• メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

    ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

    【お知らせ】ネットショップ「めめんと・もり -美術と神話の不思議かいぶつ雑貨-」がオープン!詳しくは記事下にあるリンクからご覧ください。

    我が子を食うサトゥルヌスの絵画7点。子が己を殺すという予言を恐れ、狂気に走る神

    Ivan_Akimov_Saturn_ - コピー

     時の神であるクロノスは、ギリシャ神話の主神ゼウスの父親です。ローマ神話ではサトゥルヌスと呼びますが、ギリシャ神話の物語の為、記事ではクロノスと記述させていただきます。なお、絵画の題名がサトゥルヌスである為、タイトルはそう記述させていただきました。
     クロノスは最初の支配者であるウラヌスを倒し、権力を手に入れました。しかし、ウラヌスは死の間際「お前は自分の息子に権力を奪われ、討たれるだろう」と予言を残します。予言を恐れたクロノスは自らの子供、ヘスティア、デメテル、ヘラ、ハデス、ポセイドンと次々に呑み込んでしまいます。妻であるレアはその所業を恐れ、末っ子であるゼウスをなんとか守ろうと考えました。「あなた、ゼウスですよ」と渡したのは産着にくるんだ石。クロノスはそれをごくりと呑み込み、権力を奪う者がいなくなったと安心しきりました。しかし、妻レアは息子を逃がし、成長したゼウスはクロノスを討ち取ったのでした。そして呑み込まれた子供たちは、父の腹から無事に救出されたのでした。
     この物語を画家たちは読み、そのショッキングな内容に心打たれました。彼らは息子たちを食う神を描き上げ、後世に残しました。ただ、神話では呑み込んだとされているのに、絵画ではがっつりと食べています。皮を伸ばし、肉を食らっています。より残酷になってしまった作品をご覧ください。以下閲覧注意です。


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    闇夜に暗躍する悪魔達。「地獄の事典」に掲載された、悪魔の挿絵

    ベルゼブブ2

     「地獄の事典」は19世紀のフランスの文筆家、コラン・ド・プランシーが書いた著書です。1818年に初版が発行され、悪魔学、オカルト、迷信、俗信、占いなどに関連した内容で、ヨーロッパのみならず全国の伝承などを幅広く取り扱っています。この著書は後世の作品に大いに影響を及ぼし、巨大な蠅の姿で描かれたベルゼブブはその好例です。しかし、内容の信ぴょう性は乏しく、誤りを含んでいるので注意が必要とのことです。今回は著書に描かれた挿絵に注目し、M・L・ブルトンが描いた個性的な悪魔達を紹介していきたいと思います。


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    どうしてこうなった。不思議で個性的な面々が連なる、キリストのお顔 9点集め

    holy face_icon - コピー

     キリスト教の始祖イエス・キリストは西暦の始まりから今まで、多くの画家に描かれてきました。西洋絵画の多くはキリストを肩までの茶色い長髪と髭、痩せていて思慮深い表情に描き、その容姿は共通しています。長い歴史の間で形式化され、その枠をほとんどの画家は守っていました。
     しかし、中には「・・・ん?」と思ってしまう作品が存在します。中世の作品はリアリティより抽象を重視し、内面さえ伝えれば良く、リアルに描く必要はない、という考えなのですが、それを加味しても「なんでそうなった?」と思わずにはいられないものがあります。描いている本人は至って本気で、キリストに敬意を払ってはいても、何かが違う。「いや、なんでこうなった?」という作品をご覧ください。

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    2017年6月、初の本格的な「アルチンボルド」展が開催!だまし絵の先駆者が日本へ

    アルチンボルド展 

     ジュゼッペ・アルチンボルド(1527-1593年)は16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した、イタリア・ミラノ生まれの画家です。彼は花や野菜、動物を寄せ集めた珍奇な肖像画を描くことで知られており、今回約10点の作品が2017年6月20日(火)-9月24日(日)の期間中、東京の国立西洋美術館へやってきます!



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    奇跡!徳島県にある大塚国際美術館は、1000点以上の名画に一度で会える!

    大塚国際美術館

     ミケランジェロの大作「最後の審判」。本当ならイタリアのシスティーナ礼拝堂へ行かなければ会えません。ですが、ちょっと待ってください。日本の徳島県にある大塚国際美術館へ行けば観られるんです。写真のように、最後の審判が間近に観られるんです!大塚国際美術館は日本最大級の常設展示スペースを有する美術館で、全て偽物である代わりに、世界中の名画が1000点以上原寸大で展示されています。美術館の人気ランキングで常に上位にいるという、大塚国際美術館。その魅力を探ってみたいと思います。


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    カインとアベルの絵画10点。何故お前だけ。嫉妬と羨望が渦巻く、人類初の兄弟殺し

