イエス・キリスト | メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

イエス・キリスト

絵画

イエスの養父、聖ヨセフの絵画13点。天使のお告げより悟る、妻の御宿りと逃避行

新約聖書に登場する聖ヨセフはマリアの夫であり、イエスの養父。ナザレのヨセフとも呼ばれています。 ヨセフは旧約聖書のユダヤの王ダビデの末裔とされ、5人兄弟の中では一番信心深かったようです。職業は大工。エルサレムの大司祭の名でマリアと婚約をしま...
挿絵

血からワインを作るキリストの絵画11点。我が血液はワインなりを実践した救世主

キリスト教ではない方でも、イエス・キリストの血とワイン(葡萄酒)と関連があることを知っている方はいるのではないでしょうか。新約聖書の「最後の晩餐」において、キリストはパンをとって「これが私の身体である」と言い、ワインの入った杯をとって「これ...
絵画

海上を歩くキリストの絵画12点。暴風荒れる中しずしずと進み、使徒ペトロを導く

十二使徒と共に宣教し、徐々に信徒を増やしてきたイエス・キリスト。 彼は少しのパンと魚で4~5000名程の群衆を満腹にさせる、という奇跡を行うと群衆はどよめきました。「彼こそ救世主メシアだ!王にしよう!」と。「世界を我々のものにしよう!」と言...
聖書

クレルヴォーの聖ベルナルドゥスの絵画12点。マリアの彫像から母乳を飲む奇跡

クレルヴォーの聖ベルナルドゥスは12世紀頃に生きたフランスの神学者です。 ベルナルドゥスはフォンテーヌで騎士の息子として生まれました。母が信仰厚き人であったので、彼は修道院に入ることを希望し、20代の頃にシトー修道院へと足を踏み入れます。そ...
聖書

父なる神の絵画13点。人間の所業を見透かし裁く、宗教の礎である世界の創造主

「神」。それは人間が想像を絶するような絶対的で超越的な存在であり、崇拝する対象。 ユダヤ教、イスラム教、キリスト教において神は唯一とされ、神と同列の存在はいないとされています。唯一神の名は「ヤハウェ」や「エホバ」と呼ばれており、慈悲深くも厳...
聖書

エマオへの途上と晩餐の絵画13点。復活したキリストが弟子の旅に同行する奇跡

エマオへの途上と晩餐は、二人の弟子の旅に復活したキリストが同行するという、新約聖書で語られる物語です。 キリストが復活した日の午後、弟子のクレオパともう一人の弟子はエルサレムからエマオへと向かって旅をしていました。二人は救世主の磔刑と復活の...
新約聖書

聖人の法悦の絵画14点。天使やキリストに遭遇する幻視をした者に生じる恍惚感

法悦(ほうえつ)は、宗教の教えを聞いたり、信仰することで心に喜びを感じることです。陶酔感や恍惚感をもたらすこともあります。 天使やイエス・キリストの幻視に遭遇した際、何名かの聖人は法悦を体験したとされています。代表的なのは聖テレジアという聖...
聖書

カナの婚礼の絵画13点。婚宴の場で水を葡萄酒に変えた、イエス・キリストの初奇跡

カナの婚礼(カナの婚宴)は、ヨハネの福音書に記されているイエス・キリストの最初の奇跡の物語です。 故郷ガリラヤのカナの地で、キリスト一行は婚礼の祝宴に招かれます。結婚するのは聖母マリアの姉妹の息子。マリアは忙しく準備を行います。宴も過ぎて来...
聖書

マルタとマリアの絵画14点。懸命なおもてなしとイエス・キリストのお話の優先順位

マルタとマリアは新約聖書に登場する姉妹で、おもてなしをせずにキリストの話を聞くマリア(聖母やマグダラのマリアとは別人)に、マルタが不満に思ってキリストに諭される物語です。 ある日、キリスト一行はとある村で姉妹がいる家に迎え入れられました。マ...
新約聖書

マグダラのマリアの絵画13点。罪を悔悛しイエス・キリストと共に歩んだ愛深き聖女

マグダラのマリアは新約聖書に登場する、キリストに付きそう聖女です。聖母マリアと混同を避ける為、出身地を前に冠してマグダラのマリアと呼んでいます。 一説にはキリストの友であるラザロとマルタの姉妹とされています。富と美貌によって快楽に溺れ、「罪...
中世・ルネサンス

キリストの五つの傷 (聖痕) の絵画14点。救済の概念を絞りすぎてシュールな姿に

中世時代において、宗教画は「リアルであってはならない」ものでした。 現世に生きる私達が、神聖なるキリストや神、聖人達を表現できる訳がない、聖なる存在を現実的に描くのは冒涜的である、という理由からです。それ故、中世の作品は象徴性が重視され、ヘ...
絵画

若さの泉の絵画14点。老人が入ると青年へ。願望から伝説が生まれた若返りの泉

「若さの泉」は、入るだけで老人が瞬く間に若返るとされた伝説の泉です。「若返りの泉」「青春の泉」とも呼ばれています。 西洋でいつ頃伝説が普及したかは定かではありませんが、中世時代にはあったようです。元々、水は不思議な力を持つと考えられており、...
聖書

アレキサンドリアの聖カタリナの絵画14点。車輪の拷問器具を壊した知的な聖女

アレクサンドリアの聖カタリナ(287-305年)は「十四救難聖人」に数えられる聖女です。シエナの聖カタリナという同名の聖女がいる為、アレクサンドリアと出身地を前に付けて区別しています。 アルメニア王の娘として生まれた彼女は最高の教育を受け、...
聖書

よきサマリア人の絵画13点。永遠の命や隣人愛とは何かを問う、キリスト教のたとえ

「よきサマリア人のたとえ」は新約聖書のルカの福音書に記されている、キリストが語った永遠の命や隣人愛に関するたとえ話です。 ある日の事。律法学者はキリストを試してみようと、「何をしたら永遠の命が得られるのですか?」と問い掛けました。それに対し...
聖書

キリストの嘲笑の絵画15点。囚われの救世主は、民衆に野次られ攻撃されてしまう

「キリストの嘲笑」は、民衆たちによって嘲笑されるキリストを描いた作品を指します。 裏切者ユダによってキリストは逮捕され、懐疑の目を向ける民衆たちの前に晒られてしまいます。大司祭に「お前が神の子ならば奇跡を起こしてみせよ」と言われ、「嘘なんだ...
新約聖書

ラザロの復活の絵画14点。キリストの奇跡によって死後4日目に蘇生する聖人

ラザロは死を迎えたものの、キリストによって復活した聖人です。 「ヨハネによる福音書」によれば、ある日キリスト一行は友人であるラザロが病気であるという知らせを受けます。彼等は急いで駆けつけたものの、既に手遅れとなり、死後4日が経っていることを...