新約聖書 | ページ 3 | メメント・モリ -西洋美術の謎と闇-

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聖母の戴冠の絵画12点。昇天したマリアは神とイエス・キリストに王冠を授けられる

「聖母戴冠」は、マリアが天上で神によって王冠を授けられている絵画のことを指します。 聖書にはそのような記述はありませんが、マリアは死して三日後に復活を果たし、天国へと昇って行ったとされています。そこで彼女は戴冠を受けるのです。王冠を授ける者...
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聖母の被昇天の絵画12点。マリアは死後、天使に連れられて天国へと上昇する

カトリック教において、聖母マリアは亡くなったあと三日後に復活し、天国へ昇天したとされています。 「聖母の被昇天」と呼ばれるマリアの復活の場面はたくさんの画家に描かれ、ルネサンスやバロック時代を中心に残されています。伝説では三日後に聖トマスら...
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聖母マリアの死の絵画12点。キリストの母は永遠の眠りについて天国へ昇っていく

キリスト正教会によると、マリアは晩年をエルサレムで過ごしたとされています。彼女は己の死が近いことを悟って近辺の整理をし、その訪れを待ちました。すると、ばらばらに旅をしていた12使徒全員が家を訪ね、悲しんで口々に別れを惜しみました。マリアは最...
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「この人を見よ(エッケ・ホモ)」の絵画15選。ピラトに示されたキリストは民衆に晒される

「エッケ・ホモ」はラテン語で「この人を見よ」という意味であり、ローマ帝国の総督ピラトが発した言葉です。 キリストは有罪となって磔刑を宣告され、鞭を打たれて茨冠を被せられました。そしてうるさく騒ぎ立てる民衆の前に引き出されました。その時にピラ...
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「我に触れるな」の絵画16点。復活したキリストがマグダラのマリアへ告げた言葉

「我に触れるな(ノリ・メ・タンゲレ)」はキリストが復活した後、最初に出会ったマグダラのマリアに向かって放った言葉です。 ヨハネの福音書によれば、キリストが埋葬された墓地へマグダラのマリアと女たちが行くと、墓が暴かれているのを目の当たりにしま...
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反キリスト(アンチキリスト)の絵画14点。終末に現れる、獣の数字を持つ邪なる存在

反キリストは邪悪なる偽の救世主のことを指します。 キリストが善なら彼は悪。真実に反し、悪魔の具現化した存在だとされています。反キリストを象徴している獣の数字666は有名ですね。ヨハネの黙示録において、反キリストと悪の王たちは嘘の説教で人々を...
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十二使徒のゼベダイの子ヤコブ(大ヤコブ)の絵画12点。雷の子と呼ばれた激しき聖人

ヤコブはキリストが選んだ十二使徒の中の一人で、使徒ヨハネの兄です。ヤコブが何人もいる為、ゼベダイのヤコブ、大ヤコブと呼ばれています。以下、大ヤコブと記述させていただきます。 彼は父親とヨハネと共に漁船で網の手入れをしていたところ、キリストに...
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世界の救世主という主題のキリストの肖像画14選。ダ・ヴィンチも描いた宗教モチーフ

「Salvator Mundi (サルヴァトール・ムンディ)」は世界の救世主という意味のラテン語で、右手は祝福の印、左手は世界を象徴する球体を持ったキリストを描いた宗教的な主題を指します。このテーマは特に北方ルネサンスの者達に人気があり、ル...
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どうしてこうなったキリストの絵画12点。救世主よ、顔が溶けておられます 【第二弾】

キリスト教の始祖イエス・キリストは過去から今まで、数多くの画家に描かれてきました。ピエタや悲しみの人、磔刑など新約聖書のすべての物語は絵画で表現されてきました。長い期間の間に「茶の肩までの長髪で、髭を生やした痩せた男性」というキリスト像は形...
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キリスト「悲しみの人」の絵画14選。罪を背負って苦しみ血を流した救世主の肖像画

「悲しみの人(Man of Sorrows)」はキリストを表現する作品の中において、苦しみ悲しんでいるキリストの肖像的な宗教画のことを指します。基本、胸の傷と手の釘の傷を見せた姿で描かれ、時には茨冠を被ったり、十字架や棺桶、拷問具などがあっ...
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十字架を背負うキリストの絵画14点。重さに苦しむ救世主と凶悪な態度を示す民衆

