
ラテン語で死を想えという意味の「メメント・モリ」。
この言葉は古代ローマの時代から使われており、はじめは「死があるのだから、今を楽しもう」というポジティヴな内容でしたが、キリスト教の天国と地獄の思想が普及するにつれ、「徳を積みたまえ。死ぬ前に」という警句的なニュアンスとなり、時代が進むと戦争や死そのものの、恐怖や皮肉を表現するようにもなりました。「死を想え」という語句は、時代や考え方によって意味が異なります。ただ、「死」そのものの象徴としての死神は、いつの時代においても普遍的に存在します。
このブログが「メメント・モリ」なので、死をテーマにした作品を多く扱っています。様々な意味が込められ、奥深きメメント・モリ。今回は近代の絵画を中心に紹介したいと思います。昔の意味を踏襲した形であったり、皮肉を盛り込んだ新しい表現の仕方であったり…。色々意味ありげな文を書きましたが、良いと思った作品をノリで掲載しました(笑)
では、メメント・モリ シリーズ第三弾をご覧ください!
「ナポリの工房のマスター作 1630–40年」
近代と言っておいて、いきなり近世の作品を出しましたw
頭蓋骨を手に持ち、感慨に耽るスキンヘッドのおじさん。
解剖学が発展した時代、頭蓋骨を学べば人種や精神が分かる、
という骨相学も流行りました。骨の奥に眠る死の秘密…。
「Paolo Vincenzo Bonomini 作 1757–1839年」
鎌と砂時計を持ち、こちらに満面の笑みを浮かべる骸骨。
詳細な骸骨が描けるようになりながらも、
古来の手法を守っています。鎌の先端が首筋にあるのも、
一つのメッセージですね。
「ヒエロニムス・ヘス作 1830年」
近代画家の死の舞踏。道化の衣装に身を包み、道化と楽しそうに
踊っています。「誰にでも死は訪れる。人生は滑稽である」
という皮肉が込められているのかしら?

「ジョセフ・ライト作 1773年」
廃墟をバックにして、老人の元に骸骨の姿をした死がお迎えに
来ているようです。こちらはイソップ童話の「老人と死」を
テーマに描かれた作品。きこりである老人の元へ死神がやって
きています。
「Sobeslav Pinkas 作 1863年」
こちらはイソップ童話をテーマとしながらも、骸骨は銃を
背負い、帽子を被っているという現代的な格好をしています。
伝統的なパターンを用いながらも、この格好により、
戦争での命の儚さ、危険さなどが感じられますね。
「アドルフ・フォン・メンツェル作 1844年」
正装に身を包んだ紳士の死。呼び鈴のような紐を引っ張って
いるようです。開けて住居人が驚いた途端、魂を連れ去る
算段でしょう。死が迫っています。逃げて…!
「アドルフ・フォン・メンツェル作 1844-5年」
死が逃げたーーー!!!
ワイン瓶みたいなのを超投げて、死を撃退しています。
「死は誰でもいつでも訪れる」という古来の法則を打ち破った
住居人、最強か…!
「ヤチェク・マルチェフスキ作 1911年」
巨大な鎌を持った美しい女性。
骸骨の姿で現される死が多い中、神秘的な女性が死を象徴して
います。老人も驚きや苦痛が無い中、静かに祈るように
臨終を迎えています。美しい作品ですね。
「フィンセント・ファン・ゴッホ作 1885-6年」
ひまわりで有名なゴッホが描くメメント・モリ。
骸骨がタバコをふかしています。当時、ヘビースモーカー
であったゴッホは、骨格重視の芸術教育を退屈に思っていた
ようで、身体を壊す死と教育の皮肉が込められているとのこと。
「エドガー・バンディ作 1911年」
死体が折り重なる戦争。馬に乗り悠々と現れたるは、死。
勝利を求めて争う双方に、この場を操る力はありません。
この場を支配しているのは死なのですから。
「マクシミリアン・ピルナー作 1854-1924年」
鎌と砂時計を手に持ち、こちらに不気味に笑いかけてくる
骸骨。まるで「ゆくゆくは貴方の元へ…」と告げて
いるかのよう。不気味ではあるものの、美しくもある作品です。
イソップ童話の「老人と死神」の物語は以下になります。
老人の木こりが薪となる木枝を集めていました。毎日の仕事は辛く、薪は重い。大変な仕事に嫌気が差した彼は、薪を投げ出してこう叫びました。
「もうこんな生活は嫌だ。死神がやってきて儂を連れて行ってはくれぬものか!」と。
そうしたら、本当に恐ろしい骸骨の死神がやってきてしまったのです。
「呼んだのはお前か?死にたいのだな?」
という死神の問いに対し、木こりはこう答えたのです。
「死神様、よければ薪を運ぶのを手伝ってはくれぬでしょうか?」
死神に対してこう切り出せるとは、老人なかなかやりますね^^; この物語の解釈は「冗談でも言った事が本当になると、とんでもないことになる」「辛くても生きている方がよい」などがありました。
この物語を知った上で、絵画を鑑賞するとまた違った感想が湧いてきますね。
老人「こんな超巨大な薪が持てるかー!死神様、儂を運んでー!」
死神「呼んだか?よくこんなの運んでいたな」
老人「死神様、運んでください!」
死神「うーん、しょうがないなぁ…」
…って会話だったりして^^(ぇ
銃を携えた恐ろし気な骸骨さんが、なんだか優し気な表情に見えてきました。
もしかしたら…。
「ジャン・フランソワ・ミレー作 1859年」
いや、やっぱり魂を狩る気満々でした!!Σ( ゚Д゚)



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