近世・近代 | ページ 2 | メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

近世・近代

古典文学

フォルスタッフの絵画14点。シェイクスピアのヘンリー四世に登場する、強欲な老騎士

フォルスタッフはシェイクスピアの戯曲「ヘンリー四世 一部&二部」と「ウィンザーの陽気な女房たち」に登場する老騎士です。 大酒飲みで肥満体、臆病者で好色、強欲で嘘つき、追い剥ぎをするごろつきの悪人という、ダメダメな騎士ですが、頭が切れてユーモ...
歴史

サーカスの絵画15点。アクロバティックな技で観客を楽しませる曲芸師たちの姿

様々な芸や技で観客を魅力し、楽しませる見世物サーカス。 古代ギリシャやエジプトでは、ジャグリングなどをパフォーマンスする曲芸師がいました。そして、古代ローマの円形競技場で曲芸が催されるようになり、円形を意味する「circle」がサーカスの語...
歴史

仮面舞踏会の絵画13点。イタリア ルネサンスより流行った、素性を隠す妖しき祭典

仮面舞踏会(マスカレード)は15世紀のイタリアより始まった、仮面を被って素性を隠し参加するダンスパーティーのことです。 イタリアのヴェネツィアでは、仮面を被って踊る「ヴェネツィア・カーニバル」が1162年頃に興りました。また、中世後期の宮廷...
歴史

ネロ帝の絵画14点。母と師を殺めキリスト教徒を迫害した、暴君とされるローマ皇帝

ネロ(37-68年)はローマ帝国の第五代皇帝で、暴君として知名度が高い人物です。 母はアグリッピナで父はグナエウス。アグリッピナは夫の死と現皇帝カリグラの死により、新しく皇帝となった叔父のクラウディウスと結婚する事になりました。彼女の陰謀に...
図像学・技法

猿の絵画13点。17世紀のフランドルで流行した、人を猿に置き換える風刺&民衆画

猿がまるで人間のように描かれた絵画を見たことがあるでしょうか。 猿が絵を描いていたり、彫刻をしていたり、お茶をしていたり、煙草を吸っていたり・・・。猿の絵画が登場したのは16世紀頃で、ブリューゲルなどのフランドル画家が始まりとされており、1...
歴史

オダリスクの絵画13点。オリエンタリズムに流行った、エキゾチックなハレムの美女

オダリスクはイスラムの君主(スルタン)に仕え、ハレムにいる寵姫、または女奴隷のことを指します。 一夫多妻制であるイスラム社会は、ハレムと呼ばれる居室に何名かの女性を住まわせていました。彼女たちは奴隷の身分ではありましたが、スルタンが気に入り...
歴史

オリエンタリズムの絵画14点。アジア世界に興味を抱き、近代に流行した東方趣味

オリエンタリズムは西アジア周辺への憧れや関心を軸にした、西洋近代の芸術風潮です。東方趣味、異国趣味などと訳せます。18世紀頃に始まったとされ、19世紀頃に最盛期となりました。 「オリエント」という語は「昇る」という意味から来ており、東側から...
古典文学

シェイクスピアの悲劇オセローの絵画16点。部下に騙され妻を殺すムーア人の指揮官

「オセロー」はシェイクスピア作の四大悲劇の一つであり、部下の奸計によって妻を殺めた指揮官の物語です。 オセローはムーア人のヴェニス指揮官です。尊敬されていた彼はデスデモーナと愛し合い、結婚します。幸せな日々が続くと思いきや、部下イアーゴーは...
古典文学

シェイクスピアの悲劇リア王の絵画14点。コーデリアを捨てた王は狂気の道を進む

「リア王」はシェイクスピア作の四大悲劇の一つで、三女を信じなかった為に悲劇を招いた王の物語です。 ブリテン王リアは、三名の娘に王国を譲ることにしました。ただし、「わしに愛を告げてくれるなら」という条件がありました。上の二人はおべっかを使って...
神話・伝承

夢魔と悪夢の絵画13点。フュースリから派生した、美女に忍び寄る不気味な悪魔

夢魔は睡眠中の人の夢に現れて、交わりを持とうとする悪魔の一種です。 男性の夢魔はインキュバス(インクブス)、女性の夢魔はサキュバス(スクブス)と呼ばれています。コウモリに変身して部屋に侵入し、理想の相手を模したり、超絶美形の姿となったりして...
古典文学

