• メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

    ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

    【お知らせ】ネットショップ「めめんと・もり -美術と神話の不思議かいぶつ雑貨-」がオープン!詳しくは記事下にあるリンクからご覧ください。

    農民の踊りの絵画15点。ブリューゲル一族から広がるフランドルの愉快なお祭り作品

    ルーベンス A Peasant Dance (1636-40) -

     農民の踊りは、フランドルの農民たちが結婚式などのお祝いで踊る場面を描いた作品です。
     ピーテル・ブリューゲル(父)の作品が主に知られており、農民の生活を生き生きと描いた初めての画家とされています。彼は裕福層の出身にかかわらず、農民と共に過ごし、お祭を楽しんだそうです。愛想が良くて悪戯好きだったというから、人気者だったのでしょう。ブリューゲルの描いた農民の踊りのモチーフは、後に息子に引き継がれ、後にフランドルの画家、他国へと渡っていきます。その絵画は当時の風習や様式、文化のみならず、農民の楽し気な雰囲気までもが閉じ込められているのです。
     ブリューゲルから派生した農民の踊りの絵画、15点をご覧下さい。

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    商人を打ち倒すキリストの絵画15点。神殿内で鞭を振り、動物や金を蹴散らし大暴れ

    Bernardino Mei  1655 -

     常に冷静で温厚なキリストだってブチ切れる時はあります。新約聖書において、キリストが大暴れする衝撃的なお話があるのです。
     キリストと弟子たちはイスラエルへ行った際、「過ぎ越し祭」が賑やかに行われていました。祈りを捧げる神殿内も人でごった返しており、動物たちの鳴き声が響いていました。イスラエルでは罪を清める為に動物を生贄として奉納する習慣があり、神への捧げ物ですから無傷の動物が必要とされていました。その為、境内には牛や羊、鳩が売られていました。また、ローマの硬貨をお賽銭にするのは罰当たりな行為とされていたので、イスラエルの古い硬貨に変える両替屋も商売に精を出していました。

     その光景を見て、キリストは激怒しました。落ちていたロープを結んで鞭を作り、振り回しながら動物たちを追い散らし、両替屋の台を蹴り倒して金を飛び散らかしました。憤怒像の如く怒り狂う姿は誰も止められません。そして、「こんなものはここから出せ!私の父の家を商売の家にしてはならぬ!」と怒鳴りました。神への真摯な祈りを捧げる場、神への誠意を示す奉納が「金儲け」という俗性に穢されたことにどうにも我慢がならなかったのです。商人たちはキリストの激しい行いに文句を言うことができず、神殿を後にしました。
     「神殿から商人を追い出すキリスト (Christ Drives Money-Changers from the Temple)」という主題である、キリストが大暴れをする作品15点をご覧ください。

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    「メメント・モリ」一周年記念プレゼント。当選者を発表いたします!

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     遂に「メメント・モリ 一周年のプレゼント企画」の結果発表がやってまいりました。
     始めて行った企画にもかかわらず、たくさんのご応募をありがとうございました!励みになる温かいコメントを下さる方もみえ、跳びあがるほど嬉しかったです。一人一人の方に返信ができずに申し訳ありません。全て読ませていただきました。本当なら皆様全員にお渡ししたいところですが、作りきれないので…(;_:)
     では、あみだくじによる当選者を発表いたします!

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    シェイクスピアの悲劇リア王の絵画14点。コーデリアを捨てた王は狂気の道を進む

    George William Joy -

     「リア王」はシェイクスピア作の四大悲劇の一つで、三女を信じなかった為に悲劇を招いた王の物語です。
     ブリテン王リアは、三名の娘に王国を譲ることにしました。ただし、「わしに愛を告げてくれるなら」という条件がありました。上の二人はおべっかを使ってリア王を褒めちぎり、思うままの領地を手に入れましたが、三女コーデリアだけは父を思うあまり、上辺だけの甘言を言う事ができませんでした。王はコーデリアの態度に激怒し、庇ったケント伯共々勘当してしまいます。コーデリアはそのままフランス王妃となりました。しかし、それが悲劇の始まりでした。娘二人はリアを邪険にし、居場所を与えなかったのです。一方、リアの重臣グロスターには二人の息子エドガーとエドマンドがいました。エドマンドは領地を狙っており、父を騙してまんまと相続権を手に入れ、エドガーは追放されてしまいます。