    Cain_Killing_Abel,17th_(Gaetano_Gandolfi,_1734-1802) -2

     カインとアベルは旧約聖書「創世記」に登場する兄弟です。人類最初の男女アダムとイヴの息子たちで、彼等は人類初の殺人者と被害者になってしまいました。
     カインは農耕を行い、アベルは放牧をして三男のセトと共に暮らしていました。ある日、兄は収穫した作物を、弟は肥えた子羊を神へ捧げました。しかし、神はアベルの捧げた子羊のみを受け取り、カインの捧げものには目もくれませんでした。強い嫉妬と羨望にかられた兄は弟を野原へ誘い出し、殺してしまいます。殺されたアベルの血が大地へ染み出して事件が発覚し、カインはエデンの東にあるノドの地へ追放されてしまいました。
     世界初の殺人事件を、多くの画家は劇的に描き出しています。早速10点の作品を見ていきましょう。


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    ジュゼッペ・アルチンボルドの絵画10選。野菜男に枯れ木婆さん。物を寄せ集めた肖像画家

    Giuseppe_Arcimboldo_-_Rudolf_II_of_Habsburg_as_Vertumnus (2)

     お野菜と果物を集めて作ったおじさん。この絵画を見たことが一度はあるのではないでしょうか。
     ジュゼッペ・アルチンボルド(1527-1593年)はイタリアのミラノに生まれ、初期はステンドグラスのデザインをしていたそうです。1562年にウィーンにてフェルディナント一世の宮廷画家となり、1593年で引退するまで王家に仕えました。アルチンボルドが物を集めて人物の顔に見せるという、だまし絵の肖像画を描いたところ、フェルディナント一世の息子マクシミリアン2世に大うけをされたそうで、それからそういった作品ばかりを描くようになりました。食べ物ばかりではなく動物や本などの物も何でも人体にし、これらの作品は大反響を呼び、多くの追随者を生み出しました。
     ユニークな奇才、アルチンボルドの作品10点をご覧ください。

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    聖アントニウスの誘惑の絵画8点。フルボッコ作戦で堕落を迫る悪魔と、耐える爺さん

    Martin Schongauer Temptation Of St Anthony2

     聖アントニウス(アントニヌス、アントニーとも)は251年にエジプトに生まれ、キリスト教徒として生きた聖人です。
     20歳の頃両親と死別し、隠遁者として砂漠で瞑想と苦行に身を投じました。苦行中に悪魔が現れ、彼をどうにか堕落させようと豊満な女性の幻覚を見せたり、掴みかかって恐喝したりします。アントニウスはそれでも悪魔に屈せずにキリストを信じ、人々に信仰を伝え続けました。こうした逸話が広がりに広がって、多くの画家に描かれることになります。今回はフルボッコ作戦を決行する作品を見ていきましょう。
    お色気作戦を見たい方はこちら


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    聖アントニウスの誘惑の絵画8点。お色気作戦で堕落を迫る悪魔と、耐える爺さん

    bosch-temptations-of-saint-anthony2

     聖アントニウス(アントニヌス、アントニーとも)は251年にエジプトに生まれ、キリスト教徒として生きた聖人です。
     20歳の頃両親と死別し、隠遁者として砂漠で瞑想と苦行に身を投じました。苦行中に悪魔が現れ、彼をどうにか堕落させようと豊満な女性の幻覚を見せたり、掴みかかって恐喝したりします。アントニウスはそれでも悪魔に屈せずにキリストを信じ、人々に信仰を伝え続けました。こうした逸話が広がりに広がって、多くの画家に描かれることになります。今回はお色気作戦を決行する作品を見ていきましょう。
    フルボッコ作戦を見たい方はこちら


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    フランドル絵画の巨匠、ファン・エイク兄弟の作品7選。油彩画の偉大なる発明者

    arnolfini-portrait-1

     ファン・エイク兄弟は初期ネーデルラント絵画を語る上で、最も重要な存在です。
     兄フーベルトと弟ヤンは優れた画家で、特に弟の技術は「神の手を持つ」と称されたほどでした。また、二人は油彩画を発明したとして有名です。当時はテンペラ画が主流で、油絵具は定着率も悪く、あまり用いられていませんでした。テンペラは不透明水彩によく似た感じで、乾きやすく不透明という欠点がありました。ファン・エイク兄弟は油絵具を研究し、改良して絵画に用いました。油彩を薄く重ねてゆき、光源の部分はテンペラで描くという技法があみ出され、それにより、輝くような色彩と美しい透明感を手に入れました。こうして彼らが生み出した油彩技法は他国へ伝播していき、他の画家に使われるようになったのです。
      兄フーベルトは志半ばで亡くなってしまいましたが、弟がその後を引き継ぎ、沢山の傑作を生みだしました。絢爛たるファンエイク兄弟の作品をご覧ください。


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    中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
    師匠はヒエロニムス・ボス。
    神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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