新約聖書の終盤において、イエス・キリストはユダヤ教の者とローマ人に捕まり、裁判の後に死刑を宣告されます。そして、自らが磔となる重い十字架を背負い、丘を登ることになるのです。 丘はゴルゴダの丘と呼ばれ、「しゃらこうべの地」という意味があります...
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受胎告知の絵画15選。処女マリアは天使ガブリエルに告げられる。神の子を宿したと

受胎告知は新約聖書の物語の一つで、マリアがイエス・キリストを懐妊したことを天使に告げられる話です。 ある日、処女マリアの元に天使ガブリエルが降りてきます。天使は「おめでとうございます。貴女は神の子を身籠りました」と告げると、彼女はひどく驚い...
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東方三博士の礼拝の絵画15点。イエス・キリストの生誕を、東方の賢者達が祝福する

東方三博士(三賢者)の礼拝は、新約聖書の物語の一つです。 ある日、エルサレムに東方からやって来た占星術の博士だという旅人たちが来ました。彼等は都に着くと、人々にこう訊ねました。「ユダヤの王は何処ですか? 我々はその方の誕生を星で見たのです」...
彫刻

ピエタ (慈悲の聖母) の彫刻11選。ミケランジェロ以外にもある、個性的な聖母子像

ピエタは聖母子像の中で、息子キリストの遺体を抱く母マリアを表した作品のことを指します。哀れみ、慈悲という意味を持ち、マリアが悲しみや嘆き、慈悲の表情を浮かべています。絵画、彫刻において人気のある主題であり、多くの作品が残っております。  ピ...
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ピエタ (慈悲の聖母) の絵画12選。息子キリストを失い、悲嘆に暮れるマリアの作品

ピエタは聖母子像の中で、十字架から降ろされたキリストの遺体を抱くマリアの姿を表した作品のことを指します。哀れみ、慈悲という意味を持ち、ぐったりとした息子を母が抱きかかえており、悲しみや慈悲の表情を浮かべています。絵画、彫刻において人気のある...
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ヨハネの黙示録で封印が解かれた時、四騎士が現る。支配と戦争と飢饉、死を運んで

四騎士は新約聖書の「ヨハネの黙示録」に登場する、人々に災厄をもたらす神の使い的存在です。 英語では「馬に乗る四名の者(four horseman)」と言われており、騎士とは異なるのですが、日本では四騎士と呼ばれているので、それに準じさせてい...
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18点の絵画で学ぶヨハネの黙示録。終末のラッパとサタンとの戦い、最後の審判へ

「ヨハネの黙示録」は新約聖書の最後に載っている物語で、人類の終末が語られています。 ある日、ヨハネはパトモス島で神の預言を受け、今から話すことすべてを書き留め、後世に残しなさいと言われます。七つの教会へメッセージを送り、神の御座で七つの封印...
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ユダの接吻の絵画13選。キリスト教における裏切者の親愛のキスは、背徳の合図

ユダの接吻は、新約聖書においてユダがイエス・キリストを売る為に行った行為の場面です。 最後の晩餐の翌日、キリストはゲッセマネの園にいました。三名の使徒と共にいると、なにやら足音が聞こえてきます。明かりと武器を持った、ユダヤ祭司長の兵士一団が...
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13人の画家が描いた最後の晩餐。使徒達の晩餐風景やユダの姿を絵画で読み解く

最後の晩餐はイエス・キリストが処刑される前夜、弟子の十二使徒と共に夕食をとり、意味深な会話をした新約聖書の物語です。 最後の晩餐をした使徒はペトロ、アンデレ、大ヤコブ、ヨハネ、フィリポ、バルトロメオ、トマス、マタイ、シモン、小ヤコブ、タダイ...
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【絵画11点】トリニティ顔。神とキリストと聖霊が三位一体となり、頭に三つの顔を表現

三位一体。それは「神 (父)」「キリスト(子)」「聖霊」の三体を合わせると、「唯一神」となると言った考え方です。 キリスト教は唯一神の宗教です。多神教の神は悪魔とみなし、キリスト教の教える神のみが「神」と考えておりました。しかし、キリスト教...