クランプス(Krampus)は山羊の角を持った悪魔の姿で描かれた怪物で、クリスマスシーズンになると聖ニコラウスと共に出没します。主にオーストリアなどの中央ヨーロッパや東ヨーロッパ、イタリア北部を含む地域で語り継がれてきました。聖ニコラウスが良い子にプレゼントをあげるのに対し、クランプスは悪い子を罰す役割を持っています。その伝承を元に、12月に入るとクランプスに扮装した人が「悪い子いねがー!」といった感じで町を練り歩き、子供たちをガタブルに怯えさせます。
クランプスバージョンのクリスマスカードも沢山残っており、個性たっぷり恐怖たっぷりとなっています。泣く子も黙るクリスマスカードをご覧ください。この作品は作者や描かれた年代が不明な為、記載しておりません。
「聖ニコラウスとクランプスの訪問 1896年」
クランプスに変身した人が子供を襲っていて、その光景をお父さんや
聖ニコラウスが和やかに見守っているという、平和なシーンです。
錆びた鎖や鐘、鞭を使って子供を怖がらせます。
悪い子供たちを捕まえて満足げなクランプスさん。
片足が人間、片足が蹄の形をしているのがクランプスの特徴。
上の作品はきっと忘れちゃったんですね!
悪い子供は散々罰したあげく、自分のお家(地獄)へお持ち帰り。
さぁさぁ、熱くていいとこだよ~。カモン~。
子供を捕まえて嬉しすぎて、ドヤ顔でポーズ!
これがクリスマスに送られてきたら、私だったら喜ぶかもしれません(笑)
なんか日本の芸能界にいそうなお顔をしている・・・。
でも、普通の悪魔の様相より、より危険さを醸し出しているような。
悪い子は耳を掴んで、頭なめなめしてやるからな!
これは誰だって「ぎゃー!!」ですよ。
聖ニコラウスVSクランプス。二人はいがみ合っていても、結局仲良がいい
という脳内妄想。二人ともお幸せに。
女の子にお願いされちゃ、クランプスだって照れますよ。
心は純真なんだからさ。完全にいい人と化しています。
最後にカメラ目線でドヤ顔。諸君、メリークランプスだぜ・・・!
悪い子供を虐めて地獄へ連れていくという恐ろしい存在ですが、秋田のなまはげと同じように地元で愛されているクランプス。クリスマスカードはどれもいい味を出していますね。毎年家族や友達にクリスマスカードを贈っているあなた、今年はクランプスを贈ってみるのはいかがでしょうか。きっと満面の笑みか恐怖を返してくれるはずです。
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