

未来や運勢などを、道具や事象を使って判断しようとする行為である「占い」。古代ギリシャやローマでは占いは神の御告げとされ、占いで出た結果は絶対だと考えられていました。占いに逆らって行動し、その者が死んだ場合は「神の意志に反したからだ」と恐れら...
歴史

歯医者の絵画12点。痛がる患者の歯をペンチ等で抜いて治療する、やぶめいた者達

キュイーンと鳴り響く高音。歯に当たる振動と鈍い痛み。何をされているのかが見えない恐怖。うっすらとした血の味・・・。「歯医者は嫌い!行きたくない!」という人は多いのではないでしょうか。かく言う私もできる事なら行きたくありません^^; 技術や麻...
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聖家族の絵画13点。幼子イエスと聖母マリア、ヨセフを中心に様々な聖人が集う作品

聖家族はキリスト教美術のテーマの一つであり、幼子イエス・キリストと聖母マリア、養父ヨセフが描かれている場面の事を指します。彼等以外にもマリアの母アンナや洗礼者ヨハネ、その他の聖人達が加えられている場合もあります。 幼少期のキリストの記述はそ...
ギリシャ神話

化粧するヴィーナスの絵画13点。鏡を見つめ、侍女に身支度をさせる美を司る女神

化粧するヴィーナス (The Toilet of Venus) は、ルネサンスからバロック、ロココ時代に流行った絵画テーマです。 化粧をしているのではなく、鏡を見たり、キューピッドや侍女に身だしなみを整えさせている美の女神ヴィーナスとして描...