ギリシャ神話 | メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

ギリシャ神話

絵画

鍛冶するヴァルカン(ヘパイストス)の絵画13点。神話と鍛冶場の狭間にいる男達

ヴァルカンはローマ神話に登場する火と鍛冶の神です。ウルカヌスとも呼ばれ、ギリシア神話のヘパイストスと同一視されています。 ヴァルカン自身の神話はほぼ現存しておらず、ヘパイストスの物語がほとんどです。彼は単眼の怪物サイクロプスを従え、鍛冶場で...
神話・伝承

アルペイオスとアレトゥーサの絵画12点。恋に溺れし者に追われ、泉となった乙女

アルペイオスとアレトゥーサはギリシア神話に登場する、河の神とニュムペーです。恋と泉にちなんだこのような話が残されています。美貌のアレトゥーサは女神アルテミスに仕えており、恋愛や結婚に興味がありませんでした。ある日、彼女がアルペイオス川で水浴...
絵画

オリオンの絵画11点。アルテミスを愛しアポロンに謀れ、星座となった巨人の狩人

オリオンはボイオティア地方に住む巨人の狩人です。背の高い偉丈夫で、一説によるとポセイドンとミノス王の娘エウリュアレーの間に生まれたとされています。 彼は恋多き男で、シーデーやメロペーという美女を愛しましたが、シーデーはヘラによって殺され、メ...
絵画

三美神の絵画12点。魅力、美貌、創造を司る、ギリシア ローマ神話の美女達

三美神は、ギリシアとローマ神話に登場する三名の女神です。 一般的には古代ギリシアの詩人ヘシオドスが述べた、アグライア(花のさかり)、エウプロシュネ(喜び)、タレイア(輝く女)とされています。彼女らは「カリス」と呼ばれ、ゼウスとエウリュノメの...
絵画

ウェルトゥムヌスとポモナの絵画13点。老婆に変身し美女に自己PRをしまくる若者

古代ローマの詩人オウィディウスの「変身物語」より。ポモナは果樹園を栽培しているニンフであり、彼女は恋愛に全く興味がなく果樹を手入れすることを楽しんでいました。 そんな彼女に恋をしてしまった季節の神ウェルトゥムヌス。彼は剪定師に化けたり羊飼い...
ギリシャ神話

時の翁(クロノス)の絵画9点。大鎌を携え、若さを無情に刈り取る翼を持つ老人

時の翁(クロノス)は大鎌や砂時計を持つ老人の姿で描かれ、現生の時間的な虚しさを象徴しています。 クロノスは「時」を意味し、ギリシアの神とされています。紀元前6世紀頃の思想家シュロスのペレキデスによって言及されました。ゼウス達の父親であるクロ...
神話・伝承

エコーの絵画11点。反響の呪いによりナルキッソスに振られた悲劇のニュムペー

ギリシア神話に登場するエコーは、女神ヘラの呪いによりナルキッソスに見限られ、声だけの存在になってしまった悲劇の女性です。 オウィディウスの「変身物語」によると、山のニュムペーであるエコーはゼウスに見初められた仲間を助ける為に、ヘラに対して歌...
神話・伝承

戦うヘラクレスの絵画13点。獅子に怪物に巨人に対し、組み付き荒ぶる筋肉英雄

ギリシャ神話の代表的な英雄の一人であるヘラクレス。 彼の特徴は何といってもその力強さであり、筋肉ムキムキのガタイでネメアーの獅子やヒュドラ、大猪、巨人アンタイオスなどを仕留めました。ヘラクレスの物語は多々ある中で、彼の象徴ともいうべき「つか...
神話・伝承

フローラの絵画13点。美を表現する媒体として描かれたローマ神話の花と豊穣の女神

フローラはローマ神話に登場する花と豊穣、春の女神です。ギリシャ神話のニュムペーであるフロリスと同一視されています。 詩人オウィディウスによると、西風の神ゼピュロスは彼女を見初めてイタリアへとさらい、二人は結婚しました。フローラは花園で暮らし...
神話・伝承

ポセイドン(ネプチューン)の絵画13点。三又の矛を操り大海原と大陸を司る荒々しき神

ポセイドンは海や地震、泉などを司るギリシャ神話の神です。ローマ神話ではネプチューンと呼ばれ、オリュンポス十二神の一人。クロノスとレアの子であり、ハデスの弟、主神ゼウスの兄とされています。 高い地位を持つポセイドンは海と大陸を支配し、最大の武...
歴史

