• メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

    ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

    戦うヘラクレスの絵画13点。獅子に怪物に巨人に対し、組み付き荒ぶる筋肉英雄

    Pieter paul rubens -

     ギリシャ神話の代表的な英雄の一人であるヘラクレス。
     彼の特徴は何といってもその力強さであり、筋肉ムキムキのガタイでネメアーの獅子やヒュドラ、大猪、巨人アンタイオスなどを仕留めました。ヘラクレスの物語は多々ある中で、彼の象徴ともいうべき「つかみ合い殴り合いの肉弾戦」や、その荒ぶるムキムキの姿は画家を魅了したようで、何枚かの作品が残されています。特にバロック時代に人気が出たようなのか、その時代に多めかなという印象がありました。
     では、戦うヘラクレスの絵画13点をご覧ください。おっさんだらけのむさい絵画オンリーとなりますので、ご了承ください。一部少しだけ閲覧注意があります!

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    どうしてこうなった宗教画13点。どこか不自然で突っ込みたくなる聖なる方達【第三弾】

    Lombardy School, 18th Century. Christ Blessing -

     イエス・キリストや聖母マリア、天使、聖人などが描かれた宗教画は、信仰してきた対象を描くゆえに、神秘的で荘厳、均整のとれた美しい作品である場合がほとんどです。彼等の姿はほぼ形式化され、画家が異なれどもよく似た姿で描かれてきました。その表情も思慮深く、賢者そうな雰囲気をたたえているものが多いです。
     しかし、中には「どうしてこうなった」と思えるような作品が存在します。その原因は時代特有のものであったり、象徴的なものだったり、画家の個性であったり・・・。「こんな理由なのかなぁ」と思いつつも、思わず突っ込みたくなってしまう作品たち。
     では、「どうしてこうなった」と思える宗教画13点をご覧ください。衝撃的なものはありませんが、個性がきらりと光る作品をお楽しみください。

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    太陽の輝き〈Splendor Solis〉の挿絵13点。錬金術の極意が綴られた華麗なる写本

    Splendor Solis 2 -

     あけましておめでとうございます。2020年最初の記事はこちらになります。
     太陽の輝き〈Splendor Solis〉は、15世紀のドイツの錬金術師であるサロモン・トリスモジン〈Salomon Trismosin〉 に由来する、美しい挿絵が描かれた錬金術のテキストです。
     最古のものは1532〜35年にドイツ語で書かれたもので、世界中に写本が20種類ほど存在します。写本の挿絵は22枚存在し、動物や植物が描かれた装飾用の枠と、錬金術的な象徴に満ちた図版で構成されています。
     それらは錬金術による死と王の復活(卑金属からの金の物理的変換のプロセス)や、両極端の性質を持った存在の統合を表しており、フラスコ内部の生物達それぞれが、惑星に関連付けられているそうです。男女が一体となって両性具有となり、魂の卵が産まれ、その創造の象徴である卵に色々施し、孵化させることで完全ともいえる存在が生じる・・・とのこと。いかんせん知識不足で、詳しいことは分からず仕舞いで申し訳ありません^^; 挿絵の神秘的な美しさをお楽しみください。
     また、これから紹介する挿絵は1582年の大英博物館の写本のものを掲載しております。では、「太陽の輝き」の挿絵13点をご覧ください。


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    ユダヤの英雄ユダ・マカバイの絵画12点。エルサレムを奪還し宗教と地を守った豪勇

    The Triumph of Judas Maccabeus, 1635 Rubens, Peter Paul -

     ユダ・マカバイは前2世紀頃に生きたとされる、ユダヤの民族的英雄です。旧約聖書の「マカバイ伝」に登場します。
     セレウコス朝シリアの王アンティオコス4世エピファネスはエルサレムを占領し、ユダヤ教を迫害して神殿を略奪し、偶像崇拝を強要しました。憤るユダヤの民。モデインという町に住む祭司マタティアと五人の息子達は独立を求めて蜂起しました。息子の一人がマカバイ(金杯)と呼ばれたユダで、この争いはマカバイ戦争とされました。
     蜂起の翌年にマタティアは死去し、ユダ・マカバイが反乱軍のリーダーとなってシリア軍と争いました。並々ならぬ指導力を発揮し、イスラエル側は敵を打ち倒していきます。シリアの王はリュシアスに制圧を命じて大軍を動かしますが、ユダ・マカバイはそれを退ける事に成功します。一時休戦を結んで宗教の自由を認めさせ、ユダ・マカバイはユダヤ教を復活させました。

