• メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

    ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画や展覧会、グッズ情報をご紹介。

    フローラの絵画13点。美を表現する媒体として描かれたローマ神話の花と豊穣の女神

    Flora, por Tiziano 1515-17 -

     フローラはローマ神話に登場する花と豊穣、春の女神です。ギリシャ神話のニュムペーであるフロリスと同一視されています。
     詩人オウィディウスによると、西風の神ゼピュロスは彼女を見初めてイタリアへとさらい、二人は結婚しました。フローラは花園で暮らし、花の女神となりました。彼女は人間に様々な種類の花の種や蜂蜜を与えたとされています。また、伝説によると神々の女王ユノ(ヘラ)に「触れると自然に身ごもる魔法の花」を渡し、ユノはそれによりマルスを出産したとされています。(マルスはローマ建国時にまで遡る古き農耕神であり、この物語ができた頃合にギリシャ神話と混合し、軍神となったと思われます)

     神話では登場場面が多くないフローラですが、古くから崇拝されている女神であり、「フローラリア」という豊穣祭が開かれていたようです。愛と豊穣の女神ウェヌス(ヴィーナス)や、酒の神バッカス(ディオニソス)の祭りと共通した部分もあったと思われます。
     ルネサンス以降の画家たちはフローラを「美を表現する芸術」や「技法の追求」や「モデルの美しさを高める」手段と考え、美女に花を持たせたり、囲ませたりすることで女神フローラとして描き上げました。ヴィーナスと同様に、フローラは「美」の媒体として用いられたのです。
     では、フローラにまつわる絵画13点をご覧ください。

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    エマオへの途上と晩餐の絵画13点。復活したキリストが弟子の旅に同行する奇跡

    Supper at Emmaus by Caravaggio, 1601 -

     エマオへの途上と晩餐は、二人の弟子の旅に復活したキリストが同行するという、新約聖書で語られる物語です。
     キリストが復活した日の午後、弟子のクレオパともう一人の弟子はエルサレムからエマオへと向かって旅をしていました。二人は救世主の磔刑と復活の噂について話していました。すると、そこに旅人が現れて二人と共に歩き出します。旅人はキリストその人であったものの、二人は目がさえぎられていて気付きません。旅人が「何のことを話しているのか?」と訊ねて来た為、彼等はその一連の出来事を伝えて「あの方は見当たりませんでした」と言うと、旅人は「預言者の言う事を信用しない者達よ」と答え、彼は聖書に記述されている救世主の話を始めました。

     エマオへと到達しようという頃、旅人は更に進んでいこうとしたので、弟子は「一緒に宿に泊まりましょう」と誘いました。旅人は承諾し食卓に付きます。旅人はパンを手に取り、祈りの賛美を唱え、パンを二つに裂いて彼等に渡しました。その時、弟子たちは彼がイエス・キリストその人だという事を悟ります。はっとした時にはキリストの姿は既に消えていました。彼等は慌ててエルサレムへと引き返し、使徒達にその奇跡を伝えると、「こちらではペトロが奇跡にあった。イエス様は本当に復活なさったのだ!」と大騒ぎになったのでした。
     では、エマオへの途上と晩餐の絵画13点をご覧ください。

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    イランの悪魔の呪文書の挿絵18点。12星座を司る、ゆるキモかわいい悪魔たち

    Early 20th Iran 1 -

     ぽよーんとした表情のゆるい三つ首の悪魔。この挿絵は、20世紀初頭のイラン中部のイスファハンで手掛けられた呪文書に書かれています。その本には悪魔を扱う際の呪文や、退魔の呪文が書かれており、豊富な挿絵が付けられています。また、挿絵の中には十二星座(ゾディアック)に根差した悪魔や、様々な怪物が描かれていますが、そのいずれもが「ふふっ」と思わず笑ってしまうような、ゆるーい姿をしているのです。
     では、異国情緒とへんてこりんな雰囲気が溢れる、イランの悪魔の挿絵18点をご覧ください。

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    セントレアのクリマ41に「めめんと・もり」が出店します!怪物だらけ雑貨の概要は?

