







ヴァルトブルク時祷書の挿絵より 1486年頃」
大空の中でバンザイしているように見える、五つの傷さん。
心臓のど真ん中をぐっさりとやられてしまっています。
手足の生え方が雲に巻かれているようであり、独特の表現ですね。
もうこういう生物のように思えてきました。このまま浮いてそう・・・。

「イギリスの書籍の挿絵より 1495-1505年頃」
こちらはハートから手足が生えてしまいました。もう既に一種の
生命が誕生してしまいました。これが私達の原罪をあがなった
イエス・キリストであると紹介されて、当時の人々は納得したの
でしょうかね。怒らないのかな・・・。

「サイモン・ベニング作 1525-30年」
天使に導かれた手足心臓だけのキリストが現出し、教皇や司祭、
信者の人々は深い祈りを捧げています。私から見たらせめて
顔は描いてあげよう!と思うのですが、五つの聖なる傷だけの
表現で良かったのでしょうかね・・・。

「イギリスの彩色写本の挿絵より 15世紀」
心臓は描かれず、画面いっぱいに描かれた傷で胸の傷を表現して
います。なんかもう恐ろしい事件か、ホラー映画にしか思えない作品
ですね。この手足が廊下を浮遊して来た日には・・・。気絶します^^;

「作者不詳 フランス 1700-25年頃」
こちらは五つの聖なる傷から離れ、傷のついた心臓だけとなった
キリスト。表現が行くところまで行った結果、手足すら無くなって
しまいましたね・・・。天使達が祝福と祈りを捧げる中、
神と鳩(聖霊)とキリストで三位一体を成しています。

「Jose de Paez作 1770年」
こちらも手足がなくなり、傷のついた心臓だけとなった姿。
ここで注目すべきは心臓の形です。ここに来てかなりリアルに
なりましたね。医学の発展が絵画に影響を与えました。
祈る二人は聖イグナチオ・デ・ロヨラと聖ルイス・ゴンザーガです。

「Loftie Hours の挿絵より 15世紀半ば」
時代は過去に戻りますが、五つの傷の究極の到達点はこれでは
ないでしょうか。キリストの姿は何もかも消え、あるのはただ傷口のみ。
概念や表現の複雑さを削っていった結果、こうなったのでしょうかね。
なんかもう、そのアイデアに脱帽です。

どうしてそのような現象が起こるか解明されていませんが、キリストの受けた五つの「聖痕」は、宗教を深く信仰する信者たちの身体にも生じる事があります。外的な要因なくして、手足や胸が痛み、血が流れてくるのです。聖痕が確認され出したのは13世紀頃だとされ、信心深い女性に多いとされました。列聖に加えられた修道士の者の中にも聖痕が生じた者がいました。伝説によると、聖痕が生じる前にキリストや聖母マリア、天使の姿を見たり、声を聞いたりするとされ、傷口から芳香を発することもあるそうです。
そのメカニズムは全く分かりませんが、一種の強力なシンパシー(共鳴)が原因なのではないかと考えられています。これらの絵画を顧みてみると、当時の人々がどれだけキリストの聖痕を重要視し、強調したかったのかは感じられますね。この凄まじい熱意が超常現象を生み出したのかもしれません・・・。
→ キリストの磔刑についての絵画を見たい方はこちら
心臓のど真ん中をぐっさりとやられてしまっています。
手足の生え方が雲に巻かれているようであり、独特の表現ですね。
もうこういう生物のように思えてきました。このまま浮いてそう・・・。

「イギリスの書籍の挿絵より 1495-1505年頃」
こちらはハートから手足が生えてしまいました。もう既に一種の
生命が誕生してしまいました。これが私達の原罪をあがなった
イエス・キリストであると紹介されて、当時の人々は納得したの
でしょうかね。怒らないのかな・・・。

「サイモン・ベニング作 1525-30年」
天使に導かれた手足心臓だけのキリストが現出し、教皇や司祭、
信者の人々は深い祈りを捧げています。私から見たらせめて
顔は描いてあげよう!と思うのですが、五つの聖なる傷だけの
表現で良かったのでしょうかね・・・。

「イギリスの彩色写本の挿絵より 15世紀」
心臓は描かれず、画面いっぱいに描かれた傷で胸の傷を表現して
います。なんかもう恐ろしい事件か、ホラー映画にしか思えない作品
ですね。この手足が廊下を浮遊して来た日には・・・。気絶します^^;

「作者不詳 フランス 1700-25年頃」
こちらは五つの聖なる傷から離れ、傷のついた心臓だけとなった
キリスト。表現が行くところまで行った結果、手足すら無くなって
しまいましたね・・・。天使達が祝福と祈りを捧げる中、
神と鳩(聖霊)とキリストで三位一体を成しています。

「Jose de Paez作 1770年」
こちらも手足がなくなり、傷のついた心臓だけとなった姿。
ここで注目すべきは心臓の形です。ここに来てかなりリアルに
なりましたね。医学の発展が絵画に影響を与えました。
祈る二人は聖イグナチオ・デ・ロヨラと聖ルイス・ゴンザーガです。

「Loftie Hours の挿絵より 15世紀半ば」
時代は過去に戻りますが、五つの傷の究極の到達点はこれでは
ないでしょうか。キリストの姿は何もかも消え、あるのはただ傷口のみ。
概念や表現の複雑さを削っていった結果、こうなったのでしょうかね。
なんかもう、そのアイデアに脱帽です。

どうしてそのような現象が起こるか解明されていませんが、キリストの受けた五つの「聖痕」は、宗教を深く信仰する信者たちの身体にも生じる事があります。外的な要因なくして、手足や胸が痛み、血が流れてくるのです。聖痕が確認され出したのは13世紀頃だとされ、信心深い女性に多いとされました。列聖に加えられた修道士の者の中にも聖痕が生じた者がいました。伝説によると、聖痕が生じる前にキリストや聖母マリア、天使の姿を見たり、声を聞いたりするとされ、傷口から芳香を発することもあるそうです。
そのメカニズムは全く分かりませんが、一種の強力なシンパシー(共鳴)が原因なのではないかと考えられています。これらの絵画を顧みてみると、当時の人々がどれだけキリストの聖痕を重要視し、強調したかったのかは感じられますね。この凄まじい熱意が超常現象を生み出したのかもしれません・・・。
→ キリストの磔刑についての絵画を見たい方はこちら





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