     その後も、ユダ・マカバイは周辺の民族と争いを続けていきます。シリア王が病死すると息子が跡を継ぎ、再びユダヤ側に進行してきましたので、彼は応戦したものの、敗北して追い詰められてしまいます。しかし、シリア側の将軍がクーデターを起こした為、両者は和平を結んで事なきを得ました。それからも数回シリア側と戦いが続きます。彼はシリア側に対抗すべく、ローマと同盟関係になることにしました。
     しかし紀元前160年、シリア側は2万弱の兵に対し、ユダ・マカバイの兵は800名という圧倒的に不利な戦争(エラサの戦い)が起こります。「逃げろ!」という助言を訊かず、彼は「男らしく死のう」と敵に立ち向かっていきます。勇猛果敢に戦い、ユダ・マカバイは戦地にて命を落としました。兄弟二人は遺体を引き取り、その中の一人ヨナタンが彼の後を継いで兵を率いたそうです。 
     では、ユダ・マカバイについての絵画12点をご覧ください。

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    不気味な静物画の絵画13点。静寂の画面に配置された自然の恵みという生活の糧

    Mushrooms Butterflies Otto Marseus van Schrieck 1619-78 -

     静止した自然物や人工物を自由に配置し、画面を構成する西洋画のジャンルの一つである静物画。
     静物画といえども対象物、込められた意味などでカテゴリーは細かく分けることができ、コレクションやヴァニタス(虚しさの寓意)、果物や花束、台所や晩餐の品物などがあります。 一枚の絵画に複数のカテゴリーが含まれている場合もあり、中には静物画という名称から外れ、品物と共に昆虫や爬虫類などの生物を描き込んでいる作品もあったり、背景の描写がある作品もあります。
     今回はこのブログの雰囲気に合わせ、ちょっと不気味でおどろおどろしく思えるような物を描いた台所画を集めてみました。では、個性的な静物画13点をご覧ください。一部グロテスクな絵画があるのでご了承ください。

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    フローラの絵画13点。美を表現する媒体として描かれたローマ神話の花と豊穣の女神

    Flora, por Tiziano 1515-17 -

     フローラはローマ神話に登場する花と豊穣、春の女神です。ギリシャ神話のニュムペーであるフロリスと同一視されています。
     詩人オウィディウスによると、西風の神ゼピュロスは彼女を見初めてイタリアへとさらい、二人は結婚しました。フローラは花園で暮らし、花の女神となりました。彼女は人間に様々な種類の花の種や蜂蜜を与えたとされています。また、伝説によると神々の女王ユノ(ヘラ)に「触れると自然に身ごもる魔法の花」を渡し、ユノはそれによりマルスを出産したとされています。(マルスはローマ建国時にまで遡る古き農耕神であり、この物語ができた頃合にギリシャ神話と混合し、軍神となったと思われます)

     神話では登場場面が多くないフローラですが、古くから崇拝されている女神であり、「フローラリア」という豊穣祭が開かれていたようです。愛と豊穣の女神ウェヌス(ヴィーナス)や、酒の神バッカス(ディオニソス)の祭りと共通した部分もあったと思われます。
     ルネサンス以降の画家たちはフローラを「美を表現する芸術」や「技法の追求」や「モデルの美しさを高める」手段と考え、美女に花を持たせたり、囲ませたりすることで女神フローラとして描き上げました。ヴィーナスと同様に、フローラは「美」の媒体として用いられたのです。
     では、フローラにまつわる絵画13点をご覧ください。

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    エマオへの途上と晩餐の絵画13点。復活したキリストが弟子の旅に同行する奇跡

    Supper at Emmaus by Caravaggio, 1601 -

     エマオへの途上と晩餐は、二人の弟子の旅に復活したキリストが同行するという、新約聖書で語られる物語です。
     キリストが復活した日の午後、弟子のクレオパともう一人の弟子はエルサレムからエマオへと向かって旅をしていました。二人は救世主の磔刑と復活の噂について話していました。すると、そこに旅人が現れて二人と共に歩き出します。旅人はキリストその人であったものの、二人は目がさえぎられていて気付きません。旅人が「何のことを話しているのか?」と訊ねて来た為、彼等はその一連の出来事を伝えて「あの方は見当たりませんでした」と言うと、旅人は「預言者の言う事を信用しない者達よ」と答え、彼は聖書に記述されている救世主の話を始めました。

