メメント・モリ -西洋美術の謎と闇- | ページ 27 | ダークサイドの西洋美術にまつわる絵画をご紹介
聖人

聖アントニウスの誘惑の絵画8点。フルボッコ作戦で堕落を迫る悪魔と、耐える爺さん

聖アントニウス(アントニヌス、アントニーとも)は251年にエジプトに生まれ、キリスト教徒として生きた聖人です。 20歳の頃両親と死別し、隠遁者として砂漠で瞑想と苦行に身を投じました。苦行中に悪魔が現れ、彼をどうにか堕落させようと豊満な女性の...
聖人

聖アントニウスの誘惑の絵画8点。お色気作戦で堕落を迫る悪魔と、耐える爺さん

聖アントニウス(アントニヌス、アントニーとも)は251年にエジプトに生まれ、キリスト教徒として生きた聖人です。 20歳の頃両親と死別し、隠遁者として砂漠で瞑想と苦行に身を投じました。苦行中に悪魔が現れ、彼をどうにか堕落させようと豊満な女性の...
中世・ルネサンス

フランドル絵画の巨匠、ファン・エイク兄弟の作品7選。油彩画の偉大なる発明者

ファン・エイク兄弟は初期ネーデルラント絵画を語る上で、最も重要な存在です。 兄フーベルトと弟ヤンは優れた画家で、特に弟の技術は「神の手を持つ」と称されたほどでした。また、二人は油彩画を発明したとして有名です。当時はテンペラ画が主流で、油絵具...
展覧会

2017年の展覧会、ティツィアーノとヴェネツィア派展。ルネサンスの黄金期の絵画

2017年1月21(土) ― 4月2日(日)より東京都美術館で「ティツィアーノとヴェネツィア派展」が開催されます!イタリアルネサンスの巨匠ティツィアーノとヴェネツィア派の人たちが大集結し、70点近い絵画と版画が展示されます。ヴェネツィア派は...
聖人

【絵画10点】竜は下僕。竜の体内から出て来た聖女、アンティオキアの聖マルガレーテ

アンティオキアの聖女マルガレーテは聖マルガリータとも言い、3世紀後半頃に生きた聖女です。 アンティオキア(現在のトルコ)に生まれた彼女はキリスト教の信仰心が芽生えましたが、異教徒の地方高官から「キリスト教を捨て、俺と結婚しろ」と迫られます。...
絵画

ミカエルがサタンを踏み付ける絵画9点。圧倒的戦力すぎて、天使が悪魔を虐待中

聖書で有名な物語として、大天使ミカエルが反逆したサタン(ルシファー)と戦い、地の底へ突き落した話があります。天使であったサタンは傲慢の心が芽生え、他の天使たちと共に神に謀反しました。神は大天使ミカエルを呼び、サタンに対抗させました。一説には...
聖人

キリスト教の聖人 聖ゲオルギウスの竜退治 9連発!突き刺し方も十人十色

聖ゲオルギウスは聖ジョージ、聖ジョルジュなどとも言われている聖人の一人です。古代ローマ末期の殉教者で、竜退治の話が多く語り継がれています。なんでもカッパドキアのラシア付近に狂暴な竜が住み着いてしまい、羊の生贄、果てには人間の生贄を要求するよ...
生と死

廃墟を描き続けた画家モンス・デジデリオの絵画9選。迫りくる世界崩壊を幻視した者

崩れゆく聖堂に、朽ち果てた廃墟。白く浮かび上がる彫刻群は白々しく鑑賞者を見据える。燃え上る業火はすべてを焼き払い、世界を灰塵に帰す・・・。これが、モンス・デジデリオの作品イメージです。とにかく崩壊していく建物、廃墟の作品が多く、このような幻...
ヒエロニムス・ボス

ボスの故郷にある専門施設、ヒエロニムス・ボス・アートセンターに潜入!

オランダのデン・ボッシュ(ス・ヘルトーヘンボス)には、ヒエロニムス・ボス・アートセンターたる施設があります。そこはなんと、全てレプリカではあるものの、ボスの作品全てが原寸大で展示されています。教会を改築して作ったそうで、外装は教会で内部は幻...
中世・ルネサンス

日本初開催「クラーナハ展―500年後の誘惑」が2017年4月まで大阪の美術館で!

