• メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

    ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

    薄明光線(レンブラント光線)の絵画13点。天空より柱状に降り注ぐ神秘的な光の表現

    The-Storm-on-the-Sea-of-Galilee-Rembrandts-painting -

     薄明光線は雲の切れ目から太陽の光が漏れた時、地上へと光線の柱が放射状に降り注いで見える現象です。逆に雲の切れ目から上空に光が注ぐこともあります。
     薄明光線は地域によって、光芒、天使の梯子、天使の階段、ゴッドレイ、ヤコブの梯子、レンブラント光線と、様々な呼び名があります。「レンブラント光線」という呼び名は、バロックの画家レンブラントが薄明光線を好んで描いたことに由来するそうです。この光線を使用することにより、光と闇のコントラストが明確になって非日常性や宗教的な神秘性の表現が可能になりました。この手法はレンブラントのみならず、何名かの画家によっても用いられています。
     では、薄明光線にまつわる光と闇の絵画13点をご覧ください。

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    カラヴァッジョ展が2019-20年に札幌/名古屋/大阪へ!ユディトやダヴィデが初公開

    Caravaggio David_

     バロックの巨匠ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571-1610)。彼は波乱万丈な人生で夭逝しながらも、明暗の激しい劇的な作風を生み出し、後世に多大な影響を与えました。
     そして今回、「カラヴァッジョ展」が2019~2020年にかけて、札幌、名古屋、大阪の三都市を巡るそうです!日本初公開である3点を含む、約10点のカラヴァッジョ作品が展示される予定です。彼の作品は60点ほどしかないとされており、その中の10点が日本に来るのだから物凄いことですよね。
     早速どんな作品が来るのか覗いてみましょう!

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    セメレーの絵画12点。ヘラの陰謀でゼウスの真なる輝く姿を見て、燃え尽きた美女

    Jupiter and Semele Gustave Moreau 1894-95 -

     セメレーはギリシャ神話に登場する、ゼウスに愛されヘラの陰謀で殺された女性です。
     テーバイの王カドモスとハルモニアとの間に生まれたセメレーは、ある日ゼウスに見初められ、子を身ごもってしまいます。それに嫉妬した妻ヘラは、セメレーの乳母に身を変えて彼女に近付き、こう吹き込みました。「その男は本当にゼウス様かしら。素性を証明するよう言ってみなさい」と。それを間に受けたセメレーは、ゼウスに「愛の証として聞いて欲しい」とお願いし、彼は叶えようと誓いを立ててしまいます。しかし、「天上での神々しいお姿を見せて」とセメレーが言うと、ゼウスは誓ったことを後悔しました。最高神の真の姿は、人間にとって直視できるものではなかったからです。

     ゼウスが仕方なく神本来の姿になった瞬間、セメレーはまばゆい閃光に焼け死んでしまいました。亡くなったセメレーから生後6か月の胎児を取り出し、ゼウスは自身の腿に入れて臨月まで育てました。こうして生まれたのが、豊穣と酩酊の神ディオニュソスだったのでした。
     では、ゼウスの真の姿を見て閃光に焼かれるセメレーの絵画12点をご覧ください。

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    十二使徒 聖アンデレの絵画13点。布教に励み、X字型の十字架に架けられた聖人

    Barroso Miguel -

     聖アンデレは新約聖書に登場し、十二使徒のうちの一人です。
     「マルコによる福音書」によると、ガラリヤで兄弟のペトロ、ヨハネとヤコブと共に漁をしていたところ、キリストが現れて教えを説いた途端に、不漁続きだった網に大量の魚がかかりました。彼等が驚いてひれ伏すと、キリストは「魚じゃなくて人を採る漁師になろう。ついて来なさい!」と声をかけ、四人は弟子となったそうです。また、わずかな食糧を持ってきた少年をアンデレが連れて来た際、キリストが奇跡を起こし、その少しの量で5000人分もの飢えた信徒のお腹を満たすことができました。

     キリストの昇天後、アンデレは黒海沿岸あたりで積極的に布教を行っておりましたが、ギリシャでローマ総督アイゲアテスに捕まって投獄され、処刑されることになりました。十字架の刑となった時、アンデレは「イエス様と同じでは恐れ多いので、斜めにしてください」と願い出た為、X字型の十字架に磔にされて殉教したとされています。十字架に磔にされて息絶える二日間の間に、二万人もの人に信仰を説いたという伝説もあります。
     他の使徒より影は薄いけれど、真面目に頑張る聖アンデレの絵画13点をご覧ください。

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    ダナエの絵画13点。金色の雨となったゼウスとの間にペルセウスをもうけた王の娘