     エマオへと到達しようという頃、旅人は更に進んでいこうとしたので、弟子は「一緒に宿に泊まりましょう」と誘いました。旅人は承諾し食卓に付きます。旅人はパンを手に取り、祈りの賛美を唱え、パンを二つに裂いて彼等に渡しました。その時、弟子たちは彼がイエス・キリストその人だという事を悟ります。はっとした時にはキリストの姿は既に消えていました。彼等は慌ててエルサレムへと引き返し、使徒達にその奇跡を伝えると、「こちらではペトロが奇跡にあった。イエス様は本当に復活なさったのだ!」と大騒ぎになったのでした。
     では、エマオへの途上と晩餐の絵画13点をご覧ください。

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    イランの悪魔の呪文書の挿絵18点。12星座を司る、ゆるキモかわいい悪魔たち

    Early 20th Iran 1 -

     ぽよーんとした表情のゆるい三つ首の悪魔。この挿絵は、20世紀初頭のイラン中部のイスファハンで手掛けられた呪文書に書かれています。その本には悪魔を扱う際の呪文や、退魔の呪文が書かれており、豊富な挿絵が付けられています。また、挿絵の中には十二星座(ゾディアック)に根差した悪魔や、様々な怪物が描かれていますが、そのいずれもが「ふふっ」と思わず笑ってしまうような、ゆるーい姿をしているのです。
     では、異国情緒とへんてこりんな雰囲気が溢れる、イランの悪魔の挿絵18点をご覧ください。

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    セントレアのクリマ41に「めめんと・もり」が出店します!怪物だらけ雑貨の概要は?

    クリマ1

     宣伝失礼いたします。管理人がひっそりと経営している、怪物専門のネットショップ「「めめんと・もり -美術と神話の不思議かいぶつ雑貨-」。
     2019年12月1日(日)の一日限定で、常滑のセントレア近くの国際展示場で開催される、ハンドメイドイベント「クリエーターズマーケット」に出店いたします!よろしければ詳細をご覧ください^^

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    ポセイドン(ネプチューン)の絵画13点。三又の矛を操り大海原と大陸を司る荒々しき神

    Heinrich Friedrich Fuger Poseidon Enthroned late 18 early 19 -

     ポセイドンは海や地震、泉などを司るギリシャ神話の神です。ローマ神話ではネプチューンと呼ばれ、オリュンポス十二神の一人。クロノスとレアの子であり、ハデスの弟、主神ゼウスの兄とされています。
     高い地位を持つポセイドンは海と大陸を支配し、最大の武器である三又の矛(トライアナ、ローマ神話ではトライデント)を使って津波や嵐、地震を引き起こす事ができます。海に棲むネレイドのアムピトリテを妻にし、三人の子供がおります。出会った当初、アムピトリテは彼を嫌っており、求婚しようとすると彼女はオケアノス宮殿へ隠れてしまいます。ポセイドンはイルカたちに彼女を見つけるよう命じ、その中の一頭が発見して「ポセイドンは男前で偉くて強くて素敵だよ!」と説得し、アムピトリテを連れてくるのに成功しました。こうして二人は結ばれることとなり、功績を得たイルカは天へと上げられ、イルカ座になったとされています。

     ポセイドンは幾つかの逸話が残されていますが、ギリシャの首都アテナイの支配権を巡りアテナと争った話を紹介します。「民に贈り物をして、気に入られた方がアテナイの守護者になれる」と裁定されたので、ポセイドンは塩水の泉を、アテナはオリーブの木を与えました。民が選んだのはアテナでした。それにキレたポセイドンはアテナイに洪水を起こしましたが、ゼウスが仲介して「スニオン岬にポセイドンの神殿を建ててもらおう」と決め、第二の守護神となったことで事なきを得ました。現在でもスニオン岬に神殿の遺跡が残されているようです。
     では、ポセイドンの絵画13点をご覧ください。

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    中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
    師匠はヒエロニムス・ボス。
    神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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