現在、「ルーカス・クラーナハ展-500年後の誘惑」が2016年10月15日(土) 〜 2017年1月15日(日)の期間中、東京の国立西洋美術館で行われています。なぁんだ、もう開催されてるじゃん、と言わないでください。2017年1月28日(土...
ヒエロニムス・ボス

怪物好きにお勧めのラインスタンプ!画家ヒエロニムス・ボスがモチーフのスタンプ

2016年11月16日(水)より、クリエイターズスタンプ「異形の怪物たち」が販売となりました!
神話・伝承

神曲のルシファー(ルチーフェロ)の絵画9点。地獄の悪魔の主は、人間くわえてます!

「魔王ルシファー(ルチーフェロ、ルシフェルなど)はかつて美しい天使であったが、神に反逆した為に醜悪な堕天使となってしまった。ルシファーは半身を氷漬けにされ、地獄の中心に幽閉されてしまった。魔王は三つの顔を持ち、それぞれにイエス・キリストを裏...
中世・ルネサンス

ドイツの画家グリューネヴァルトの絵画8点。どこまでも痛々しくリアルに描く画家

マティアス・グリューネヴァルトは16世紀に活躍したドイツの画家です。代表作は表紙の作品「イーゼンハイムの祭壇画」。美術を知っている方は見たことがあると思います。中世時代のキリスト像はリアルを排し、抽象的な画風を好みました。ですが、この祭壇画...
展覧会

神秘的…。2017年3月の展覧会、アルフォンス・ミュシャの<スラヴ叙事詩>が日本へ

2017年3月8日~6月5日まで、東京の国立新美術館で「ミュシャ展」が始まります! ミュシャといえば美しい女性と花のイメージがありますが、今回の展覧会は一味違ったミュシャが楽しめます。彼が長年かかって描き上げた連作<スラヴ叙事詩>20点が初...
新約聖書

最後の審判 14作品 ― 天国か地獄か。世界の終末に訪れる、全人類への神の審判

「最後の審判」という言葉はゲームや本で聞いたことがあるのではないでしょうか。 最後の審判はキリスト教を筆頭に、ある種の宗教が持つ終末論的観念で、世界の終焉が訪れて破滅した後に神が降臨し、全人類の罪を神が審判し、天国か地獄行きか決めるという信...
ソフト・アプリ

ヒエロニムス・ボスの作品がVRで観られるアプリ。快楽の園の中へ飛び込もう!

2016年2月より配信されたBosch VR。 こちらのアプリはなんと、ヒエロニムス・ボスの作品「快楽の園」がVRで体験できるのです!没後500年を記念して作られたようで、ボスの世界に迷い込んだかのような気持ちが味わえること間違いなしです。
展覧会

2017年4月、バベルの塔展が開催!ブリューゲルとボスが日本の展覧会へ来る…!

2017年4月18日から7月2日までブリューゲルとボスの展覧会「バベルの塔」展が、東京の国立国際美術館で開催されるそうです。バベルの塔は実に24年ぶり、ボスの作品は2015年に「愚者の石の切除」が来日しましたが、今回は違う作品が二点やって来...
生と死

ヴァニタス13点 ― 世は静物画のように虚しい。髑髏や果物等の象徴を描いた絵画

ヴァニタスはラテン語で「空虚」という意味であり、人生の虚しさ、虚栄の無意味さを静物画で表した寓意作品のことを指します。16~17世紀の北ヨーロッパ(フランドルやネーデルラント)で盛んに描かれ、多大な影響を周囲に与えました。描かれる静物は頭蓋...
生と死

【絵画10点】 死の舞踏と死の勝利 ― 恐怖に染まった狂気の民衆は、仄暗い街で踊る

死の舞踏は14~15世紀の中世末期の西洋で広まった寓話、もしくは美術的様式です。 有名な呼び名ですと「ダンス・マカブル(フランス語)」があります。諸説ありますが、14世紀のフランス詩に「死の恐怖に人々が半狂乱になって踊り狂う」という一説があ...
生と死

【絵画11点】儚き世、死を想え。―メメント・モリは中世ルネサンスの宗教的スローガン

メメント・モリはラテン語で「死ぬことを忘れるな」という意味の、宗教的スローガンです。人間はいつか必ず終わりが来る。地位や財産を持っていても、無一文でも平等に死は訪れます。明日歩いていたら、突然悪魔に魂を抜かれるかもしれない。死神が鎌を持って...