バッカス祭(バッカナール)の絵画13点。呑んで踊って酒神を祀り、豊穣を祝う催事

バッカス祭(バッカナール)は、酒の神バッカス(デュオニソス)を祀る豊穣を司る祝祭です。 古代ギリシアでは酒神に扮した者を中心にして、50名程の踊り手が輪舞を踊って収穫を祝っていました。豊穣を祝う祭りはギリシア全土にひろまるにつれ、滑稽劇や秘...
神話・伝承

サイクロプス(キュクロプス)の絵画12点。狂暴だとしても美女に恋する一つ目の巨人

サイクロプス(キュプロクス)はギリシャ神話に登場する、一つ目の巨人の種族です。 天空神ウラノスと地母神ガイアの間よりサイクロプス族は生まれましたが、父の手で奈落タルタロスに落とされてしまいます。神々の大戦ティタノマキアの際にゼウス達によって...
神話・伝承

ゼウスとエウロパの絵画13点。白い牡牛に化けた最高神にさらわれていった美女

エウロパ(エウロペ)はギリシャ神話に登場する、牡牛に変身したゼウスにさらわれてしまった美女です。 テュロスの王女であるエウロパは、ある日侍女と共にお花を摘んでいました。そこに現れたのは白い立派な牡牛。それはエウロパを狙うゼウスが変身した姿で...
神話・伝承

ヴィーナスの誕生の絵画13点。原初の神と泡より産まれ出た、愛の女神の大行進

ヴィーナスの誕生は、ギリシャ神話の女神ヴィーナス(アフロディテ)が誕生する場面の事を指します。 ヘシオドスの「神統記」によると、地母神ガイアは末子クロノスに鎌を渡し、夫である原初の王ウラノスの急所を切り落とすよう命じました。クロノスは父親の...
神話・伝承

ペガサスの絵画13点。メデューサより産まれ、英雄を乗せて大空を飛翔する天馬

ペガサス(ペガソス)はギリシャ神話に登場する幻獣で、翼を持った天駆ける天馬です。 ペガサスは海神ポセイドンとメデューサの間より生まれたとされています。一説によると、ポセイドンとメデューサはアテネの神殿で情事を行った為にアテネの怒りを受け、メ...
神話・伝承

ヘラクレスとオムパレーの絵画14点。女装豪傑とワイルド女王のカオスめいたお姿

ヘラクレスとオムパレーはギリシア神話に登場する、力自慢の英雄とリューディアの女王です。 ある日、ヘラクレスは女神ヘラに狂気を吹き込まれ、親友イピトスを殺めてしまいます。それ故に病を患ってしまい、ヘラクレスはデルポイに訪れて神託を受けようとし...
絵画

化粧するヴィーナスの絵画13点。鏡を見つめ、侍女に身支度をさせる美を司る女神

化粧するヴィーナス (The Toilet of Venus) は、ルネサンスからバロック、ロココ時代に流行った絵画テーマです。 化粧をしているのではなく、鏡を見たり、キューピッドや侍女に身だしなみを整えさせている美の女神ヴィーナスとして描...
神話・伝承

セメレーの絵画12点。ヘラの陰謀でゼウスの真なる輝く姿を見て、燃え尽きた美女

セメレーはギリシャ神話に登場する、ゼウスに愛されヘラの陰謀で殺された女性です。 テーバイの王カドモスとハルモニアとの間に生まれたセメレーは、ある日ゼウスに見初められ、子を身ごもってしまいます。それに嫉妬した妻ヘラは、セメレーの乳母に身を変え...
神話・伝承

ダナエの絵画13点。金色の雨となったゼウスとの間にペルセウスをもうけた王の娘

ダナエはギリシャ神話に登場するアルゴスの王女で、ゼウスとの間に英雄ペルセウスをもうけました。 ある日、アルゴス王アクリシオスは世継ぎについての神託を求めました。結果は「息子は生まれないが、男の孫ができてお前は孫に殺される」という恐ろしいもの...
神話・伝承

キュベレーの絵画13点。フリギアやギリシャローマで崇拝された、古き豊穣の地母神

キュベレーはフリギア(トルコ中部)で崇拝され、ギリシャローマにも信仰が広まった豊穣を司る地母神です。その信仰は古く、起源は新石器時代までさかのぼるとされています。 キュベレー崇拝は男性の去勢に深く結びついています。両性とも考えられていたキュ...