     リアは道化と嵐吹く荒野をさまよう羽目になり、それを発見したケントは二人を小屋に引き入れます。その中には変装したエドガーもおりました。三女コーデリアは父を救うべく、フランス軍を進軍させていましたが、グロスターはフランスと通じているとエドマンドに密告され、両目をえぐられて追放されてしまいます。絶望に陥ったグロスターをエドガーが慰めます。コーデリアは父と再会し、二人はやっと和解したのです。しかし、ブリテン軍との戦争によってコーデリアとリアは捕虜になってしまいます。ここから、悲劇の連鎖は続いていきます。長女は次女を毒殺し、自らは自害しました。エドマンドはエドガーと決闘して打ち倒され、コーデリアは刺客に獄中で殺されてしまいます。リアはコーデリアを抱きながら嘆き悲しみ、命尽きてしまうのでした・・・。
     王位と愛と狂気が渦巻く「リア王」の絵画、14点をご覧ください。

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    エジプトへの逃避行の絵画15点。聖母マリアは夫とキリストを連れ、故郷から逃げる

    Bartolomé Esteban Murillo - The Flight Into Egypt, 1647-50 -

     エジプトへの逃避行はマタイの福音書にある、新約聖書の物語の一つです。
     ある日、ヘロデ王はユダヤの新王がベツレヘムにて誕生したことを予言で知ります。玉座を死守したいヘロデ王は、新王となる者を殺そうと、町に住む二歳以下の全ての幼児を殺すよう命じました。罪も無き赤子たちは母親の手から奪われ、無惨にも殺されたのです。→ 幼児虐殺についての絵画を見たい方はこちら

     それより前、ベツレヘムに滞在していたキリストの養い親ヨセフは天使の夢を見ました。天使は「キリストとマリアを連れてエジプトへと逃げなさい。ヘロデ王が息子を殺めようとしています。私が知らせるまでそこにいるのですよ」と言っていました。ヨセフは慌てて二人を起こし、急いで夜中にエジプトへと出発しました。異国への道筋は険しく、荒れ野の中をひたすら進み続けました。彼等はエジプトにヘロデ王が死去するまで滞在しました。言い伝えによると王は70歳の時に恐ろしい病気にかかって、悶え死んだとされています。すると、再びヨセフの夢の元に天使が現れ、「国にお帰りなさい」と伝えました。こうして家族三人はユダヤの土地へ向けて進み、ベツレヘムではなく元居た場所のナザレへと帰ったのです。
     エジプトへの逃亡と滞在、そして帰還の絵画15点をご覧下さい。

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    スザンナと長老らの絵画13点。ダニエル書にある好色爺さんと節操ある女性の物語

    Hendrick Goltzius  1558–1617 -

     スザンナと長老の物語は、旧約聖書のダニエル書に入っている短編の一つです。
     ある日、ヘブライ人の美しい女性スザンナは人払いをして庭で水浴していました。しかし、二人の好色な長老がそれをのぞき見していたのです。そればかりではなく、スザンナが帰宅しようとした時に眼前に立ちはだかり、「我等と関係を持たなければ、恋人と密会していたと夫に告発するぞ!」と脅迫しました。彼女はそれに屈することなく拒否したので、虚偽の罪で逮捕されてしまいます。まさに死刑にされようとしていた時、ダニエルという青年が異議を唱えます。彼は長老らにスザンナと男が密会した詳細を訪ねると、二人の話は一致しませんでした。逢引きした木が、一人は乳香樹、一人はカシの木と主張したのです。これにより嘘がばれ、長老らが処刑されることになりました。
     好色と偽りが罰せられ、美徳が勝利するというこの物語は1500年以降多くの画家に描かれてきました。スザンナと長老たちの絵画13点をご覧ください。


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    夢魔と悪夢の絵画13点。フュースリから派生した、美女に忍び寄る不気味な悪魔