    Jan Gossaert, Danae, 1531 -

     ダナエはギリシャ神話に登場するアルゴスの王女で、ゼウスとの間に英雄ペルセウスをもうけました。
     ある日、アルゴス王アクリシオスは世継ぎについての神託を求めました。結果は「息子は生まれないが、男の孫ができてお前は孫に殺される」という恐ろしいものでした。王は慌てて娘ダナエを青銅の部屋に閉じ込めたのですが、神の王ゼウスが彼女に目を付け、黄金の雨に化けて関係を持ってしまったのでした。

     年月が経ち息子ペルセウスを産んだダナエ。アクリシオスはおののきながらも娘と孫を殺すことをためらい、二人は箱に入れられて海に流されたのでした。箱はどんぶらこっこと海を漂い、運よくセリーポス島に漂着して二人は漁師に救われたのです。その後も神話は続きますが、画家達にとって部屋に閉じ込められたダナエの元に、金の雨に変化したゼウスが現れる場面は需要のあるシーンだったようで、多くの作品が残されています。
     では、ダナエの絵画13点をご覧ください。セクシーな描写が含まれますのでご了承ください。
     
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    ベルシャザルの饗宴の絵画13点。神の言をダニエルに説かれ絶えた新バビロニア王

    Belshazzar's Feast Rembrandt 1635-38 -

     ベルシャザルはカルデア人の新バビロニア王国の王です。
     旧約聖書の「ダニエル書」によると、ある日、ベルシャザルはが1000名もの貴族や後宮の者達と宴を開き、ワインを飲んでいました。突然、人間の手の指が表れ、壁に字を書くという超常現象が起こります。ベルシャザルは戦慄し、その字が読める者を探しましたが、誰も現れません。母親が「父ネブカドネザルの治世中にダニエルという神官長がおりました。彼ならいけるかもしれません」と進言した為、ベルシャザルはダニエルを呼び、文字の意味を聞いてみました。

     すると、ダニエルは「神はネブカドネザルに栄光を与えた。しかし、彼は横暴に振舞い王位を追われ、世界を総べるのは神という事を知った。ベルシャザル王、貴方も神に従おうとしなかった。故に神は手を遣わせ、文字を書いたのです。貴方の王国はメディアとペルシアに分けられるでしょう」と答えました。そしてその日の夜、ベルシャザル王は殺されてしまい、国はその通りになってしまったのでした。
     新バビロニア王国の終末をもたらした神の御告げの場である、ベルシャザルの饗宴の絵画13点をご覧下さい。

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    ペール・ギュントの挿絵12点。野心家が乙女の子守歌に救済されるイプセンの戯曲

    Arthur Rackham -Peer before the King of Trolls -

     ペール・ギュントは1867年にヘンリック・イプセンが手掛けた戯曲です。大ほら吹きで喧嘩っ早く、野心家な性格のペールが旅に出て、乙女と出会い、晩年に死のありようを考えて故郷へと帰る物語です。
     ペールは没落した豪農の息子で、母と暮らしていました。しかし元恋人のイングリッドの結婚式の際、彼女をさらって逃げてしまいます。なのにペールはイングリッドを早々に捨て去り、「魔王の国の王女です」と告げた緑の服を着た少女に結婚を申し込みました。「王になれる!」と喜んでいたペールでしたが、彼女はトロルの王女であり、ペールが連れられたのは不気味で恐ろしい世界でした。ペールはなんとか助かり、小屋を作って一人暮らすことにしました。そこに訪ねて来たのは、純情な乙女ソルヴェイグ。二人は結婚式の時に顔を合わせており、彼女はペールを追って来たのでした。しかし、ペールはソルヴェイグにふさわしい男に成長する為に、彼女を残して旅に出ることにしたのです。

     村で母の死を看取ってから、ペールはモロッコで全財産を奪われたり、盗賊の宝石を得たものの、美女の踊り子アニトラに誘惑されて全財産を奪われたり、エジプトの精神病院で皇帝として崇められたりしました。すっかり老人になり、金品を得ることができたペールはノルウェー行きの船に乗っていましたが、難破して全財産が海に沈んでしまいます。無一文で故郷に着いたペールは山小屋に行く勇気がなく、その場から逃げ出してしまいました。

     そこに、ボタン職人であり死の使いである男が現れ「お前は中途半端で天国へも地獄へも行けない。そんな奴はボタンに溶かし込む」と言ってきました。ペールは答えを見つけるまでは待ってくれと嘆願し、疲れ果てて小屋へと足を進めました。そこには、年老いて盲目になったソルヴェイグがいました。人生をかけて自分を待ってくれていた彼女の膝へペールは横になり、子守歌を聞きながら静かに息を引き取ったのでした。
     大物になるという夢を空回りさせながら、必死に生きたペール・ギュントの挿絵12点をご覧ください。