シェイクスピア作マクベスの絵画16点。血塗られた王は魔女達の予言通りに絶命する

「マクベス」は1606年頃にシェイクスピアによって書かれた戯曲です。実在のスコットランド王であるマクベスをモデルとしており、「ハムレット」「オセロ」「リア王」と並び、四大悲劇とされています。 ダンカン王に仕える将軍マクベスとバンクォーは戦争...
古典文学

ハムレットの恋人オフィーリアの絵画13点。理性を失って命を落とした悲劇の女性

オフィーリアはシェイクスピアの四大悲劇の「ハムレット」に登場する王子ハムレットの恋人です。彼が狂気を装って父親を殺したせいで理性を失い、川へ流されて亡くなってしまいました。 現王を暗殺して父親の復讐を果たす為に狂ったふりをしているハムレット...
画家

オーギュスト・ルノワールのマイナー絵画15点。こんな作品も描いた印象派の巨匠

ピエール・オーギュスト・ルノワール(1841-1919)はフランスの印象派の画家です。 彼はリモージュという町に生まれ、3歳の時にパリに移りました。十代の時に磁器の絵付きや扇子の装飾などの仕事を行い、20歳の時に画家になろうと決意。アカデミ...
画家

ディエゴ・ベラスケスの絵画14点。バロックを代表するスペイン黄金時代の巨匠

ディエゴ・ベラスケス(1599-1660)は、バロック時代における画家です。17世紀スペインの最も偉大なる画家と言っても過言ではなく、多くの画家に影響を与えています。 ベラスケスは南部の都市セビリアに生まれ、11歳頃に画家のフランシスコ・パ...
画家

ピーテル・パウル・ルーベンスの絵画15点。バロックを代表するフランドル界の巨匠

ピーテル・パウル・ルーベンス(1577-1640)はバロック期に活躍したフランドルの画家、外交官です。 両親は迫害によりベルギーのアントウェルペンからドイツへと避難し、そこでルーベンスを生みました。彼が10歳の時に父親が亡くなり、故郷へと戻...
画家

近代絵画の父ポール・セザンヌのダークな作品16点。感覚の実現を追究した画家

ポール・セザンヌ(1839-1906)はフランス出身のポスト印象派の画家です。 ロマン主義的な作風を手掛けた後、印象派グループに在籍しておりましたが、独自の画風を確立してピカソやマティス、ブラックなどの現代画家に強い影響を与えました。その為...
展覧会

「大エルミタージュ美術館展」へ行ってきました!混雑状況や感想、おすすめ絵画は?

8月18日(金)に名古屋の愛知県美術館で開催されている「大エルミタージュ美術館展」へ行ってきました! こちらはロシア大帝のエカテリーナ二世が収集した、1万7千点以上もの絵画コレクションの中の一部をお借りして、「オールド・マスター 西洋絵画の...
歴史

暗殺の天使シャルロット・コルデーの絵画12点。フランスの革命者マラーを殺した女性

シャルロット・コルデー(1768-93)は、ジャコバン派の指導者の一人マラーを暗殺した女性です。 フランスのノルマンディーに住む貧乏貴族の元に産まれた彼女は、劇作家ピエール・コルネイユの子孫でした。13歳の時に母が亡くなり、修道院へ入りまし...
歴史

マラーの死の絵画13点。恐怖政治を強いたフランス革命指導者は、女に暗殺される

ジャン・ポール・マラー(1743-93)は、フランス革命におけるジャコバン派の指導者の一人です。 マラーはスイスの家庭に生まれ、ヨーロッパ各地で勉学に励んだ後、ロンドンで医者になりました。30代の頃にフランスに呼ばれ、6年間王の弟であるアル...
図像学・技法

テネブリスム(暗黒主義)の絵画13点。カラヴァッジョから始まる光と闇のコントラスト

テネブリスム(暗黒主義)は光と闇の強いコントラストを用いた絵画の様式です。 17世紀のバロック期において流行したスタイルで、暗闇の中に強い光源を当てた人物を配置したり、夜中にほのかな蝋燭の光を当てて人物を浮かび上がらせたりするのが特徴です。...