    クリマ1

     宣伝失礼いたします。管理人がひっそりと経営している、怪物専門のネットショップ「「めめんと・もり -美術と神話の不思議かいぶつ雑貨-」。
     2019年12月1日(日)の一日限定で、常滑のセントレア近くの国際展示場で開催される、ハンドメイドイベント「クリエーターズマーケット」に出店いたします!よろしければ詳細をご覧ください^^

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    ポセイドン(ネプチューン)の絵画13点。三又の矛を操り大海原と大陸を司る荒々しき神

    Heinrich Friedrich Fuger Poseidon Enthroned late 18 early 19 -

     ポセイドンは海や地震、泉などを司るギリシャ神話の神です。ローマ神話ではネプチューンと呼ばれ、オリュンポス十二神の一人。クロノスとレアの子であり、ハデスの弟、主神ゼウスの兄とされています。
     高い地位を持つポセイドンは海と大陸を支配し、最大の武器である三又の矛(トライアナ、ローマ神話ではトライデント)を使って津波や嵐、地震を引き起こす事ができます。海に棲むネレイドのアムピトリテを妻にし、三人の子供がおります。出会った当初、アムピトリテは彼を嫌っており、求婚しようとすると彼女はオケアノス宮殿へ隠れてしまいます。ポセイドンはイルカたちに彼女を見つけるよう命じ、その中の一頭が発見して「ポセイドンは男前で偉くて強くて素敵だよ!」と説得し、アムピトリテを連れてくるのに成功しました。こうして二人は結ばれることとなり、功績を得たイルカは天へと上げられ、イルカ座になったとされています。

     ポセイドンは幾つかの逸話が残されていますが、ギリシャの首都アテナイの支配権を巡りアテナと争った話を紹介します。「民に贈り物をして、気に入られた方がアテナイの守護者になれる」と裁定されたので、ポセイドンは塩水の泉を、アテナはオリーブの木を与えました。民が選んだのはアテナでした。それにキレたポセイドンはアテナイに洪水を起こしましたが、ゼウスが仲介して「スニオン岬にポセイドンの神殿を建ててもらおう」と決め、第二の守護神となったことで事なきを得ました。現在でもスニオン岬に神殿の遺跡が残されているようです。
     では、ポセイドンの絵画13点をご覧ください。

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    カラヴァッジョ展 in 名古屋市美術館へ行ってきました!感想や混雑状況はいかに?

    カラヴァッジョ1 -

     2019年10月26日(土)~12月15日(日)まで、名古屋市美術館で開催されている「カラヴァッジョ展」へ行ってきました!
     出展された作品は45点。いずれもイタリアのバロックの礎を築いた巨匠カラヴァッジョにゆかりのある作品となります。彼自身の作品は10点。(推測のものも含む) 闇に彩られた怪しくも美しいものばかりでした。
     では、詳細をご覧ください!

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    オアンネスに関する絵画12点。アダパやダゴンと繋がる、文明を伝えた半人半魚の神

    Oannes, 1910 by Odilon Redon -

     オアンネスは紀元前300年頃のベロッソス著の歴史書「バビロニア誌」に言及された、半人半魚の神です。
     オアンネスの起源はメソポタミア神話にあります。アッシュールなどから出土された紀元前14世紀頃の銘板の欠片に、七賢人(アプカルル)の神話が彫られていました。七賢人が人類に文明をもたらしたとされ、その長が半神のアダパでした。アダパのバビロニア名ウアンナがギリシア語に変えられ、オアンネスになったとされています。

     オアンネスは「知性を持ち、人間の言葉を話した。全身は魚で魚の頭の下にもう一つ頭があり、魚の尾ひれ部分に人間の足がある。昼間は陸で過ごし、太陽が沈むと海に戻るという水陸両生」という特徴を持っていたそうです。オアンネス率いる七賢人は人間にあらゆる文明を教え、そのおかげで人間は野蛮な風習から脱却し、人間らしい生活を得たと考えられています。
     オアンネスの神話は各地に伝わり、後に七賢人の総称であるアプカルルと同一視されるようになり、古代メソポタミアとカナンで信仰された豊穣神ダゴンとも結びつき、混合されるようになりました。
     では、オアンネスやアプカルル、ダゴンにまつわる絵画12点をご覧ください。

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    ティアナのアポロニウスの絵画13点。ラミアを退散させたピタゴラス派の伝説的魔術師