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    解剖についての絵画13点。大学や病院で人体を用いて解剖を学ぶ研究者たちの姿

    The Anatomy Lesson of Dr. Nicolaes Tulp, by Rembrandt, 1632 -

     中世の時代、人間は神が創造した存在だから人間が勝手にいじってはならぬ、という思想であったので解剖や手術はほとんど行われませんでした。しかし、ルネサンスが興るにつれ、人体について興味を抱いた者が解剖を行うようになります。かのレオナルド・ダ・ヴィンチも解剖を見学していたとか。しかし、この時代でも神の作った人体を解剖する者は卑しい存在とされ、他から距離を置かれていました。

     更に時代が進んでバロックとなると、解剖も医学の進歩の為の手段と考えられるようになり、17世紀のフランドルでは解剖学の学者の講義が公に行われるようになりました。アムステルダムの医師会では年に一回の解剖が認められていたようです。被検体は処刑された犯罪者であり、その解剖は学生たちや一般に開放され、入場券を取った者は誰でも見ることができました。
     西洋諸国、特にフランドルでは解剖の講義をしている場面や、解剖した人体を中心にして学者たちがポーズを取っている絵画が幾つか存在します。
     では、解剖に関する絵画13点をご覧ください。閲覧注意の作品がありますので、ご了承ください。

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    光と闇の幻想画家サシャ・シュナイダーの絵画13点。世に逆らい描く肉体美の追究

    Illustration for Karl May’s Von Bagdad nach Stambul  1904 -

     サシャ・シュナイダー(1870-1927)は、ドイツ出身の画家&彫刻家です。本名ラドルフ・カール・アレクサンダー・シュナイダー。
     サンクトペテルブルクで生まれた彼は、父親の死によりドレスデンに移り、19歳の時にドレスデン美術大学の学生になります。1904年にベストセラーの作家であったカール・マイと出会い、彼の作品の挿絵を手掛けるようになりました。その翌年にはWeimar Grand-Ducal Saxon 美術学校の教授に任命されました。

     しかし、シュナイダーは秘密を抱えていました。彼は同性愛者であり、画家のヘルムース・ヤーンと同居していたのです。二人の関係は悪化し、ヤーンが「同性愛者である事をばらす」と脅した為、シュナイダーは当時同性愛が犯罪とされていなかったイタリアへと逃亡しました。その地で画家のロバート・スパイと出会い、共に様々な場所を旅しました。その後、ドイツへと帰国し、第一次世界大戦がはじまる時にはドレスデンの近くのヘレラウに住みました。1918年になると、「Kraft-Kunst」と呼ばれるボディービルダーの育成所を立ち上げました。ここの訓練生の何名かは彼の作品のモデルとなっています。
     糖尿病を患ったシュナイダーは、船旅中に発作を起こして倒れ、命を落としてしまいました。彼はドレスデンのロシュヴィッツの墓地に埋葬され、永遠に眠っています。
     では、聖と悪、罪と許し、肉体美に彩られたサシャ・シュナイダーの作品13点をご覧ください。

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    キリストとサマリアの女の絵画13点。差別を越えて神の教示とメシアを伝えた物語

    Abraham Bloemaert 1564-1651 -

     キリストとサマリアの女は、新約聖書のヨハネの福音書に記されている物語です。
     ある日、キリストと弟子達はサマリア地方の町のはずれにあるシカルへと訪れていました。お昼時にキリストが一人で井戸のそばに座っていると、水がめを持ったサマリア人の女性が来たので、キリストは「水をください」とお願いしました。彼女が「ユダヤ人はサマリアを良く思っていないのに、どうして水を飲む事を頼むのですか?」と尋ねると、キリストはこう答えます。
    「水を欲しいと言った者が誰であるかを知っていたら、あなたの方から願い出ている。その者は生ける水をあなたに与えただろう」と。そしてキリストは彼女に神の教えを説き、自分自身がメシア(救世主)であると伝えました。

     サマリアの女性は町の人々のところへ行ってその事を伝えたので、メシアを信じた者はキリストの元へ駆けつけ、シカルの村のサマリアの人々は神の信者となったのでした。この出来事は、キリストの教えが異邦人の世界へと広まった最初のきっかけだったとされています。
     水をくださいと頼み、サマリアの女性に神の教えを説くキリストの絵画13点をご覧ください。


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    中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
    師匠はヒエロニムス・ボス。
    神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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