    After Henry Fuseli's   19th -

     夢魔は睡眠中の人の夢に現れて、交わりを持とうとする悪魔の一種です。
     男性の夢魔はインキュバス(インクブス)、女性の夢魔はサキュバス(スクブス)と呼ばれています。コウモリに変身して部屋に侵入し、理想の相手を模したり、超絶美形の姿となったりして犠牲者に怪しまれないように事を成し遂げるとされています。しかし、夢魔の正体は非常に醜い化け物なのです。中世ルネサンス時代は本気で夢魔がいると信じられ、不義の子供が産まれた場合は夢魔が影響していると考えられました。
     そして、ロマン派の巨匠ヨハン・ハインリヒ・フュースリによって夢魔は絵画の世界に登場し、女性の上に乗る不気味な怪物を描く追随者が次々と現れます。また、夢魔を風刺に用いたり、悪夢を主題にした絵画を手掛ける者も出現したのです。
     夢魔や悪夢に関連した絵画13点をご覧ください。

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    「メメント・モリ」一周年記念!3名様に抽選でオリジナルグッズをプレゼント!

    メメント・モリ表紙

     2016年11月6日より始まった「メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-」も、今日で一周年となりました!
     「ダークな美術の情報が少ないな・・・。よし、作ってしまえ!」と思い付きで作ったこのブログ。生かじり程度のブログ知識を使い、暗中模索で進めてきました。連日の記事投稿が辛くなり、くじけそうになった日もありましたが、ここまで続けられることができました。これもひとえに訪問してくださった方々、コメントを下さった方々、応援してくださった方々のお陰です。ありがとうございます!
     感謝の気持ちを込めて、抽選で3名様にオリジナルグッズのプレゼントを致します。早速詳細をご覧下さい。

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    「キリスト教の祈りの芸術展」が西南学院大学博物館で開催!写本と聖画の展覧会

    キリスト教の祈りと芸術2-

     2017年11月13日~2018年1月29日まで、福岡県の西南学院大学博物館で、「キリスト教の祈りと芸術 ―装飾写本から聖画像まで-」という展覧会が行われます!
     「祈り」を主軸にした芸術を通して、キリスト教信仰の歴史を学んでいくという流れとなり、世界各地で制作された写本や聖画、道具が展示されます。中世時代の美術に興味を持つ人には、超気になる展覧会となっております。では、詳細を見ていきましょう!

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    魔術師マーリンの絵画15点。変身を得意とし、アーサー王に助力する聖と闇の賢者

    Merlin, by Frank Godwin -

     マーリンは中世西洋の伝承に登場する魔術師です。
     初登場の物語は12世紀の「ブリタニア列王記」であり、砦の基礎が固まらずにブリテン王ヴォーティガーンが困っていた時に連れてこられた少年がマーリンです。彼は超自然的で荒々しい能力を持ち、王の悩みに応えたとされています。マーリンは始めこそアーサー王と接点がありませんでしたが、時代が経てキリスト教が台頭するにつれ、アーサー王の良き助言者として登場するようになります。マーリンの母は人間で、父は夢魔(悪魔や妖精とも)とされ、邪悪な父の影響で闇の道へ進みかねないと判断した母親は、マーリンを教会へと連れていって洗礼を受けさせました。すると邪悪な部分は消え、魔術の力は残ったとされています。マーリンは深い知恵を持ち、政治や戦、恋愛などの様々な分野で円卓の騎士たちにアドバイスを与えました。

     マーリンは聖なる魔術師である共に、闇の部分も抱いていました。彼は悪戯好きで、恋愛沙汰を好んでいたのです。愛弟子であるヴィヴィアンに執着し、マーリンはいつか我が物にしたいと思っていました。師から魔法を習っていた彼女は、それに勘付いていました。そして、ヴィヴィアンはマーリンに魔法をかけて動けなくして地中の深い穴に放り込み、巨大な岩で穴を塞ぐと、強力な魔法をかけて封印してしまったのです。どんな強力な魔術師でさえ、封印を内側から破る事ができません。彼女はそのまま姿を消し、マーリンは永久に閉じ込められることになってしまったのです。
     魔術師のイメージの礎を生み出した、マーリンの絵画15点をご覧ください。

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    中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
    師匠はヒエロニムス・ボス。
    神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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