    Apollonius of Tyana. Line engraving by F. Cleyn, 1659 -

     小アジアのティアナ(現在のトルコのカッパドキア)出身のアポロニウスは、イエスとほぼ同時代に生きたとされる哲学者です。
     哲学者は魔術に秀でていた者もいたようで、三平方の定理でおなじみのピタゴラスも前世の記憶を持ち、テレポーテーションや予言を行ったとされています。ピタゴラス派に属しているティアナのアポロニウスはピタゴラス以上の魔術師とみなされており、前世の記憶を持ち、予言やテレパシー、治癒、蘇生、悪霊祓いなどを駆使していたそうです。
     フィロストラトス著の資料「ティアナのアポロニウス」によると、彼はあるライオンを見て「この獅子はかつてエジプトの王であった」と見抜いたとされています。また、女性に化けた悪霊ラミアを見抜いて退治したという逸話もあります。ローマやエジプト、インドなどの様々な土地を転々とし、修行を行い自らの奇跡や教えを広めていきました。「彼こそ本当の救世主なのではないか」と彼を信奉する者は数多くいたそうですが、イエスが台頭していき、結果的にはキリスト教が歴史を掌握することになったのでした。
     では、伝説的魔術師であるティアナのアポロニウスとピタゴラス、そしてラミアに関する絵画13点をご覧ください。

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    聖人の法悦の絵画14点。天使やキリストに遭遇する幻視をした者に生じる恍惚感

    Giovanni Battista Piazzetta St. Teresa in Ecstasy -

     法悦(ほうえつ)は、宗教の教えを聞いたり、信仰することで心に喜びを感じることです。陶酔感や恍惚感をもたらすこともあります。
     天使やイエス・キリストの幻視に遭遇した際、何名かの聖人は法悦を体験したとされています。代表的なのは聖テレジアという聖女の法悦。彼女は天使と出会い、以下のような体験をしたそうです。

     私は黄金の槍を手にする天使の姿を見た。穂先が燃えているように見えるその槍は、私の胸元を狙っており、次の瞬間槍が私の身体を貫き通したかのようだった。天使が槍を引き抜いた、あるいは引き抜いたかのように感じられたときに、私は神の大いなる愛による激しい炎に包まれた。
     私の苦痛はこの上もなく、その場にうずくまってうめき声を上げるほどだった。この苦痛は耐えがたかったが、それ以上に甘美感のほうが勝っており、止めて欲しいとは思わなかった。
     
     私の魂はまさしく神そのもので満たされていたからである。感じている苦痛は肉体的なものではなく精神的なものだった。愛情にあふれた愛撫はとても心地よく、そのときの私の魂はまさしく神とともにあった。この素晴らしい体験をもたらしてくれた神の恩寵に対して、私はひざまずいて祈りを捧げた。
    ―Wikipediaより抜粋
     このシーンは神聖なるテーマでありながら、どこか性的な要素と結びついているように感じられたのか、敬虔な宗教画というよりも、セクシュアルな雰囲気をかもしだしている絵画も中には存在します。聖テレジアの他にも、コルトナの聖マルガリタ、シエナの聖カタリナ、アッシジの聖フランチェスコ、アルカンタラの聖ペドロ、マグダラのマリアなどの法悦の場面が絵画で描かれています。
     では、聖人の法悦についての絵画14点をご覧ください。

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    ワイルドハントの絵画11点。北欧神話のオーディンを起源とする天翔ける軍勢

    Franz von Stuck - 1889 -

     ワイルドハントは、狩猟犬を連れ馬にまたがった狩猟者の集団が大挙して大空を駆けてくるという、西洋に伝わる伝承です。
     ワイルドハントは秋から春にかけて嵐を引き連れて出現し、疫病や戦争を前兆しているとされていました。その姿を間近に見た者は死に、更に進行を妨害した者は冥府へと連れていかれたそうです。助かるには地面に身を伏せてひたすらやり過ごすか、勇気ある者はワイルドハントに敬意を払い、度胸試しをすることで逆に富を与えられるそうです。

     伝承はとりわけ北方と西方に広まっています。ワイルドハントを率いる首領は地域や時代によっても様々で、オーディンであることもあれば、亡霊であったり、各国の王だったり、アーサー王であったり、悪魔だったりしました。ワイルドハントは嵐や災害の具現化とされていますが、北欧神話の主神オーディンが嵐を司る神であり、オーディン信仰が起源であると思われます。ワイルドハントの伝承を持つオーディンがキリスト教が普及するにつれて悪魔的な様相を示すようになり、ワイルドハント自体が様々な伝承と結びつき合い、禍々しい印象と数多くの姿形を持つようになったのだと思います。
     では、ワイルドハントについての絵画や挿絵、11点をご覧ください。

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    中世ルネサンスのシュールな絵画をこよなく愛する。
    師匠はヒエロニムス・ボス。
    神秘とダークな作品情報を皆様と共有していきたいと思います。

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